以前に浄土真宗の仏壇のご質問にお答えした者です。あなたのように、生き物を食べる事に申し訳なく思う気持ちはとても尊いものです。こんなふうに感じてくれる人がいるだけで私は幸せな気持ちになります。日本のように飽食の状態の中では餓死するような人々がいる国に比べれば当然食べ物への感謝の気持ちが薄れてしまうのは実際に仕方のないことだと思います。
ある学校で給食の時間に「いただきます」を言わせる事にクレームをつけた親がいると言う話を思い出します、給食代を払っているのだから「いただきます」を言う必要が無いから言わせるなと言う驚くべきクレームです。あなたのおっしゃるように「いただきます」はその食材の「命」に対して「あなたの命をいただいて私が生かせていただきます」の意です。まぁ、1割を作ってくれた人の感謝でも良いでしょう。金を払ったから当たり前では無いのです。
私はこの飽食の時代に大食い選手権みたいなテレビは常々疑問に思います。
お釈迦さまは「小欲知足」とおっしゃいました。自分が生きるための最小限の食を取れば良いのです。とは言っても人間の欲はなくなりませんね。好きなものはついつい食べ過ぎてしまいます。私は坊さんですけど、肉も魚も好きです。
だから私の場合はいただきますに感謝の気持ちを込めて手を合わせています。浄土真宗なので心の中で南无阿彌陀佛と唱えます。
南無大師遍照金剛は真言宗さんだとおもいが、あなたが心から感謝の気持ちでいただきますとご真言を唱えるのは良いことだと思います。

人間はおっしゃる通り殺生を繰り返さなければ生きていけない存在です。そして、その事を忘れないでいることが大切なのです。あなたの気持ちは尊いと思います。
罪悪感は辛いかも知れませんが、それを感じることがある意味救いと考えましょう。
南无阿彌陀佛

宮本龍太

仏教の目的は、抜苦与楽と成仏です。 生きている人の苦しみをどうしたら癒せ...

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