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動物の死

回答数回答 1
有り難し有り難し 6

動物が大好きです。自分の飼っているペットでなくても、例えばご近所の猫がなついてきたり、庭に住み着いた野生のニワトリが雛をつれてエサをねだりに来るのは、可愛くてしかたがありません。
この子達が死んだ時はきっととても辛いと思います。すでに、雛が大きくなれずに鷹のような鳥に食べられたりするのを目の当たりにすると、数日は涙が止まりません。

これは、執着でしょうか。どうしたらいいのでしょうか。

2023年9月5日 13:28

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

執着です

執着か執着じゃないかと問われたら、たしかに執着ですね。
ただ、その執着を無くすには仏教を学んだりする必要があり、簡単にはなくならないのも現実。
2500年前にお釈迦様(ブッダ)が80歳で亡くなったときも、ブッダの弟子の中、悟っていない人は、ブッダの死に悲しんだりうろたえたりしたのですから。
ブッダ自身は「諸行無常だから誰でも死ぬのが普通だよ。だから悲しむ必要はないよ。」と説き続けていたのですが、そのお弟子にさえ、悟っていない人がいたのです。
まして私達は、執着や悲しみ・怒りが残っていて当然です。
ただし、心は無常。
悲しみも怒りも、心を通り過ぎる一過性のお客様にすぎないと思いましょう。

2023年9月6日 12:53
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有り難し
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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

とてもわかりやすいご回答をありがとうございました。悲しむのではなく、仏の教えに導いてくれたと動物たちに感謝して生きていきたいと思います。

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