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夫のこと、将来のこと。

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有り難し有り難し 26

今までに何度か相談させてもらっています。
50代後半・サラリーマンの夫は、双極性障害でそのせいかアルコール依存気味でした。
昨年、それらが原因で「離婚」する一歩手前までになりました。
私は1か月ほど実家に帰り毎日のように話し合いをし、その結果、
「夫は依存症の専門医に通うことと、アルコールを一切断つ」を条件にもとに戻りました。
あれから1年近くたちますが、夫はしっかりそれを守っています。

これで丸く収まったとも言えますが、私の気持ちはそうではありません。
あれだけ嫌な思いをさせられて嫌いになってしまった夫のことを、許すことができません。
お酒を完全にやめたことは、本当に偉いなあと認めてます。
でも、たとえばしょっちゅう仕事の愚痴を言うところや、私の指摘(食事のマナーや姿勢が悪いと私が指摘することが多々あります)を無視するところ、自分の体調を私に一方的に訴える(ちょっと熱があるとか昨夜は寝られなかったとか)、そういうのがイラっとします。

老後が視野に入る年代になりましたが、できれば別々に暮らしたいと思っています。以前、彼にちらっとその話をしたら「(経済的に)無理に決まってる」と言っていましたが、昨年の実家暮らしのときに両親から家や財産のことを聞いたので、将来私が一人で生きていくのは無理ではないことがわかりました。逆に、夫の収入で二人で生活するよりも、親からの相続で一人で生きていくほうが裕福に過ごせるかもしれないのです。
なので余計に別々に暮らすことを考えてしまいます。

とはいえ、私にも情けや優しさもあるし、正直なところ歳を取ってからの一人暮らしに不安が全くないとも言えず、夫を切り捨てることは難しいのかな、とも思えます。

夫を許し、二人で穏やかに老後を過ごしたいなあと思えることができれば良いのですが・・。

普段、夫にどのように接したらいいのでしょうか。
老後をどのように過ごすのが良いのでしょうか。

2024年8月8日 10:17

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

どちらにも良さがある。最後はあなたの選択に安らぎを見つけて

その後も色々とあったのですね。よくここまで耐えてこられましたね。
あなたが持つ情は、今まで一緒に生きてきた「人」として見捨てられない気持ちであり、夫として・妻として生きていくには、もう疲れしまっていると、文面から伝わってきます。

夫婦で構築していく期待も持てないし、気持ちも寄ることがないのであれば、ただ老後の心細さや不安に備えてのためだけに夫婦関係でいることであり虚しいですよね…。

このまま夫婦でいるのなら、家の中にそれぞれのプライベートスペースをつくり、互いに干渉し合わないような付き合いをしていくほうが、期待しない分ラクだろうと思います。そんな夫婦も世の中にはいらっしゃることでしょう。

また、離婚すれば今までの悩みから全て解放されますし、独り生活とはいえ、様々なコミュニティ(広報誌にも載っています)がありますから、そこで気の合う仲間と過ごすほうが充実を味わえるかもしれません。

どちらの選択にも良さがあるでしょうから、最後はあなたの選ぶ道に安らぎを見つけていくしかないのだろうと思います。
自分の幸せを最優先しましょう。

2024年8月8日 14:54
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有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつけやすいです。特に21:30以降は、たっぷりとした時間が取れます。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

まずは自分の心を明確にしましょう

お悩み拝見しました。

文面からのことなので、多方面的に分かりませんが、なかなか大変な思いをされてきたのだと、推察いたします。

アルコール依存症というのも何かしら逃避行動ですので、ご主人も何かから逃げたい気持ちでいたんでしょう。

精神的障害も、感情を自分で制御できないことからの心のオーバーヒートかもしれません。

とはいうものの、それは本人の問題であって、周りのものにとっては本来預かり知らないことです。

その行動に振り回される身になると、正直たまったものではありません。

その時、傷つけられた心は癒やされることなく傷ついたままですから、相手に恨みつらみも言いたくなるものです。

本人が頑張って断酒をしていくことは応援はできますが、あなたの気持ちが満足することはないです。

自分のことばかり言ってあなたのことを考えていない態度にもイラッとしてしまいます。

今あなたが求めているものが、ご主人のあなたへの労いと優しさや愛する気持ちであるならば、それはまだではないでしょうか?

当然、ご主人はそのことをわかっていないと思いますので、「酒はやめてるのに・・・」となるでしょう。

一度、別居を経験されたことにより、経済的にも社会的にもあなたは自活していけるとご自分の心の底に芽生えているようです。

その気持ちがあるために、今までのことを含めて非常にドライにご主人を見てしまいます。

自分にも優しさや情けはあると言っていますし、確かに普通の気持ちの人ならそうでしょう。

ですが、今のその優しさでご主人を包んで応援してあげられる余裕がありますでしょうか?

正直に申しまして、女性は経済的に生活ができるなら老後の一人ぐらしは、男性よりもできると私は思っております。

ですが、あなたがご主人のことを穏やかに愛せるかどうか、あなたがご主人になってほしい心と行動を伝えて心通わせることができるかどうか、まずご自分自身の心と向き合われることが大事ではないでしょうか?

その後、ご主人としっかりと自分たちのことを話あうことが重要になると思います。

そのようにできれば、自ずと接し方も老後のことも見えてくるはずです。合掌

2024年8月8日 15:45
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有り難し
おきもち

護摩行1200回以上・滝行:1100回以上もすると、お話しできることもできてきた行者です。 元々は在家の出身ですが、17歳で出会った師匠の生き方に感銘を受けて、18歳から師匠のところで内弟子修行。 ただ、この時点で師匠が僧侶であることを知らなかったという間抜けな弟子入りでした。 一体何になるために弟子入りするのか、その時はわからないままだったんです。 多感な時期に、弟子にならずにはおられないほどの生き様を見せていただけたことは、私にとって生涯の幸せだと今は思えます。 その後、内弟子行12年の間に夜中行・護摩行・籠山行・滝行・お百度行などを経験させていただきました。 結婚と同時に小さなお堂を預かって師匠のもとから独立。年間数百回を超えるご相談を聞いております。 人々を幸せに導く行者として、60歳を超えた今も季節を問わず変わらず修行を続けております。 また、別に事業もしておりますため、マーケティングやセールスなどにも詳しくなって、娑婆の厳しさと理不尽さも舐めてきています。 本当に救われる信仰として、実践に則したお話をさせていただきます。

質問者からのお礼

中島高州さま、中田三恵さま、
さっそくご回答いただきまして、ありがとうございます。
自分の気持ちに向き合い、自分の幸せを最優先にします。
夫とももう少し向き合って、話をして、じっくり考えてこれからの人生を進んでいきたいと思います。
また迷ってこちらに相談するかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。

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