仕事や将来の悩みについて
すこし聞いて頂きたいことがございます。
今の会社に転職して7年経過しました。
この間仕事に一生懸命励み、いろいろな経験をさせてもらい、
自分自身の成長を感じていますが、精神的に少し疲れてしまいました。
仕事は増える一方で責任も重くなっているのですが、待遇は変わらず、
会社の業績にも陰りが見えてきて今後改善されるのもなかなか
難しそうです。
また、会社の将来的なことについても不安などもあり、悩みの原因が
複合的になっていると感じています。
時折有給などを取って休むようにしていますが、なかなか心身の疲れが
取れません。
子供が一人いますが、まだ小学校低学年ですし私も40代ですので、
転職を含んだ仕事の将来設計や住居の変更もそんなに容易に
取れる選択肢ではありません。
どのようにここを乗り切るか、このところ葛藤しております…。
なかなか自分で出口が見つけられないので、こちらに書かせて頂きました。
読んでいただき、ありがとうございました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分の心の中の最上のクオリティをパイロットとする
人は本当に困るとその困っている状況を解決しようとする志が生まれます。
困るということを良い機縁、よい功徳にするべきものであり、俺は困っている。俺は困っているというネガティブな気持ちに向かわせるのではなく。この困難やストレスを上手に背負い投げして良い方向に向かわせるように導けば良いのです。およそ現代人は辛いことや困難をすぐストレスが悪いものだと誤解しますがそれは悪いものだと考えてしまうことが一番心の中で悪い作用として生まれてしまいます。
本気で会社のスタッフや上司ときちんとした話し合いをすることです。
その困難を乗り越えるための活路を見いだす。
会社の上層部の人たちからすれば誰かがいい活躍をしてくれることによって、会社の危機を逃れる力となってくれるわけですから、あなたもそういう力を発揮するように務めることです。
そして、そのためにも目的を変えることです。
仕事のためにやる会社のためにやる。上司のためにやるとなると、やめたいほどの会社でしょうからそれほど力が湧かないかもしれません。
自分の愛する家族のためにそれを行う。あるいは奥さんのため、お子さんのためにそれを行う。
あるいは自分が何かと仕事をしていく中で、なにかと困ることが多いものだから、この困るという心理を上手に無くす修行。困らないでこなせる人たちも存在するわけですから、これをきっかけとして、自分が困らないように仕事ができるようになろうと心がけて、修行としてそれを行ってみる。
そうすると目的意識目標意識が変わりますので、自分の心がタフになるための業務処理。そういう方向になっていくので、苦しみやつらいということが軽減されていくようにもなるでしょう。
心の疲れというものは、自分の中で自分がこうやらなければならないということを優先させているから、現実がその思い通りにならないためにギャップで苦しくなるのです。
僧侶たちが坐禅をする瞑想をする理由もこの人間を苦しめる自分意識、自分中心意識。ー、あるいは自分のご都合主義マイルールをなくそうという工夫をしている姿とも言えましょうす。
気がむけばそうだの。日曜の坐禅会にでも足を運んでみてください。
坐禅とは座禅というストイックな修行をすることではなく、あなた自身の本来の心の様子を明らかにすること。自分が自分でありながら、この自分の心を上手に使いこなせないことは迷いです。
質問者からのお礼
丹下様
ご回答頂き、ありがとうございます。
少し冷静になることができました。
実は会社も、そこで働く人達との関係も悪くはなく、
仕事も専門性や経験が活かせることも多く、「しんどい、辛い」も本音ですが、「続けたい、頑張りたい」、というのも本音です。
坐禅はそんな自分を少し離れたところから観察するかもしれません。
日曜坐禅会、覚えておきます。
昔から未来を悲観的に見る傾向があり、そういうところからも
心の疲れが来ているように思いました。
自分なりにもう少し歩いてみることにします。
ありがとうございました。