わが子をイジメた子とその親が憎い
子どもは小学校の高学年です。
昨年度、学校でイジメに合いました。
先生にご相談してイジメたグループは厳しく指導されましたが、その後も先生に告げ口をしたと怒り、陰湿な嫌がらせをしてきます。
子ども達の親の何人かは私と知り合いですが、知らん顔で私に挨拶さえしなくなりました。
子どもはなるべく顔を合わさないように努力していますが、心の傷は癒えません。
母親として私は、イジメた子どもたちと知らん顔をしているその親への憎しみが決して消すことはできません。
何かバチが当たればいいのに・・・とすら思ってしまいます。
その子ども達にバチがあたることはあるのでしょうか。
なぜイジメられたほうが、小さくなったままで、イジメたほうが
大手を振って歩いていることが許されるのでしょうか。
お答えいただけますとありがたいです。
憎しみ
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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私も親です。イジメられたら腹が立ちます。
親は誰でもイジメという言葉に敏感になるものです。お気持ちはよくわかります。
私はイジメを犯罪だともっています。暴行、脅迫、強要などこれらはすべて犯罪ですよ。
子どものいたずらの延長線上で軽く考える加害者側の親がいるから、あとを絶たないのだと思います。
児童生徒の平成25年度自死者数は240名ですが、自死理由は、イジメが9名の4%という結果ですが、理由不明の123名、51%のうち、イジメによる自死が何人を占めるのかと考えると、恐ろしくなります。
毅然と対応されたあなたは、母親として立派です。よくお子さんを守られましてね。
イジメた子はもちろのこと、児童については親に連帯責任はあります。私が加害者の親なら、子を叱り飛ばして、被害者宅に伺い、土下座をしてでも深謝させます。二度と同じ過ちを繰り返させないために。
実際に彼らの行動は真逆ですね。なんだか、こちらにも帰責があるような感じがします。
逆に言えば、こんな親だから子供がイジメをするんです。
先ほど、犯罪という言葉を使いましたが、残念ながら仏さまは誰も責めません。悪いことをした人間(魂)を諫め、反省させ、改心させます。「ああ、本当に悪いことをした。」と心から懺悔すれば許されます。
反省しないとどうなるか、因果の法則に従うことになります。悪因悪果、善因善果です。
よいことをすればよい結果を生み、悪い行いは悪い結果を生みます。それはいつ返されるんか?今世かもしれませんが、来世かもしれません、何時かは知りませんが必ず返されます。これが真理です。
では、イジメに遭うのは、前世の結果?それはどうかわかりません。ただ言えることは、耐え忍んだことで、お子さんはポイントゲット、お子さんのために毅然と守ったことであなたもポイントゲットです。
それでよろしいいのではないでしょうか。
ご家族のご多幸をこころよりお祈り申し上げます。
そこは気にしないように。
お母さんよくぞ我が子を守りました。あなたは我が子を救ったのですよ。このまま、いじめを放っておいたら、最悪の結果が待っていたかもしれません。人を救えたことを先ずは褒めるべきです。でもまだ、いじめは続くようですね。ここから先はあなたのお子さんが自分で身を守るすべを身につけなくてはなりません。
でも、あなたのお子さんは強いですね。どんなにいじめに遭っても決して学校をサボらない(文章を読んでそのようなことを書いてませんので)。陰湿な嫌がらせにもめげないなんて心が余程強くなければ出来ないことです。
いじめとは先生に言っても続きますよ。いじめを無くすには学校の生徒が立ち上がらなくてはなりません。学校を作るのは先生でもなければ親でもありません。生徒です。因みに親と子は別の意志を持つ個体として生きております。正しく「天上天下唯我独尊」(自分という存在は尊い)なのです。
いじめを無くすにはもう一息です。今度は生徒を巻き込みましょう。世の中から暴力や犯罪をなくすのは法律と権力は少ししか影響しません。何が他に必要か答えは自分でも分かりません。これはいじめられたあなたのお子さんが自分で見つけていくのです。お母さんが答えを出すのではなくてあなたのお子さんが答えを出すのです。そのためにはあなたのお子さんに自分はどうしたいか?時間を与えて考えさせるべきです。これがいじめをしてきた人のバチです。いじめてきた生徒がいじめてきたお蔭でいじめられたお子さんが自立心を養い、自分の身の守り方を学ぶことが出来ました。これで大人になっても大丈夫ですね。