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夫にもう、温かい愛情を注げないです

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今日は夫も私も仕事が休みでしたが、私は1日家で2歳の息子の面倒を見て、夫は早朝から自由に出かけていました。
夕方に帰ってきたのですが、私はだっこでお昼寝中の息子を抱えていたため、ソファから「おかえり」と言いました。
すると夫の態度が豹変。いかにも「イライラしてます」という顔で無言でドスドスドスと歩き、音を立てながら扉を閉めたり物を置いたりし、舌打ちやため息を何度も何度もしながら食器洗いと息子のおもちゃの片付けをはじめました。

「あとでやるからそのままでいいよ」「正直そんな態度でされても嬉しくないよ」と伝えたところ、「どうせできないだろ!」「別に喜んでほしくてやってるんじゃない!」「これでもイライラを抑えてる!」と怒鳴られ、ショックで立ち直れません。

「今日1日息子を見ていてくれてありがとう、おかげで休日自由に使えた」「あとはやっておくから大丈夫だよ」の気持ちからではなく、今日いかに私の家事ができていなかったかを見せつけるためだけにやっているようです。

前々から自分が帰宅時に少しでも家事が片付いていなかったり、私が体調不良で横になっていたりすると不機嫌になる夫。
普段から食器は片付けない、脱いだら脱ぎっぱなし、ゴミも置きっぱなし、手紙も荷物もどんどん積み上げ食卓に置きっぱなしの夫。息子よりスマホを見てばかりの夫。
私が毎日どれだけ家をきれいにしてもありがとうも言わないくせに、たった1日、たったひとつの家事ができていないだけでイライラを家中に撒き散らす夫。
以前忙しくて手が回らないときに「手伝ってほしい」と言ったときも、「なんでやることが多い時だけ頼むの!?」と言われ、一番助けてほしい時でさえ助けてもらえないんだ…と絶望したこともあります。

自分勝手な態度で、平気で人を傷つけるような言葉をぶつけてくる夫に、もう温かい愛情など注げなくなってしまいました。
現在第2子妊娠中で、だっことイヤイヤ真っ只中の2歳児の世話もしていて、仕事も続けながら自分の時間なんてほとんどゼロで毎日家事をしています。

これ以上何を頑張ればいいのでしょうか。
たった1日、昼食の食器洗いができていないのも許されませんか。
イライラしながらでも家事をやってくれた夫に感謝や愛情の気持ちや湧かないなんて、私は妻として失格でしょうか。

夕方から涙が止まらず、深夜になっても眠れないです…

2023年10月1日 2:40

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まずは夫の能力(知能)を判定

男女間では、「言わなくてもそれくらい分かるだろう」が通じないことが多々あります。
だからこそ、はっきりと言葉で言う必要があるでしょう。
また、怒りやイライラの気分は脳内分泌物みたいなもので、例えば、旦那さんが家の外で嫌なことがあった日に、イライラの分泌物を持ったまま帰宅すると、家族に対してもイライラしてしまう可能性があります。
あなたが悪いわけじゃなくても、たまたま怒りの矛先になる場合がある。
そのような場合には、夫に「このイライラは妻が悪いんじゃなくて八つ当たりだな」と気付いてもらうためには、論理的思考に導くための「言葉で指摘」が役立つ可能性もあるでしょう。
反対に、あなたも育児や家事で蓄積したイライラ分泌物の余りを夫に向けてしまう可能性もある。
欲・怒り・怠け・プライドの煩悩は失敗やストレスの原因になりますよね。
夫婦は、お互いに相手が欲・怒り・怠け・プライドに溺れすぎないように、指摘(注意喚起)しあい、叱咤激励しあうのが理想だと思います。
勇気は必要ですが、今一度夫と言葉ではっきりと考えを述べあいましょう。
それで夫が理解してくれる(もちろん理解していても感情が暴走する日もありますが)か、まったく理解する能力(知能)がないのかをまず判定しましょう。
次に、仮に夫の知能が低いと判明しても、「こんな夫でもいないよりはマシ」と思えるかを判断しましょう。

2023年10月1日 7:57
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

願誉浄史さま

おはようございます。回答ありがとうございます。
回答を何度も読み、願誉浄史さまがおっしゃりたいことは何か、自分には何ができるのかをこの2日間じっくり考えておりました。

「いちいち言わなくても分かるだろ」はまさしく夫の口癖です。きちんと話してくれないと分からないと反論する私の方がおかしい、理解力がない、頭が悪いとよく言われます。
また、私の家事が思うように進んでいない日に不機嫌になるのは毎回必ずのため、たまたま外であった不愉快なことで八つ当たりしているわけではなさそうです。

根気強く伝えればきっといつか分かってくれるはず…そう信じてもう何年も何度も話し合いの場を作ろうとしてきましたが、どれも無駄でした。
そしてそのことにまた悩む日々でしたが、願誉浄史さまの回答の中に「理解する能力(知力)があるのかを判定する」とあり、「この人には人の気持ちを理解する能力がないと判定してしまってもいいのだ」と気づいたとき、どこか心の中でおさえこんでいた気持ちがすっと晴れたような気がしました。

子供の相手よりも自分のために家事を優先すべきという夫でもいた方がマシなのかどうかは…残念ですが、すぐには答えが出なさそうです。
ですが、夫の考えを逆手に取り、「家が綺麗だと気持ちがいいので片付ける」「作ってくれた人への感謝の気持ちを忘れないためにもあらゆるモノを大切に扱う」と捉え、夫のためではなく自分のために穏やかにすべての家事ができるよう、考え直してみようかなと思っています。
勘のいい人に「旦那さんへの愛情じゃなくて?」と聞かれたときには「さあね」と笑って流せるようなしたたかさを身につけられるよう、今日も笑顔で過ごしたいです。

このたびは大切な気づきのきっかけを与えていただき、本当にありがとうございました。
またどうぞ、よろしくお願いします。

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