科学と宗教の棲み分け。仏教は科学否定?
いつもお世話になっております。
ある日、仲良くなった女子神主さんと話していて、
「科学じゃ説明できないこともたくさんあるのよ」
「お医者さんも信用しきっちゃだめよ」
と言われました。
私はこの神主さんを怪しみ、あえて科学界隈の精神科の先生に、
神主さんからこう言われた、と伝え
「先生、科学で説明できないことって何だと思う?」
と尋ねてみました。
「たくさんあるじゃない。精神の現象なんて最たる例だよ」
と言われました。
「個々人の物事に対する捉え方とか、病気を治したいっていう
気持ちを起こさせたりとかは、科学が干渉できないってこと?」
と聞いたら、その通り、科学はあくまで目に見えるものを探求する
学問だと言われました。同時に、
「みんな、科学に期待しすぎ」
と。
精神科の先生のことは信頼しています。でも、科学のプロが
「科学に期待しすぎ」という考えなのはどうなの?とも思います。
以前こちらで、宗教心、仏教心とは何か、と質問したら、
「当たり前のことを分かるようになり、惑いをなくすこと」
とお答えいただきました。目を開けたら見える、おならは臭い、
というようなことだとご説明いただきました。
しかし、世の中の人は、
「どうしてこうなるの?どうすればいいの?怖い!」
とあらゆる事に惑います。
科学は、
「これはこうだからこうなるんだよ(当たり前の提示)。こうすれば
怖くないよ」
と人々に教えてくれます。
そして、素直にその事象を受け入れ、科学で明らかになった対応策を、
(例えば病気の治療)ありがたく実行させていただく。この謙虚さと
やる気を起こさせるのが、宗教心だと思うのです。
こちらのお坊様も、
「仏教では、物事には必ず科学的原因があると説く」
「科学の発展なしに、現代社会はあり得ない」
とおっしゃいます。
時折、「科学が人を貧しくした!」と言っている宗教家を
見かけます。私は、こういう人は危険だと思うのですが。
ちなみに精神科の先生は、「僕を100%信用しないで」と言い、
神主さんも、医者を信じきるなと言いつつ「治らない人は、治そう
としない人よ」と言います。
実は、長年の疑問です。私は、仏教は科学を否定する危険な宗教
だと思いたくないです。
発達障害があるが、他の患者が苦手、健常者さんに負担を強いる障害者が許せない、 医師の悪口を言う僧侶が許せない、選挙で体調崩す、医師を顎で使ったり「薬減らせ」とごねる患者に辟易 #薬は悪くない
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
優劣ではありません
拝読させて頂きました。
科学も宗教も求めるところは真実です。アプローチの仕方が違うのかと思います。どちらも人々を豊かにすることや助けていくことに目的があるのです。
どちらが優れているとか、どちらが価値があるというよりは私達人間が生きる中で必要なことを進めているのです。
一方的に優劣を競うことに意味はありません。現代人は様々なバランスの中で生きているのです。
真実や信じるに値することにしっかりと向き合って受け止めていくことや間違いや嘘偽りや悪業に惑わされることなく生きることがとても大事ではないでしょうか。
あなたが真実や真理にもとずいて毎日を安心なさり心豊かに生きていかれます様に切に仏様にお祈りさせて頂きます。至心合掌
いつも有難う御座います。お返事有難う御座います。これからも共に学ばせて頂きますね。科学も宗教もそれぞれに真理のもと導いてくれるのですね。至心合掌
仏教と科学
ロータスさま
仏教は、宗教哲学、思想哲学だけであると思われがちですが、科学、物理学、量子力学などとも近接したことについては仏典でも扱われています。
例えば、華厳経の説く世界観と量子力学の世界観、または空と縁起の論理など。理論的には、基本的には因果論に基づいているからでもあります。量子物理学における情報保存の法則は、業の関係(カルマと輪廻)ともよく似た理論でもあります。ブラックホール情報パラドックスの問題を仏教からどう考えるのかはまた別の問題となりますが、、
死後のあり方も、どのようにして、また、どのような存在となって、中有、再生へと向かうのかも、非常に詳細に説明されています。
また、宜しければ、こちらの法話もご参考にされて下さい。
仏教と科学についての講演(ダライ・ラマ法王猊下)
https://www.youtube.com/watch?v=XbsjL4_rA9E&t=4s
合掌
質問者からのお礼
【Kosyo Kuuyo Azuma 先生】
お返事いただき、ありがとうございます。
アプローチの仕方が違う…精神科の先生も、うつ病を例にして、
言っていました。
「薬を使ってモノアミンの量を調整して、症状を軽快させる。これが
科学的アプローチなんだけど、あくまで、科学ではここまで。患者さん
一人ひとりと向き合うとなると、科学の守備範囲からは外れたものに
なる」
また、私が、
「ここに半分ジュースが入ったグラスがあるとして、それに対し
『もうこれしかない』と捉えるか『まだこんなにある』と捉えるか、
なぜそう捉えるのか、また、考え方を変えさせるというのも、
科学が干渉できない範囲?」
「病気を治したい、先生たちが教えてくれた治療法を試したいと
患者の気持ちを起こさせるのも科学ではできない事?」
と聞くと、「その通り」と言われました。
科学は、物理的に捉えることができる範囲、つまり目で見える
ものに対して干渉、繁栄させるもの。
宗教は、目に見えない人の心の動き…たとえば、物事に対する
捉え方とか、特定の何かに対する意欲(薬によって意欲を引き出す
こともできるけど、「特定の何に対して」は無理)をよいものにする。
と解釈しました。
私が尊敬しているある生化学の先生も、
「うつ病は、患者本人が困ったり、治したいという気合がないと
治療がとても難しい」
「精神障害は、薬に溺れず、患者本人も直したいと思うことが大事」
とおっしゃっていました。
神主さんも、
「治らない人は、治そうとしない人よ」
と言っていました。
すべてがつながった気がします。これからは、謙虚に科学文明や
医療技術に感謝し、謙虚に仏様と先生方の教えを学ばせていただき
たいと思います。
「科学も宗教も求めるところは真実」
「間違いや嘘偽りや悪業に惑わされないように」
で思い出しました。
世の中には、サプリメントビジネス、EM菌、空間除菌
などの「偽科学」がはびこっています。
サプリメントに関しては、マルチビタミンなどはいいほうですが、
医療効果を標ぼう(膝痛が治るなど)したり、痩せるよ!とうそぶい
たり、挙句、健康被害を及ぼすものもあります。
日本人の科学リテラシーが低いのに便乗した悪徳商売です。
Azuma先生も、気を付けてください!
ちなみに私は、顧問だった税理士がサプリビジネスに手を出し、
人柄も変わってしまったので、縁を切りました。縁を切る勇気を
くれたのは仏様の働きかけ、そして、尊敬する生化学の先生の
お知恵です。
こちらの先生は、YouTubeとご著書で、みんなが偽科学に
騙されないようにと情報発信や、「罰ゲーム研究所」という
エンターテイメントも出されています。
大変なご苦労をされている方でもいらっしゃるので、仏様に
お祈りするときには、こちらの先生のこともお祈りしています。
(これは余談)
【Eishun Kawaguchi 先生】
お返事いただき、ありがとう
ございます。スマホからなので
読みづらいと思います。申し訳
ありません。
なるほど。例えば、化学で扱う
「物質の三態」…固体、液体、
気体への物質の変化は、まさに
空性を表しているかのようです。
水は室温25度では液体ですが、
沸点100度になると水蒸気…気体に
なり、0度になると氷結…氷に
なり始めます。
因縁果の教えも、「物事が成立
する条件(縁)が揃って、初めて
結果が生まれる」と説きますね。
科学は、その「物事が成立する
条件」を追求します。
上げればキリがないのでここ
までにしておきます。
そして何より共通するのは、
「偽った法を説いてはいけない」
ということ。
人を惑わす新興宗教やニセ科学
ニセ医学は、不動尊の智慧で
一刀両断せにゃならんという
ことですね。
マイナスイオン、EM菌、空間
除菌、サプリビジネス滅ぶべし!🔥