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幸せなはずなのに不安です

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有り難し有り難し 23

初めて質問致します。ご回答いただけたらとても嬉しいです。

私は今、最愛の人生のパートナーとも出会い、仕事もそこそこ順調でとても幸せです。

そのはずなのですが、心配や不安に心を奪われていて、「今の幸せ」を持続的に感じ取ることが難しいです。幸せな反面、いつもなにか不安だったり恐怖しています。

時にはまだ起こっていないことを不安に思って、食事が喉を通らなかったり涙が出てしまったりすることもあります。

思いつく限りの「起こるかもしれない不幸や別れ、自分の失敗や過去の過ちが人を傷つけたり失望させてしまうのではないか」と言う可能性を頭の中で考え、それを払拭できないと不安になり、食欲不振や吐き気など体の不調にもなってしまいます。
そして不調が続くことを申し訳なく思い、さらに不調になってしまうという悪循環です。

疲れている時や梅雨の時期などに多く、今年も梅雨入りとともにひどくなってきました。
素直に今の幸せを感じて喜べるようになりたいです。

心の持ちようや考え方などアドバイスをいただけたら嬉しいです。

2024年6月24日 10:14

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

みんなと一緒に生きている。みんなと一緒に乗り越えていけるわ。

考えたくないのに、無意識に考えて、不安で怖くなって、周りに居てくれる人たちも申し訳ない気持ちになってしまうのではありませんか?
とても辛いですよね。

考えられるのは、あなたが周りの影響を敏感に受けやすいHSP傾向にあったり、ニュースやネットの情報を受け過ぎていたり、また気温や気圧の変化に心身の疲れが出てしまい、不安が強くなっているのかもしれません。

世界情勢も不安定で争い事のニュースが絶えません。また気温の寒暖差も激しく、梅雨入りもしましたしね。食欲不振や心に影響が出るのも無理はありません。 

体の不調が出ているのですもの、一度きちんと診てもらいましょう。
どうぞ温かいものお召し上がりになって、心穏やかに、今この瞬間を大切にしていきましょうね。先の事は誰にもわからないけれど、みんな一緒です。みんなと一緒に生きているのだから、みんなと一緒に乗り越えていけるのですよ。だから大丈夫。

2024年6月24日 15:45
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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ちょき 様 相談ありがとうございます。

梅雨の時に体調が悪くなり、精神的に落ち込むようなことが多いとすれば、内臓が弱いなどあるかもしれませんので、検診を受けてみることをお薦めします。
身体は大事ですから。
そして、今の幸せを感じるようになりたいと希望されていることは、
大変良いことと思います。その希望は必ず叶います。
そのことをまずは心に強く思い、心に留めてください。

とはいえ、心配や不安が襲ってくるのは、何とかしなくてはいけませんね。
実は人間の脳は進化にともない、不安や心配の葛藤を抱えやすく、記憶にとどめるようにできています。
生きていくためには、脅威に感じていることを優先しなければ、危険なことからとっさに逃げられないからです。そのため、未来の不安や過去の恥の記憶をよく覚えていて、何かのきっかけで思い起こし、今起こっていないにも関わらず、脅威(不安や嫌悪)を感じた感情を喚起させます。それが多くなって、極端に感じるようになると、不調に陥り、凍り付きのような反応を起こし動きにくくなります。

では、その脅威の感情をなだめていくには、まず安心安全を感じること、癒しを感じることをするのが効果があります。ちょきさんにとって、安心安全を感じたり癒しを感じることは何ですか?
それから、安心安全を感じながら呼吸法で心と体を落ち着かせ、段々深く心地よい呼吸を感じるようにしてリラックスさせていきます。
さらに自分に思いやりや優しさを向ける瞑想が効果があります。誰かに優しくしてもらったこと、心の温かさや、励ましてもらったことを思い出し、自分の中に思いやりや優しさ、心の温かさが流れ込むようになイメージを使った瞑想が行いやすいと思います。そうするとあなたの中の、温かで優しい心が活性化し、不安や心配をなだめて、今、ここの幸せを感じるようになります。
雑駁にお伝えしましたが、自分へ思いやりを向けることは、「私が幸せになりますように」と願うことに通じていきますので、実践してみてください。一礼
追伸:お気持ちをいただきありがとうございました。お礼メッセージもありがとうおございます。不安を軽減するご支援をいたしますので、宜しければまたお話しくださいませ。この度のご縁に感謝申し上げます。(字数制限でこの欄はここまでです。)合掌再拝

2024年6月24日 22:11
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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

中田みえ様

まさにそのとおりで、無意識にたくさん不安が浮かんで体調にまで影響してしまっている状態です。

言われてみると幼い頃から感受性が豊かで過敏なところがある、心配しすぎ、相手の気持ちを考えすぎ(過度に期待に応えようとしてしまう)と言われることが多く、自分でもHSP傾向が強いのかな…と思っていました。

悲しいニュースや絶えない争いに心が疲れることもたしかにあります。
原因が分かれば対処法もわかるかもしれないので、一度しっかり受診したいと思います。

温かいお言葉ありがとうございます。
みんな一緒、1人ではないと感じられ、ほっとしました。

質問が殺到し法務もご多用の中、回答いただき本当に感謝いたします。

釋 孝修様

まずは検診を受けてみたいと思います。臓器に不調があればまずはそれを治していきたいと思います。

これまで、今の幸せをそのまま感じたいけどなんでも不安になってしまう自分にはできないかもしれない、という思いがあったので必ず叶うと言う言葉をいただけてとても心強く、救われました。ありがとうございます。

不安を感じることは生き残る術だったのですね。

お家にいる時やお風呂に入っている時が特に落ち着いて、安心、安全を感じます。

呼吸法や瞑想をして気持ちを落ち着け、自分の幸せを穏やかな気持ちで願いたいと思います。

たくさんの質問が毎日投稿され、法務もご多用の中、回答いただき感謝いたします。

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