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隣人からの嫌がらせから来る要らぬ恐怖

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有り難し有り難し 1

先月、隣人から、わざわざインターホンを鳴らしてやって来て心無いことを言われました。
それ以来隣人への恐怖が収まりません。
その人は仕事先も同じなので、
なおさら丁重に対応しなければなりません。
ハスノハやその他のメディア情報から仏教のさまざまなお智慧を拝読し、おかげさまで相手に対する憎しみや怒り、多分悲しみも特にありません。
しかし、恐怖だけがコントロール出来ず、暴走することがあります。それによって食欲が無くなっています。料理するときの思考回路がおかしくなっています。この要らぬ恐怖から吐気をもよおす事があるので、気を紛らわすために粗塩を炒めたり盛り塩したり、掃除をやたら徹底したり…毎日の生活がいつも通りの自然な行動から遠ざかっています。かろうじで睡眠の方はまだ大丈夫ですが、隣人の足音や気配、インターホンの音にサッとなってしまいます。とにかく波風立てたくなくて、必死な精神状態です。

なぜ、隣人の彼女が私に苛立つのか、本当のことは残念ながら分からないのですが、心当たりがあるとすれば、相手の私に対する嫉妬の感情かもしれないです。
彼女も私も外国人で、彼女は欧米人、私は言葉の能力の欧米人に劣るアジア人です。私は彼女よりも後に今住んでいる欧州のこの土地にやって来て、この地の言語も彼女より後から学びました。ですが、私の方が先に、いわゆる昇進したような状況なのです。私は本当に、別に全然大した者ではないのですが、だからこそなのか、なにか言いたげな感じです。

私は、彼女に悪いことをした覚えが全然ありません。むしろ、最初の頃は、彼女は新しく隣人となった私に対して義理でも親切心をくださいました。

今回の出来事は私の問題ではない、と頭で理解していても、ふとした瞬間にいつのまにか恐怖の妄想が膨らんでしまっています。相手がいつも誰かと連んでおり、それが恐怖の妄想を助長させます。

先日、偶然彼女に出くわすことが2度ありましたが、恐怖で彼女に挨拶が出来ませんでした。目を合わすことが出来ません。存在のないものとしてその場をやり過ごしてしまいました。
罠に嵌ってしまったと思っています。

この、要らぬ恐怖に対する仏教のお智慧を教えていただければ幸いです。
今日からクリスマスなので、キリスト教のご加護が彼女を救ってくれることを祈っています。

2023年12月25日 5:18

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

先ずは安心なさって下さいね

拝読させて頂きました。
どうか先ずは安心なさって下さいね。あなたがどんなに遠くにお住まいになっていようとも仏様も神様もあなたのご先祖様もあなたのことをいつもあたたかくそして強くお見守りなさっていて下さいます。ですから百人力です。

隣の人がその様な悪意を持ってもあなたはいつも守られているのです。その人があなたに対して嫉妬心を抱いて悪意を持ったとしたら、仏様や神様やご先祖様はどう思われるでしょうか。

仮にですがその人が信じる神様やイエス様はその人の悪意をどうご覧になると思いますでしょうか?
神様やイエス様はその人の嫉妬や怒りの心をお許しなさるでしょうか?その人を応援なさるでしょうか?

その人が悪意を持ってあなたに悪言を言えばすぐさまその報いがその人に訪れます、その人自身をおとしめていくことになります。ですから自ら善意を捨てて悪意に支配されていくことになります。そういう心の持ち主を神様はどう思われるでしょうか?他宗教のことは詳しくはわからないですが、一般的にその様な悪意や罪悪を犯したものは心から深く神様に懺悔しなければ許されることはないでしょう。

あなたがその人に対して恐怖心を抱くかもしれませんが、その人は神様からもしっかりと見張られているでしょう。

ですからどうか先ずは安心なさって下さいね。ゆっくりと一息ついて心を穏やかになさって下さい、落ち着いて冷静になってその人の言ったことを流してしまいましょう。悪意をそのまま受け止める必要はありません。その様な言葉は神仏の真の言葉から遙かに逸脱した悪業ですからね。

また何か言われたとしても冷静に聞きながら流していきましょう。

そして心穏やかに毎日をお過ごしなさって下さいね。

あなたがこれからの毎日を善きお考えやお言葉や行いを日々心掛け、様々な悪言や悪行から適度に距離を取り、心から豊かにおおらかに生きていかれます様に、周りの方々とのご縁を大切になさりながら健やかに生き抜いていかれます様に切に仏様や神様やご先祖様に祈っております。そしてあなたを心より応援しています。至心合掌

2023年12月25日 14:04
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ご回答をいただきありがとうございます。

正直に申し上げますと、なかなか難しいご回答でした。はじめて拝読した際、時の運とご神仏は次元が違うのだな、と解釈しました。
にもかかわらず、まずは、心穏やかになるための大きな勇気を頂きました。
ご回答をくださり、心より感謝申し上げます。

私は過度の恐怖から相手との距離を取りすぎて、実際の相手をシャットアウトしているかもしれません。だから恐怖の妄想ばかりが膨らむのかもしれません。
相手の幸せと悟りの訪れを願いながら、今起こる出来事や出会う相手をよくみて、相手との適切な距離を常に見極めようと思います。

先月の出来事は、義理でも親切心をくださった相手の病から来る失敗だったのでしょう。
私にその病が降りかかってしまった訳ですが、
そこから脱出するには、
次に偶然彼女に出会した時は、義理でも必ずアイコンタクトをして挨拶しなければなりません。三度目の正直になることを願います。
その時に、私は相手が苦しんでいる病に負けないだけの豊かで柔軟で綺麗な波長を強く持っていないといけません。
御神仏、ご先祖様のご加護と最大限のお助けをお願いさせていただきます。

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