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難聴を受け入れる

回答数回答 1
有り難し有り難し 3

急に難聴になり、なかなか受け入れられず心が縮こまり鬱々として今までの様に日常が過ごせない
明らめる、なんとかなるとの言葉を頼りに前を向こうとしているが、落ち込む気分が繰り返す
どうにもならない事を受け入れて前に進むのに、何か生きる力になる言葉はありますでしょうか

2024年7月5日 15:17

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

苦しみ(宿題)は無くならない

生きている限り苦しみ(宿題)は無くならないというのが、仏教の考え方です。
ただ、瞬間ごとに苦しみ・宿題の形が変わっていくだけです。
小学生の頃は毎日宿題(新しい問題)を出されてもそれが普通でしたが、大人になるといつのまにか新しい問題、新しい苦しみへの立ち向かい方や興味が減ってしまうのですね。
人は、興味を持つと記憶力まで高まるらしいです。
難聴という苦しみには、対処すべき新しい宿題がセットです。
しかし、それらの宿題には興味深いことや喜びも含まれています。
たとえば、スマホには音声をリアルタイムで文字起こししてくれるアプリもあり、さらには外国語への翻訳機能まであります。
新しい機械を使うことには、興味や楽しみもあるはずです。
空腹は苦しみですが、食事には単に苦しみを癒すだけではないグルメ的な楽しみがついてきます。
病院に通院する人でも、病院帰りの寄り道に楽しみを見出す人もいるでしょう。
難聴に対する宿題の中に、喜びも見つけてみましょう。

2024年7月5日 19:25
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

回答をありがとうございます
苦は無くならないのでしょうか
苦を苦と思うと辛くなります
宿題の中に喜びを見つけるのは難しそうですが、心にとめて過ごしてみます

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