主人の行動を受け入れるべきでしょうか。回答受付中
主人がご近所のシングルマザーの方と連絡を取り合うようになりました。もともと子供達が仲が良く、私自身が連絡先の交換をお願いし交換をさせて頂きましたが、お礼の連絡をしたものの一切返信はなく忙しいと思い気にすることなく過ごしていました。が、その後、ご近所さん同士での飲み会のなかで主人が彼女と連絡先を交換しており、連絡を取り合うようになりました。
そんな中、彼女が我が子達へと手作りお菓子を用意し主人に渡してきたのですが、普段お菓子が大嫌いで我が子達が作ったお菓子も好きではないと一口も食べない主人が、彼女の作ったお菓子を一人で食べ切ってしまうということが起きました。私自身、子どもたちの前でその行動は子供達の心を傷つけるものであり良くないと強く指摘したものの、俺を疑うのか?お前面倒だわ、うざいと言い始め、以来夫婦なかはお互い最低限の対応となっています。
この出来事から半年以上過ぎた今、来週飲み会に行ってくると話し始めたのですが、別の方からその飲み会にシングルマザーの方も参加されると聞いてしまい、どうしたものかと悩んでいます。
お菓子の件もあり、子供達はすでに父親に親としての尊敬の心はありません。お菓子の出来事から子供なり何か思う事があったのか、親しくしていた彼女のお子さんともその後連絡を取り合うのは止めてしまいました。その日の出来事は私も子供達にも納得しがたい嫌な思いが未だに燻っており、主人には怒りを通り越し諦めしかない状態です。子供達は、離婚することになればお母さんについて行くと言ってはいるものの、本当は離婚して欲しくないとも言っております。子供が抱える葛藤を考えると、何が正しいのかと判断が出来ず状態です。このまま主人の行動を受け入れ、こういう人と割り切るのが一番でしょうか?そんな考えを子供達にも課して良いのかなど、非常に悩んでいます。
相手の感情に同調しやすい
お坊さんからの回答 3件
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今は黙って見守ってはどうか。夫の振る舞いをしっかり見定めて。
それは気がかりですよね。
必要に応じて連絡先を交換することは、よくあることだろうと思います。私も夫も、それぞれ学校や地域の役員をしていますので、相手の夫や妻(役員同士になるので)と直接に連絡をする必要も出てきまして、連絡先を交換している人が何人もいます。
ですが、あくまでも役目上の付き合いであって、プライベートに連絡を取り合うことはありません。向こうもそうですよね。
今回、あなたが不審に思っているのは、疑わしい行動をしている夫さんや相手の振る舞いです。やましくなければ、「ちょっとしたことでお礼に貰ったクッキーなんだ」と説明をして、あなたに渡したら良かったのですよね。そしたら、「私からも会った時にお礼を言うわね」と、会話もスムーズだったと思います。コソコソした態度や妻の疑問にきちんと答えず「面倒うざい」という言葉であなたを傷つける必要などないのです。
夫さん、ちょっと調子に乗っているだけのようにも思いますよ。浅はかな振る舞いですけれどね。飲み会も周りが見ていて、どのように映り判断されるのか。
あなたは、今は黙って見守ってはどうでしょうか。後ろめたいのは、夫さんの方です。あなたに落ち度はありません。自分の愚かさにも気づいていかれるでしょう。万が一、離婚するにしても、証拠や準備が必要になってきます。しっかり夫さんの振る舞いを、見定めましょうね。
許せないまま暮らすという選択
仏教では、「煩悩」という言葉で、人間の内に起こる様々な感情を捉えます。
そのなかでも、「怒り」「疑い」「執着」は心を曇らせ、私たちを苦しめる根因とされます。
けれどそれは、「怒る自分がいけない」のではなく、
その怒りに囚われ、飲み込まれてしまうことが苦しみになるという意味です。
あなたがいま感じている「怒り」は、ごく自然で、健全なものです。
それは「大切なものを踏みにじられた」悲しみや、「子どもたちを守りたい」という思いの裏返しでしょう。
そして、仏教には「縁」という言葉があります。
縁とは、すべての関係が“変化していくもの”であるという理解です。
今の関係も永遠ではなく、固定された「夫婦像」「家族像」として縛られる必要はありません。
今、できる問いかけは、あなたにとって、「家族」とはどんな場であってほしいですか?
子どもたちにとって、父親と接する時間はどんな感情をもたらしていますか?
「怒りを抱えたまま共にいる」ことと、「離れて心の平安を得る」ことと、あなたにとって、どちらがより誠実な選択に感じますか?
大切にしていただきたいことは、「受け入れるしかない」ではなく、
「どう選び、どう在りたいか」という視点を、あなたご自身に返してあげてほしいのです。子どもたちは、お母さんがどう生きようとしているかを敏感に感じ取っています。あなたが、我慢と諦めのなかで笑わなくなることこそ、子どもたちの心を静かに蝕むこともあります。
最後に、怒りは、手放さなくていいのです。
ただ、その怒りに「今のあなたの価値や願い」が隠れていないか、静かに見つめてみてください。
それは、あなたとお子さんにとって、新しい一歩の「起点」となり得るものかもしれません。
あなたがこれ以上、孤独に抱えずに済むように。
必要であれば、専門家や対話の場に力を借りることもご検討ください。
合掌
夫婦も所詮は他人
私達は、自分の身体でさえ思い通りに動かせません。(つま先を家具にぶつける等)
まして、夫婦と言えど他人なので、夫の心はあなたの所有物ではないし、思い通りに支配し続けることは困難なのです。
なので、夫婦の恋愛関係が冷めることはあり得ます。
40代、50代の男性が仕事や経済面で落ち着いてきたときに一旦あきらめていた「モテたい」という欲が再燃してくる場合がありますね。
健康のためと言いながら筋トレを始めたり。。。
欲の煩悩には喜び(快楽)が伴いますので、シングルマザーからちょっと優しくされたら「うっほほーい」と欲が刺激されるのでしょう。
まあ、それはさておき、恋愛関係と家族としての関係を割り切って夫婦生活を続ける選択肢もありだとは思います。
仏教的にはもちろん不倫はやらない方が良いのですが、無我(自分、自分の所有物は無い)と悟るのもまた仏教。諸行無常を悟るのもまた仏教。
なので、夫婦関係が冷めることも自然現象だと半ば諦めつつ、子供と両親としての円満な今後をどう実現するかを改めて考える時期かもしれませんね。
質問者からのお礼
温かいお言葉ありがとうございました。
黙って見守ること、見定めること、お言葉ひとつひとつが心に響きました。
改めて心落ち着かせ、子ども達も必要以上に一人悩むことがないよう声掛けしながら、前向きに頑張りたいと思います。