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職場に行きたくないです

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有り難し有り難し 7

教師をしています。責任の重い役職につき、その重圧に潰されそうです。仕事が上手くまわりません。どんどん自分に自信が無くなり、授業も上手くできなくなりました。同じ学年の若手の先生は生徒から慕われていて、私が教えている生徒からもその先生に教えてもらいたいという声があがっています。皆をまとめる立場であるにも関わらず授業もまともに出来ないなんて、もうこの仕事をやっている意味がありません。

正直、仕事を辞めたいですが、家族を養っていかなければならないので、それもできません。

誰からも必要とされない。周りに迷惑ばかりかける。そんな自分に生きている価値があるのか?もう消えてしまいたいです。

2023年9月26日 15:38

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自信を持たなくても良い。ただ自分を知るのです。

あなたに本音が言える子供がいるということは、あなたに心を開いている証拠でしょう。
合う人がいれば合わない人もいる。子供もみんな合うわけではないですし、心配いりません。担任されているならみんなあなたに期待しているのです。
授業の方法など小手先ではなく人と人として、向き合うこと、子供を認めること他の先生も認めること、それがあなた自身を認めることになり、教師生活を救います。

若い先生が人気なのは当たり前です。若さが武器なんですから、あなたはあなたのやり方でやれば良い。勝負ではなく役割です。

重要なポストを与えられたということはあなたを認めている人がいるということ、それは必要とされているということでしょう。
そして家族にも頼りにされているのでしょう。
私も教員をやっているので大変さはよくわかります。
人を育てるためにあなた自身が自分自身と向き合い大切なこと、宝物は仏法であることに目を向けてほしい。
それが教育の根本です。
仏法とは事実、目耳鼻舌身体で感じる事実その感覚で学んだことは、言語化できなくても尊い学びです。知る前には戻れないほど確かな学びです。
そしてその時っきりで跡形もなく消える。それが無常ということ。だからこそ明日は昨日とは違う、変化するのです。比較ではないリアルな生活の中に救いがあります。
興味があれば禅を学んでください。体で体感して学んでください。頭で学ぶのではなく体で学んでください。それが自分を知る道となり、教育の根本を作ります。

2023年9月26日 19:52
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有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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あなたの心にゆとりを持って下さい

拝読させて頂きました。
あなたの辛いお気持ちを読ませて頂きました。詳細なことはわからないですけれど、あなたが自分に自信持てずにとても追い込まれてしまっておられることは伝わって参ります。あなたのその辛いお気持ち心よりお察しします。

ひとまずゆっくりと一息ついてみて下さいね。あなたのその張り詰めた緊張からあなたの心をほぐしてあげて下さい、ゆるめてあげて下さいね。
ピンと張り詰めた糸はほんのわずかな衝撃ももろに受けてしまい大きく反応して切れてしまいます。
人間でも何でも適度(テキトウ)なゆるみやゆとりが必要なのです。
先ずはあなたの心と身体をゆっくりと休めてあげて下さい。仕事のこと悩みはとりあえずちょっと手放しましょう。
或いはあなたのその張り詰めたお気持ち辛いお気持ちをここに書いて私達と共有なさって頂き心を軽くなさって下さい。重石を置いていきましょう。
そしてあなたをいたわってあげて下さいね。
おそらくあなたは今までも様々な局面であなたなりの方法で乗り越えていらしたでしょうからね。あなたの心に余裕が出てくれば様々な対応ができる様になることでしょう。
どうか決して自分を責めず追い込まないで下さいね。
ひとまずあなたの疲れた心と身体をいたわり休めて下さい。
ものごとも人も何とかなっていくものですし、どうとでも変わっていくのです。
繰り返しですけれど、あなた自身にゆとりを持って余裕を取り戻して下さいね。

あなたがこれからもあなた自身を信じてゆとりを持って人に接しあなたらしく充実なさって仕事にもプライベートでもお向き合いなさって下さいます様に切に祈っております。そしてあなたを心より応援させて頂きます。
またぜひあなたのお気持ちをお聞かせ下さい、あなたを心よりお待ちしてます。

2023年9月27日 6:43
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。温かく、そして親身になりかけてくださったお言葉に感謝です。自分は必要もないのに他人と比べ、多くを望み過ぎていたのかもしれません。そしてそれを獲得出来ないと勝手に苦しんでいたように思います。もっとゆとりをもって、他人も自分も認められるように精進して生きたいと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ