夫がいない方が気が楽
3年前、夫が株で失敗し5千万の貯金がゼロになりました。その翌日に妊娠発覚。夫は仕事が忙しかったため、つわりの最中、夫の職場徒歩圏内の身の丈に合う家を探して引っ越しました。駅直結のタワマンから、最寄駅までバスで30分もかかるアクセスの悪いところになりましたが、それでも幸せでした。
ところが産後、義母の過干渉(アポなし訪問や同居したいアピールなど)でノイローゼになりました。そして義母の肩を持つ夫の姿を見て愛が冷めました。夫は義母の過干渉をやめてほしいと訴えてもはっきり言わないため、私が直接はっきりと断るまで(普段のスーパーの買い物の誘いなど)過干渉は続きました。
私はフリーランスで産後三週間から復帰しており、ワンオペ育児しながら仕事の際は実家のサポートを得て働いていました。最寄駅までバスで30分というアクセスの悪さがストレスだったため、私の実家にアクセスのよい場所に引っ越したいなど訴えましたが「これでもいい家に住まわしてやってる」と言われワンオペ育児と仕事との両立で疲れ切りました。
そんな中、私にフリーランスで付き合いのあった会社から役職つきで正社員にならないかというオファーがありました。大切に自宅保育しようと幼児教育書を読み漁っていた最中でしたが、このまま夫の稼ぎの中で自分らしく生きられない生活から抜け出したく、仕事を受けることにしました。
正社員としてダブルインカムになることに夫も喜び、私の実家のサポートを得ることも見込み、今、私の実家の近くに怒涛の引っ越し&保活をしています。(実家に車を置かせてもらったり、子供の世話などもサポートしてくれています)
ですが義母の一件から、夫に以前の気持ちが持てなくなっており、そのことを伝えました。あなたは私が苦しんでいても、一度もお母さんに言ってくれなかったよね。と。
すると引っ越し前に、義母に話してくれました。でも義母の反応は「それなら無理してこなくていい」というものでした。
謝れよって思いますし、義母が嫌いで夫も愛せなくなってます。
シングルでも経済的な余裕が見込めるようになった今、いっそ夫がいないほうが気楽と思ってしまうのです。
夫は子供のことは溺愛し、家事や育児も協力的な方です。子のために父親はいた方がいい。でも夫婦愛は冷める一方です。
私はどうすればいいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
離婚はいつでもできるから、ご主人との関係修復を。
ひなこさん
お悩み拝見させていただきました。
付き合いのあった会社から役職つきで正社員にならないかというオファーがあったり、実家の近くに怒涛の引っ越し&保活をされたり、とても行動力があり、自立した女性なのだと想像します。
夫がいないほうが気楽と思ってしまう中、これからどうするか悩まれますよね。
まず、一つ思ったのは「離婚はいつでもできる」ということです。
これから収入的にも安定して、実家のサポートが見込まれる状況となると、いつでも離婚をしようと思えばできる状態でしょう。
ですので、今後何かあればいつだって出来るんだ!というのを心に留めておて、
ご主人との関係修復をされてはいかがでしょうか?と思いました。
男性というのは、基本的には察せれない生き物です。しかも一度に大量のことを伝えても全部は理解でず、一つづつしか実行できなかったりします。
それに対してイライラしたり、ダメな男だ!と思ってしまうのは簡単なのですが、ひなこさんが理想的な神夫に育てていくことも出来るということです。
言わなくても変わって欲しいし、望むように動いて欲しい。察して欲しいし、ちゃんとわかって欲しい。
ご主人に対しての不満の気持ちはよくわかります。
時間はかかるかもしれませんが、一つ一つやって欲しいことを伝えて、してくれたら素直に受け取り、喜んであげる。
それをやっていくと、男性の自尊心が育ち、メキメキと理想の姿になっていきます。
「夫は妻の想念で決まり、妻の想念の前後10%の姿が現在の姿。」という法則があります。ひなこさんが、「こいつダメだわ」と思っていると、その想念の前後10%の姿になっていく、いうことです。
これからいつだって離婚できるのだから、ご主人との関係修復をしてみてはいかがでしょうか?義理母についてもひなこさんがどれだけ傷ついたか、嫌な思いをしてきたか、ご主人を責めるのではなく冷静に話し合い、受け止めてもらいましょう。
何で私が!と思うかもしれません。
理想の状況を相手任せにするより、私が先行した方が確実です。
自分の幸せを他人に委ねるのは、実は結構しんどい。
自分の幸せも、相手の幸せも創りこんでやる!というセットアップがあると、意外と何とかなったりするのです。
ひなこさんの心が少しでも軽くなり温かい光に包まれるようお祈りしております。
南無阿弥陀仏。合掌。
迷っているときはどちらでも良いとき
結果的に義母の過干渉具合が許容範囲にまで緩和されるのであれば、当面は問題なく暮らせそうではありますね。
しかし、色々あって夫への愛情が戻る予感はないわけですね。
ただし、離婚や別居で子育てや家事が完全にワンオペになるよりは、夫と作業を共有できる方がメリットはあると思います。
50点を期待して30点だと腹が立ちますが、0点(いない)よりはマシなのも事実。
しかし、夫への怒りのストレスでマイナス50点だったらストレスになる。
まぁ結局、迷っているときはどちらでも良いときなのだと思います。
私は児童福祉関係の仕事をしていたことがあります。
仮に離婚しても子供にとっては両親なので、親権がどちらになっても養育費や面会交流の約束はして欲しいと思います。
欲・怒り・怠け・プライドの煩悩は誰にでもあるので、夫婦は、自分と配偶者の煩悩が暴走しないように叱咤激励しあいつつ、「煩悩がある者同士お互い様」の許し合い精神も忘れないようにしたいものです。
また、「こんな夫・義母でもよく見たら可愛いところがあるじゃないか」と慈悲の心を起動できれば、慈悲の時間中は怒りのストレスを軽減できるでしょう。
健康のためにはアンガーマネジメントも有効ですね。
心は無常。
瞬間瞬間に浮かんで消える思考や感情を横目に、鼻唄混じりでご機嫌な日常生活を目指しましょう。
質問者からのお礼
願誉浄史先生
有難いお言葉、誠にありがとうございます。
これから先も、煩悩の中を泳いで、もがいて、生きていくのだと思います。
先生の数々のお言葉が胸に響き、夫婦で諍いあって溺れるよりも、助け合って楽園に泳ぎ着きたいと切に思いました。
目まぐるしく忙しい日々ですが、だからこそ、家庭生活では我が身を謙虚に省みながら夫と共に家庭を運営できるよう努めて行こう!と先生のお陰で心を正すことができました。日々鼻歌混じりで生きられるよう、先生のお言葉を胸に刻みました。ありがとうございます。
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石森奏光先生
有難いお言葉、誠にありがとうございます。石森先生からは女性としての偉大な智慧を授かりました。
夫は妻の想念の化身たるや..先生にいただいた助言を胸に日々の言動に留意すて生活してみると....面白いほど事態が好転しました。先生、これは一冊の本にできるほどの格言ですね。優しく、光の差す方へ背中を押してくださりありがとうございます。先生が導いてくださった道に、まっすぐ進んで良い未来を切り拓けるよう精進します。
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改めまして、願誉浄史先生、石森奏光先生。この度は貴重な時間賜り、助けて頂き、誠に有難う御座いました。御恩を胸に、日々がんばります。先生方もどうか健康にお過ごし下さいませ。