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病気を患い仕事や人生の向き合い方に悩み

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40代男性です。妻子持ちですが単身赴任のため、週末だけ家族という生活をしています。
仕事はノルマがきつく、業績志向や人間関係にも疲れストレスが溜まっています。なかなか成果が上がらず、自信も失いながらも、家族のため我慢しながら(皆多かれ少なかれだと思います)仕事を続けています。

その折、先日奇跡的に早期に病気が見つかり手術を受けることになりました。無事に切除でき初期だったので安堵しています。
日頃仏壇への朝夕のおつとめや菩提寺への参拝など欠かさずしており、今回神仏やご先祖様のご加護を感じない訳にはいきません。

悩みというのは、今後の自分や仕事への向き合い方についてで、
・自身の修行と思い今の仕事をもう一息頑張る。
・自分と家族のために体を労わる(仕事の仕方を考え直したり、転職も考える)
どうしたものかを悩んでいます。

仮に余命宣告があったなら、迷いなく後者を選ぶのかなと思いながら、楽な方に何か逃げるかのように思えなくもなく、とは言ってもこの病気を1つの転機にし、生き方を考え直しなさいというメッセージにも思えてなりません。
もしくは途中で仕事や責任を放り投げるような後ろめたさ、面倒は起こしたくないと言ったような感情が決断への二の足を踏んでいるのかもしれません。

お釈迦様の一切皆苦、中道の教えなどございますが、こうした場合どう考え、どう自分に活かしていけばよいのでしょうか?
ヒント、アドバイスを頂けたら幸いです。
よろしくお願いします。

2023年9月7日 21:31

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

活路を見出すためにこそ一期一会に深く参ずる

一期一会なるがゆえに、自分の選択も一期一会で新しい捉え方や新しい活路を見出しましょう。
「自身の修行と思い今の仕事をもう一息頑張る」
👉修行=厳しいことと考えているのであれば、若き日の釈尊と同じく苦行です。苦行=修行ではありません。修行=安楽行=仕事と捉えなおして、安心して仕事に取り組める態度や柔軟性を鍛えましょう。
世界の事象は宇宙単位では毎日同時同期同事が起きているだけ。そこに人という個人個人が個人的で偏った受け止め方をしているだけなのですから、そこを改変改良していく生き方が理知的な禅仏教です。
※別に禅という特殊な宗派があるのではなく、物事の本質が先にあり、人の解釈が後から添えられているだけなので、その後から思い込んだ固定的で一面的な考えを一期一会で拭い去る。
「自分と家族のために体を労わる(仕事の仕方を考え直し、転職も考える)」
👉ご近所でお子さんが大学生ですが、仕事を変えた方がおられます。最近明るくてお子さんと買い物などをされている姿をお見掛けいたします。人と仕事との出会いというものは、まずきちんと精査されるべきことであろうと思います。段階を踏んでの職に就くということであっても、いざやってみて合わないものは合わない。会う職務であっても人間同士の合う合わないもある。理想やきれいごとで変えられるならばこの世に作用として存在する苦しみなんぞはとっくに解決されているはずです。
仕事というものは会社サイドからするとその人がいてくれないと困るというだけなのでやめさせないように心理誘導しますが、そもそもダーク企業をみても、やめさせないように低賃金で追い込んでプレッシャーでエゴイストが情報弱者を無理やり続けさせているだけのことです。わが身わが家族のためにこそより良い活路を見出しましょう。
一切皆苦とは、一切は自由であると捉えるべきです。
苦しい、苦しみではない。
一切が苦しみならば、寝ている間、お風呂に入っている間も苦しみになる。
一切皆苦とはあなたの自我とこの世で共存している現実とが分離しているというだけのことです。だからこそ、自由であり、だからこそ思い通りにならないということです。だからこそ、会社にとってもあなたがやめようが継続使用が思い通りにはならないので自由にされてよいのです。人間の固定見のない様子が中道。オレが私が自分がということを離れて自由になりましょう。

2023年9月8日 8:19
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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

丹下様、回答頂きありがとうございました。
以前TVでお坊さんが、修行について「やらされるものではなく、やりたいと思うものだ」「この道で生きていくという覚悟をしているものだ」「嫌々やっていては、何年修行しても身にならない」など話されていて、なるほどと思ったことを思い出しました。
頭で知っていたことでも、自身の悩みに直面した際に理解が浅いことに気づかされます。
もっと深く自身を見つめなおしたり、お釈迦様の教えの本来の意味を勉強したいと思いました。
今回初質問でしたが、親身に回答頂きありがとうございました。

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