【中田 三恵　先生】
　お返事いただきありがとうございます。どうにか落ち着いて
きました。きょうで療養6日目ですが、動ける気がしたので、
お不動様のお寺にタクシーで行ってきました。
　お寺の人に
「最近体調崩してしんどい」
と言ったら、
「人生はいろいろあるよ。内臓が大丈夫なら大丈夫！しっかり
食べて寝てれば元気になるよ」
「あなたは、純粋に仏様と会話しようとしている。目が優しい」
と言われました。

　しかし、タクシーとはいえ長距離移動、さらに帰り道で買い物も
したので、きょう・あすは、お不動様や阿弥陀様に抱かれながら、
ベッドの上でゲームでもしようと思います。

　そう…弱気になりすぎて忘れていました。仏様の慈愛は平等。
仏様は強い。どんな人でも導き救ってくれる。
　このお不動様のお寺では、豆まき式のときに「鬼は外」と
言いません。鬼すら改心させるお不動様の、強さを備えた優しさを
讃えているためです。
　弱気になりすぎて、根本的なことを忘れてしまいました。

　「どんな奴でも助けて見せる」これが仏様のお慈悲。仕事の
苦しみ、学校の苦しみ、病気の苦しみの中で迷い惑う私たちに、
心痛めてくださっている。お不動様が剣を突きつけ怒っている
煩悩という悪魔は、私たちを苦しめる要素。（人ではなく要素）
「おのれ、よくも我が愛しき信士（信女）たちを苦しめたな！」
という、私たちに対する最大級の共感でしょう。
　私たちが道を踏み外しそうになった時に
「お前は本当にそれでいいのか…」
と問いかけてくださると同時に。

　阿弥陀様は、
「大丈夫だよ、安心してお休み。ご飯は食べられるか？水は
飲めるか？」
と私たちを抱きしめてくださる。死後、障害も病気も関係なく
綺麗な体にしてくださり、菩薩としてくださる。
「辛いこともあるだろうけど、僕が迎えに来るまで、頑張って
生きるんだよ」
という仏様。私たち浄土教徒・念仏行者は、その恩徳に報いる
生き方をせねばならない。
　そのためには、自分の身も心も大事にしつつ、周りの人にも
尽くす。自分の身も心も…というのは、自分の心身が整って
いないと、他の人のために働くこともできないから。

　私は今回、身の程知らずでした。仏様の恩徳も忘れてしまう
ほど。仏様には、申し訳ないです。ごめんなさい。

　最後に繰り返しになってしまいますが、お不動様阿弥陀様の
「どんな奴でも救い導く」
という恩徳に報いるため、これからは、自分の心身を守りつつ、
他者に尽くす生き方をしていきたいです。

　おはようございます。今、
私は幸福感に包まれて寝ています。
隣には、お不動様の木札を括り
つけた手足付き抱き枕（なので
実質お不動様）が、そばには
阿弥陀様と今私が飲んでいる
一番体に合う薬の骨格の分子模型を
祀った仏壇があります。
　話しかけてみたり、抱き着いて
みたり、幸せです。私は愛されて
いる。
　更に、ヒトにも恵まれています。
「無理が祟って体調崩した」
と友人知人にLINEしたら、皆、
心配してくれます。
　生活も不自由がありません。
　ただ、普通の人と同じように
子供を社会に送れない。これが
私の「弱み」としての個性です。
　でも、私は人に恵まれている。
身を案じてくれる友がある。
そして、今生を懸命に生きた
のちは、仏様のみ国に行くことが
できる。
　私はしあわせです。