死んだ夫の不倫相手の夫に事実を伝えたい
先月亡くなった夫に不倫相手がいたことが亡くなった後に分かりました。1年前に再開した元カノで、なくなる直前までやり取りをしていて盛り上っていました。それは許そうと考え始めた頃、また別の人から連絡がきて、その人とは10年間も不倫関係でした。過去のやり取りが全部残っていて、たくさん裏切られていたことが分かりました。家族の楽しい旅行中も、会話していたり。楽しい思い出がつまっていた車も家族だけのものではなかった。家族との場所も時もその人との会話が入ってきて、辛い思い出に塗り替えられていきます。他にも出会い系アプリに登録してセフレと合っていたり。夫が生きているときに全く疑わなかったことを後悔しています。
悔しくて悲しくて情けない気持ちです。
動悸が襲ってきて、続けて眠れない毎日。
子どもたちを健全に育てるためにも、病んでいる場合ではないので、心療内科に通って自分の心を回復させようとしています。
不倫相手の配偶者は、妻が不倫していたことを知らずにこの先暮らしていくのでしょう。
私達はこんなに苦しんでいるにもかかわらず、相手は何事もなかったかのように暮らしていくことが、許せません。相手の家族は被害者です。悪いのは夫と不倫相手だけなのですが。
こんなことを考えるのは、心が貧しく、マイナスであることは分かっています。
しかし、どうしても、この考えにいきついてしまいます。
夫は仕事ができて、気配りも素晴らしく、人当たりもよく、と、仕事でも地域でも、良い評判です。しかし、家のなかでは、時々キレて理不尽なことを言う人でした。
こうしたことも世間に少しは知らせたいという、悪い考えが起きてしまいます。
私達は残念な夫婦だな。と、客観的に見て思います。惨めです。
私が考えていることを実行して、次に進むことができるのでしょうか。
前回の相談への、アドバイスで、苦しい日々のなかにも、心安らぐ瞬間があることに気づかされ、心救われています。
心安らぐ瞬間を増やしていきたい。
そのためにも、
相手の夫に事実を伝えるべきでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お仏壇の前でご主人にお話ししてみてほしい。
かたつむりさん
お悩み拝見させていただきました。
愛するご主人が亡くなった事実だけでも受け止めるのに時間がかかるのに、沢山の方と不倫の関係にあったとは、様々な感情が入り乱れていることでしょう。お気持ちお察しします。
本当だったら、生前にご主人とちゃんと向き合って、
しっかり話し合いをして欲しかったけど、もう話せるご主人は目の前にいない。
お家にお仏壇はありますか?
一方的にはなってしまうけど、お仏壇の前で今の思いを全て、ご主人にお話ししてみてほしいのです。
怒りをぶつけても良いし、泣き叫んでも良い。
今、混乱している感情全てをご主人に向けてお話ししてみるのです。
おそらく一回では中々スッキリしないと思います。
なので、「今日は話してみたいな。」と思った時に何度も何度もしてみるのです。
私の場合の体験談なのですが、
最初は怒りや罵倒、憎しみや憎悪など、悍ましい感情が沢山出て来ました。
それを思いっきりぶつけているうちに、
「なんで愛してくれなかったんだ。」「何で死んでしまったんだ。」
「会いたい。」「私はこんなに大好きだったのに。」「愛してる。」
という、とてもピュアな感情に変わっていきました。
私の中の何かが浄化されたのだと思います。
相手の夫に事実を伝えたとして、その一瞬はスッキリするでしょうが、根本的な解決にはなりません。
結局かたつむりさんの今の感情と向き合うのはかたつむりさん本人でしかないから。
お相手に伝えることがそのまま、次に進むことにはならないと思います。
ただ、お相手に言ってはならない。ということではありませんし、どうしても我慢できないなら言うのも一つの手段とは思います。それで少し肩のにが降りて、自分と向き合い安くなるなら、それも良いのかもしれませんね。
それよりも今、混乱し怒り、腹立ち、惨めさなどに真っ向から向き合い、一つづつ癒していくことが大事かと思います。
私達は残念な夫婦だな、とおっしゃいいましたが、私は全くそうは思いません。
前回の相談も拝見させていただきましたが、かたつむりさんにそれほどまでに愛されていたご主人は、きっと幸せだったろうと思うからです。
きっと今、心からかたつむりさんに感謝されていると思います。
かたつむりさんの心が少しでも軽くなり温かい光に包まれるようお祈りしております。
南無阿弥陀仏。合掌。
質問者からのお礼
回答ありがとうございます。回答を拝読して、涙が止まりませんでした。この頃は怒りに震える毎日で、涙は一滴も出ませんでしたが、この悔しさ憎さは愛情があるが故なのかもしれないと、気づかされました。
残念な夫婦ではない、と言っていただき、少し自信を取り戻すことができました。
仏前に座って夫に文句を言うことから始め、自分の感情に向き合っていきたいです。
その過程で、事実を知らせるかどうか、決めていきたいと思います。私の心の問題ですね。
本当にありがとうございました。