回答 2
有り難し 14こんにちは。
いつもお世話になっております。
私は双極性障害になって16年の女性です。
病気になってしまった自分のことが許せません。他の人に言うと、病気になるのは防げないから仕方ないじゃない？と言われますが、病気になったせいで、家族に心配をかけたり、働けない自分に自己嫌悪です。
どうすれば、病気になった自分を受け入れて、前向きに生きれますか？生きているのが辛いです。どうかアドバイスを宜しくお願いいたします。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ご相談拝読しました。過去のものもあわせて読ませて頂きました。
やはりまだ決定的な出来事について昇華しきれないところが、あなたにもご家族にもあるように思います。
これは私の想像に過ぎませんが、あなたもご家族も当時は極限の状態であったことと思います。その時に適切な判断ができるとは思いません。
ですが今、あなたもご家族も生きています。そこから察することは、ご家族はけしてあなたを殺めようとすることが本意ではなく、あなたの気持ちに添うように見せて、実はあなたの生きようとする意思を確かめたかったのではないかとも思います。それが意識的か無意識的かはわかりません。ですがその後のお母様の献身的な態度からも想像するところです。
あなたが病になったのも、ご家族がそのように行動してしまったのも、全ては縁（環境・条件の複合的要因）によります。それは私たちの思いを超えています。私たち誰もがどうにもならないものを抱えているのです。
ですがこれは運命論ではありません。運命論はこの先全て決まってしまっているということです。
仏教では運命論を説きません。全て決まってしまっていては修行したって意味ないはずですから。
しかしお釈迦様は怠ることなく精進し励むことをおすすめくださりました。これは私たちがどうにもならない中でも変えられる（かもしれない）ことを示しています。
あなたは中々自分を許せないかもしれない。ご家族も許せないかもしれない。ご家族にもそういう部分があるかもしれない。
でも、それでも仏教の教えは皆に平等に説かれています。許せない者同士でも仏様の教えのもとで出会っていける道があると思います。その道で、あなたははじめてあなたを許せるかもしれません。
その「許す」内容というのは、どうにもならないご縁というものを事実として認めることのように思います。嫌だけれども、ないならないほうが良かったけれども、それでもこれが私がいただいたご縁なのだと、これが私なのだと。
その私を怠ることなく生き、歩む。あなたのその一歩を応援しています。
拝読させて頂きました。
あなたは病気になってしまった自分のことを許せないのですね。詳細な経緯やあなたの状況やお気持ちはわからないですけれど、あなたのその辛いお気持ちを心よりお察しします。
あなたがその様な自分を認められないお気持ちもわかる様に感じます。何故自分はこうなんだと思ってしますのもやむを得ないと思いますし、何も思う様にいかずに日々辛い気持ちがのしかかってくる様に感じるでしょう。
それはあなたのせいではありません、様々な要因があり沢山のの方々やものごととの巡り合わせの中であなたは今病いになってしまったのです。確かにその病いがこれからどうなっていくのかはわからないですけれど、病いの状況も少しずつ変化していくと思います。一進一退もあるでしょうし、今以上に悪くなる時もあるかもしれませんけれど、あなたはその様な中でも支えられて愛されながら生きていくことができるのですし、あなたらしく生きることはできるのです。
今すぐに自分自身や周りの人達も許すことできないかもしれませんけど、少しずつあなた自身をいたわり大切になさって下さい。あなたが生きて様々なものを見たり聞いたりできることに目を向けてみて下さい。
私の住んでいるところでは秋の深みに入り山々は紅葉で色づき、南を見ると関東平野が広々と広がり富士山の姿が見えますし、北には日光の男体山や那須山が雪を被っています、東には筑波山が見えています。近くでは柿やみかん等が豊かになっています。清らかに流れていく川の水辺では光が差し輝いています。
きっとあなたのお住まいの近くでも様々な自然の美しい移ろいゆく姿を目にするでしょう。私達はその一部ですからね。
あなたのその病いが回復なさっていかれ、様々なものごとに恵まれながら皆さんと一緒に心から豊かに穏やかに毎日を生きていかれます様に、沢山の方々とのご縁に恵まれながら皆さんと心から幸せに生きていかれます様に切に祈っております。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌
Kousyo Kuuyo Azuma様
吉武文法様
アドバイスをありがとうございます。父も母も私のことを愛してくれている、その事実があるにも関わらず、過去のトラウマに縛られて、前に進めない自分に自己嫌悪です。
私のことを愛してくれている人達に感謝して、自分自身を許して、愛してあげたいです。
心優しいアドバイスをありがとうございました。
