どうしたら物に当たらないようになるのか
私は昨日、生理前ということもあるかもしれませんが、妹と比べられてしまい、劣等感を感じ、自分に腹が立ってしまったあまり、自分のコスメ(安価)を床にたたきつけて壊してしまいました。
こうなると頭で分かっていても、悔しさが勝ってしまい、思わず割ってしまいました。1年近く使っていた物なので時期的に手放すのは問題なかったかと思いますが、物に罪はないのになんてことをしてしまったのだろうと、後悔が募りました。私は本当に大人げないです。
今後、物に当たって壊してこんなやるせない思いはしたくありません。またお店に行けば買えるものなのですが、一度壊れると元に戻らないのは人間の心と一緒なので、今にも「ごめんね」と言いたい気分です。生理前はいつもイライラしてしまうので、どうすれば物に当たらないようになれるのか対処法を教えて下さい。
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以前、妻もそうでした
結婚当初、だいぶ以前の話です。家内は28歳でした。その当時の家内にもそんなことが多々ありました。いろんなものを壊されました。ネクタイも何本か切られました。私は男なんでよく分からないのですが、生理前の女性はそうなるものだそうですね。
さて、もしあなたも家内と同じなら、少しずつおさまっていくものと思います。ものを壊すことが徐々に少なくなりました。逆にいうと感情が爆発するのはとどめるのが困難で、容易にブレーキが効くものではない、と被害者?だった経験から申すことができます。
ものを壊しても何の解決にもならないし、それは本人もよく分かっていると思うんです。が、そうせずにはいられなかったようです。感情が爆発するは人間の性みたいなもので、うまく付き合う以外にないでしょうか。
二十代の初め頃、家庭教師をしていたご家庭のお父さんは、腹が立つとビール瓶を割るんだとおっしゃっていました。後片づけがたいへんだとは思いますが、お金はかからないやり方です。壊してよいものを用意し、壊しても後悔や罪悪感を生じないものを壊してもよいと思います。必ずしも格好のよい解決法じゃくてもいいじゃないですか。
娘の場合は、学生の頃はカラオケ、働き始めてからはライブを見に行くことで、いろんなものと折り合いをつけていると思います。
私は、というと、近くの丘というか山というかに登りに行きます。景色がきれいですし、思い切り汗をかきますからスッとします。坊さんですからお経をお勤めする際に自然にストレスを発散している面もあります。
仏教由来のマインドフルネスや内観もよいやり方です。気持ちが落ち着きます。
ともかくも人間は感情の起伏を完全に抑えることはできません。ある程度は感情に身を任せてもよいです。悩みすぎないことです。自分や他者、大切にしている物に被害が及ばないやり方で、感情のたかぶりに対処するご自身の性格にあった方法を考えて見てください。