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自分で決めて生きるには

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有り難し有り難し 6

物事を考えたり行動をするときに、
自分にはこれが足りない、周りと比べて劣っている、バカにされる、失望される、だから○○をしよう
といったような、不安や劣等感を回避するための基準に頼っています。

だからあれこれ手を出して結局どれも不完全燃焼で、充実感のないまま疲労と焦りだけが残っていきます。自分で考えたりすることもないし、こうなりたいからそのためにこれをしよう、といった目的意識もありません。

自分の軸で生きてみたいです。でもそれはどのような状態なのでしょうか?
自分にはこれが足りないから補わなきゃという動機ではなく、今のままの自分で精一杯試行錯誤してみよう、という意識で生きるには、どうすればいいのでしょうか?

2024年6月28日 21:57

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

目的意識を持つことです。

拝読させていただきました。

人は一日の生活の中に、何千回もの選択をしています。
・こっちの道に行こうかな?
・ご飯、何にしようかな?
・何時に帰ろうかな?
などなどキリがないほどです。
その何千回もある選択には2種類が存在します。

やかんさんはご質問では自分軸でというものの、すでに自分軸で生きています。
ただ、対人関係において自分軸に劣等感がたるだけであり、経験が足らないだけなのです。しかし、考え過ぎた結果、思考が先行してしまうことで不安や劣等感も脳裏に先行させてしまうのも事実です。

上記に「2種類が存在」の記しました。
一つ目は:判断力(脳)
二つ目は:決断力(心)

判断力は迷い、不安になり、劣等感を生成させます。
決断力は迷いを打ち消し、自信を形成していきます。

決断するには勇気がともないます。最初の一歩を踏み出すことは怖いものです。
そんなときは、自己暗示をかけてみるのです。「わたしは出来る。必ずできる」と。
これを習慣付けていくことで、自然と決断力を持てるやかんさんに変化しています。
決断力を持てたとき、自分軸が完成しています。

頭で思考する習慣性(癖)が付いてしまっているらこともあることでしょう。

目的意識を持つことで、自分を迷いに引き込まない強い意思を持つ。
この目的意識とは、なんでもいいのです。「わたしはこうしたい。」
「わたしらこうして生きていく。」
などなど

決断することは、振り返ると「あの時この決断をして良かったんだ。」と結果、間違いであっても正解であっても納得でき、後悔をさせません。しかし、判断で決めた物ごとでは、正解であっても後悔であっても「本当にこれで良かったのかな?」と自己反省が追いかけてきます。

仏教ではこのようにお釈迦さまは不変(真理)の教えを説きます。
[多く語る者は非難され]
[少し語る者も非難され]
[沈黙する者も非難される]
※要は、どの時代においても人は文句や非難など、受けることが当たり前なのだから、他人に意識決定をさせていては一度の人生を他人に時間を奪われるということでもあり、他人からの批判を気にして生きていることはもったいない。と、おっしゃってくれているのです。

自分らしく、自分らしい花を咲かせて上がるために、「こうして私は、生きてみよう!」から練習してみてください。

合掌

2024年6月29日 1:25
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