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祖父を亡くしてから、生きるのが怖いです

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生まれた時からずっと気にかけ、見守ってくれた祖父が亡くなりました。
亡くなってから毎朝お線香を上げて話しかけ、四十九日も無事に終わったのに、心の整理がつくどころか、まだ祖父の死を受け入れる事が出来ません。
人間関係も、テレビから流れるネガティブなニュースも、お金の事も、祖父が亡くなってから、この世の全てが怖いです。
1人で外を歩くのも怖くなりました。
何をしていても、気を抜くと涙が出てしまいます。
毎日寝起きには、恐怖と祖父恋しさに涙が止まらなくなります。
大好きな祖父ではありましたが、こんな気持ちになるなんて、思っていませんでしたし、何故こうなるのかもわかりません。
祖父が亡くなって辛いのも、泣きたいのも、祖父に会いたいのも、私だけではないのはわかっているつもりです。
どうすれば気持ちの整理をつけ、気持ちを強く持って生きていくことができるのでしょうか。

2024年3月31日 4:05

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今は無理に強くならなくて良い

沙良桜さん
お悩み拝見させていただきました。

大好きなお祖父様が亡くなり、悲しみや戸惑いでいっぱいの事と思います。

「どうすれば気持ちの整理をつけ、気持ちを強く持って生きていくことができるのでしょうか。」とのことですが、
「四十九日も無事に終わったのに」とありましたので、まだようやく四十九日が終わったところなのだろうと思います。

言い換えれば、まだ四十九日しか終わってないのです。
悲しみや戸惑いが消えなくて当然だと思います。

私も20代の頃に母を亡くしましたが、まさか母が亡くなると思ってもおらず、しばらくは現実感がなく、生きていても生きていないようなふわふわした感覚の中毎日を過ごしていました。四十九日のタイミングではとてもじゃないけど気持ちの整理なんてついていなかったです。

それでも、1日1日何とか生きていかないといけません。そうしてるうちに少しづつ母の死と向き合えるようになってきました。もちろん一足飛びにはいきません。本当に少しづつ少しづつ薄皮を剥ぐように自分の心と向き合っていきました。

沙良桜さんも必ずそういう日がきます。向き合える日がきたと思ったら、次の日はまた悲しみに暮れる。そうやって繰り返していきながら、お祖父様に感謝できる日が必ず来ます。

ですので、今無理に強くなる必要はありません。
大丈夫です。必ずそう思える日が来ますから。

沙良桜さんの心が少しでも軽くなり温かい光に包まれるようお祈りいたします。
南無阿弥陀仏。合掌。

2024年3月31日 23:18
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有り難し
おきもち

初めまして。プロフィールをご覧いただきありがとうございます。 ◆浄土...
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心よりお気持ちお察しします

拝読させて頂きました。
大切なお祖父様がお亡くなりになられてあなたは深く悲しみさみしさを感じ、生きること自体とても辛くなってしまい怖くなってしまったのですね。詳細なあなたやお祖父様や皆様のことはわからないですが、あなたのその辛いお気持ちはとても伝わって参ります。あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
今あなたはお祖父様を亡くした喪失感に溢れているのかもしれません、それだけお祖父様の存在があなたにとって大きいもの偉大であった証でしょうね。あなたの心の中に空いてしまった大きな穴は埋めようとしても埋められものではないでしょう。今まで当たり前の様に居て下さったのですからね。
以前にもお話しさせて頂きました、お祖父様へ安らかにとお祈りさせて頂きます。至心合掌
あなたの深い悲しみや喪失感は消えないでしょうが、心からお祖父様が安らかになります様にお祈りなさって下さいね。
お祖父様は必ず仏様や神様がお導き下さり、先に逝かれた親しい方々やご先祖様がお祖父様を温かくお迎え下さいます。お祖父様は仏様や神様のもと一切の迷いも苦しみも辛いことから救われて心から安心なさり、ご先祖様と一緒に安らかにご成仏なさいます。そしてこれからもずっとあなたや皆様を優しくお見守り下さいます。
あなたとお祖父様とのご縁は決して切れませんこれからも一層深くなっていくのです。いつでもどこでもどんな状況の中でもお祖父様はあなたや皆様のことを優しく見守り寄り添って支えていて下さいます。
いつかあなたが与えられた天寿を全うなさる時には仏様や神様がお導き下さり、お祖父様がご先祖様と一緒にあなたを温かくお迎えなさって下さいます。そして再会を喜び合い分かち合い、一切の迷いも苦しみも辛い思いからも救われてお祖父様と一緒に清らかにご成仏なさっていくのです。どうか安心なさって下さい。
あなたがこれからもお祖父様とのご縁を大切になさり与えられた命を健やかに豊かに幸せに生き抜いていかれます様に、そして天寿全うなさる時には必ず仏様や神様が導いて下さり、お祖父様がご先祖様を連れてあなたを温かくお迎えなさって下さいます様に再会を喜び合います様に切に切に仏様や神様やご先祖様そしてお祖父様にお祈りさせて頂きます。至心合掌

2024年3月31日 5:36
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

Kousyo Kuuyo Azuma 様
前回に引き続き、ご回答ありがとうございます。
また、私と祖父のためにお祈りをしてくださり、本当にありがとうございます。
多趣味で活動的で、皆が認める元気な祖父だったので、もっともっと長生きしてくれるものだと思っていました。
仰るように、元気な祖父がいるのが当たり前だったのです。
祖父が亡くなってから、何もかもが怖くて、祖父がいるだけで、安心を感じられていたのだと、亡くなって初めて気が付きました。
前回もご回答をいただいてから、何とか気持ちの整理をつけようとしていたのですが、なかなか思うようにいきませんでした。
でも、私も祖父との縁と絆をもっと深めていきたいし、祖父が見守ってくれていると信じたいです。
仰るように、先祖や人の繋がりを大事にしていた祖父なら、沢山の人達に迎えられて、穏やかに過ごしていると思います。その点は心配はしていません。
まだ辛くて、先行きが見えない人生ですが、いつか先祖と一緒に祖父が迎えに来てくれて、また祖父に会える日が来ると信じて、祖父のために祈ります。
ありがとうございました。

石森奏光 様
ご回答ありがとうございます。
また、私のためにお祈りもしてくださり、ありがとうございます。
とにかく元気で、じっとしているのを見たことがない祖父でした。
倒れた時も自分で救急車を呼んで、一時は快方に向かっていたので、必ず帰って来ると信じていましたし、亡くなった時は信じられませんでした。
今も現実感がなく、何かの間違いだと思ってしまいます。
おそらく、お母様を亡くされた時の石森様と、同じ様な気持ちなのだと思います。
従兄弟達の中でも一番の年長者なのに、一番めそめそしてたので、父にも心配されて「いつまでも泣いていると、おじいちゃん浮かばれないよ。」と言われてしまい、焦っていたのですが、祖父の死に向き合い、祖父に感謝できる日が必ず来ると仰っていただけて、少し心が軽くなりました。
まだ泣いてしまうと思いますが、祖父の死にちゃんと向き合える日が来ると信じて、これから来る百ヶ日や一周忌まで、精一杯生きていこうと思います。
ありがとうございました。

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