他人事になってしまう癖
以前、病院にかかり心理検査をしていただいたところ、他人の気持ちに過敏であり、それに対して自分の感情を無にすることで反応しないように社会の中で生きているという結果でした。
他人の気持ちに過敏な部分は、自分に対しても同じで、何かストレスを感じたりしても無かったことにします。
でも完全に無かったことにはなっていなくて、溜まりに溜まって突然爆発することが多いです。
どうすればすべてを他人事にせず、爆発するまで溜め込まず、うまいこと受け流すことが出来るのでしょうか。
自己否定が止まらない、思考停止している。諦めている。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
まずは安心安全を感じることです
のは 様 相談ありがとうございます。
対人関係が敏感で、感じないようにしているとのことですね。対人にしても自分にしてもどちらか一方を感じないようにしたらもう片方も感じなくなってしまいます。悲しい辛い苦しいを感じないようにしたら、嬉しい楽しいも感じにくくなることもあります。
これは脳の習性で、感じる働きをする部分が活性化しなくなるためです。
ですので、あなたのせいでもなく、あなたが悪いのではありません。
感じないようにすることであなた自身の心を守っているのですから。
ストレスが溜まれば、脳にスイッチが入り爆発するように感情が噴き出すのでしょう。これも脳の習性ですから、あなたは自分を責める必要はありません。
とはいえ、生き辛いのを何とかしないといけませんね。
おそらく、敏感なところを上手く受け止めて対処できれば、感じなくするというようなことをしなくても済むでしょう。それには、まず安心安全を感じることが必要です。自分を癒やして、自分を大切に思い、自分に優しさを向けて、安心安全を感じるようにすることが大切です。イメージでも構いません、好きな癒される場所に行って、好きな色に包まれて、心地いい音、いい香り、温かい光を感じるようなイメージを持つことで癒されるでしょう。
そして、最も信頼できる優しい人に、いだかれていることを想像しましょう。
現実に見当たらなければ、理想の人やあなたにとってのヒーローをイメージしても構いません。その人に優しく穏やかに包まれて、思いやりを向けてもらっていることを感じてみましょう。その感じをしっかりあなたの心の中で受け取るようにしてください。それを毎日繰り返しイメージすることで、少しずつ対人関係の敏感と思ってしまう脅威が薄れていくでしょう。慈悲の瞑想に到る一端をお伝えいたしました。参考にしてください。一礼