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亡くなった母についての質問です

回答数回答 1
有り難し有り難し 5

いつも参考になる回答ありがとうございます。

母が亡くなってから、明日で四十九日となります。四十九日に関して気になったことを質問をさせていただきます。

五七日の翌日、祖母の下へ母が来たそうなのですが、その時母が「私何か悪い事したかな」と言っていたそうです。
調べてみたところ、五七日は生まれ変わり先が決まる日だと書いてあったので、自分は勝手に「生まれ変わり先が、母にとって良くない結果だったのかな」と考えてしまいました。
お坊様は母の発言についてどのように考えますか?

また、四十九日までは、母が見守っているのだと思って過ごしていたので気持ちが少し落ち着いていたのですが、四十九日経つと母の魂があの世へ旅立ってしまうということを知り、不安になってしまいました。
「すぐに生まれ変わるのか」「見守っているのか」「修行などをして過ごしているのか」など、様々なことを考えてしまいます。(そもそも四十九日や、その日までの解釈が間違っているかもしれないですが)
旅立ったあとは、何をしているのでしょうか?

色々と考えてしまいすぎて、あまり良くないと思いますが、気になってしまいます。答えられる範囲でいいので、回答いただけると幸いです。
拙い文章で長々と申し訳ございません。

2024年2月4日 17:35

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

見守ってくださってる

 こんにちは。私は50代ですが、やはり家族を失ったばかりです。あなたの問い、気持ちを受け止めさせていただきます。
 さて「私、何か悪い事したかな」という言葉ですが、これ閻魔様の話を思い出させます。「生前の行いが全て記録され、映し出せる」鏡があって、それによって次の生まれ変わりが影響される、というものです。
 但し、最終的にどうなるかは、本人にも行くまで知らされない、となっています。故に「生まれ変わり先が良くなかった」というより、「どうなるか心配だ」ということではないかと推測します。
 そして四十九日です。私は浄土宗ですのでそれに引き付けてお伝えします。
 まず大枠の話としては、「仏様になる道へ入っているので、生まれ変わりません」というのが一つです。六道という生まれ変わり先は、「年老いて病に罹り死んでいく」という苦しみは、どのみち同じだからです。
 「ではどうなるの?」といえば、「極楽は往生する」というのが答えです。こちらはもう、六道の苦しみはありません。
 「そこで何をしてるの?」と言えば、「仏様としての修行」です。具体的な修行の形は沢山あるようですが、「先輩の仏様の話を聞く」「善行を行う」があります。その中に、「縁のある者を見守り導く」があります。褒め、勇気づけ、教え、時に励まし、戒める。
 ただし…それを受け入れるかどうかは、あなたが問いかけ耳を傾けるか否かによると、私は思っています。
 私も父に毎晩聞きます。「今日のアレ、良かったのかな」って。

2024年2月5日 8:37
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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

お忙しい中、回答いただきありがとうございます。
ご意見を聞き、安心した気持ちになりました。
母のために、元気に過ごしていこうと思いました。
ご意見ありがとうございました。

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