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兄とつい比べてしまいます回答受付中

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私の兄は小さい頃から友達も多く、優秀で自慢の兄です。一方、私は小さい頃から引っ込み思案な性格で、高校までは友達もあまりおらず暗い学生生活を送っていたことがずっとコンプレックスでした。

兄は社会人になり第一志望の有名企業に就職しました。仕事も順調で、重要な仕事を任されたり上司からも可愛がられているようです。プライベートでも彼女ができたり海外旅行に行ったりと充実しています。私も大学で親友ができ、目指していた仕事にも恵まれて今の生活に満足しているし、コンプレックスに感じる事もなくなりました。

しかし、久しぶりに家族で集まるとどうしても話題は兄の話が中心です。こんなプロジェクトを任されたとか、次はこの国に行くとか。特に母は兄の活躍がよほど嬉しいのか親戚にも兄の話ばかりです。別に贔屓している訳ではないと頭では分かっているし、いい年してこんなことに嫉妬してるなんてと自分で思います。

兄はその分たくさん努力していること、私は私の人生なのだから比べる必要はないことは分かっています。

でも、小さい頃からのコンプレックスのせいなのか兄の話を聞けば聞くほどその差に自分が惨めになり苦しくなってきます。おそらくもっと自分の話も聞いて欲しい、褒めて欲しいと思ってるのだと思います。

家族全員で会えることはあまりなく、私もこんなこと話したいなとか毎回楽しみにして行くのですが何故か毎回虚しくなって帰ってくるのが辛いです。どうすればこんな気持ちにならず素直に楽しめるでしょうか。

2024年9月22日 0:20

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの未来を自信もって下さいね

拝読させて頂きました。
あなたはお兄様とつい比較して考えてしまってコンプレックスを持ってしまうのですね。詳細なあなたやお兄様やご家族の方々のことはわからないですけれど、あなたのその辛い思いは伝わってくるように感じます。お気持ち心よりお察しします。
そうですよね、アタマでは比べる必要などないと思っていてもお母様や周りの人達と話している中ではどうしても自分のことは出てこずに辛くなってしまうと思います。ですからあなたがそう思ってしまうことも当然かとは思います。ですからどうしても自分のことをみじめに感じてしまうのも否めないですよね。本当はあなたのことを話して欲しいでしょうし、あなたを褒めて欲しいと思うのも当然だと思います。
その思いは少しでもご家族の方々にお話しなさってみてもいいかと思います。ご自分から言い出すことはなかなか難しいのかとも思いますが、あなたの心の中でうっそうと思い悩んでいるよりは少しずつでも家族の方にお話ししてみましょう。
お兄様もそのお気持ちを多少なりとも汲んで下さるのではないかと思います。

また人生というのは先のことは誰にもわからないものです。今が善くてもこれからどう転んでいくのかはわかりませんし、今あまり思わしくなかったとしても先々移り変わっていくこともあるものですし、これから様々な幸運に恵まれたり素晴らしいご縁に恵まれることもあるかと思います。或いはあなたが大きく成長なさっていくかもしれません。
今あまりありこれと劣等感に悩まされるよりはこれからのあなたの未来にゆっくりとお向き合いなさってみて様々な巡り合わせやご縁を見つけていってもいいでしょうし、あなたが目指す道をしっかりと歩んでいっても宜しいと思います。
あなたがこれからの未来に素晴らしいご縁に恵まれながらあなたが志していく道をしっかり進み心から豊かに充実した毎日を生き抜いていかれます様に、そしてあなたが自らのことや人生に自信をもって歩んでいかれます様に切に祈っています。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌

2024年9月22日 13:00
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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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他人と比べるのではなく、自分の成長に目を向けること

拝読させていただきました。

兄が優秀ゆえに、つい自分の方が劣っているんじゃないかと考えてしまいますよね。

まず、コンプレックスは誰にでもあるものです。特に身近な人と比べてしまうのは自然な感情です。しかし、それに縛られすぎないことが大切です。

自己肯定感を高めるために、まずは自分の良いところを認識することから始めましょう。日記をつけて自分の行動を振り返ったり、成果を書き出したりすることで、自分の強みが見えてくるかもしれません。

家族とのコミュニケーションも大切です。兄がいないときに両親と話す機会を作り、自分の興味や活動について共有してみてください。また、兄とも二人きりで話す時間を持ち、お互いの理解を深めることも良いでしょう。

考え方を変えることも重要です。兄の活躍を家族全体の喜びとして捉え、自分もその一員として喜べるよう心がけてみてください。そして、自分も家族の笑顔を増やすにはどうすれば良いか考えてみましょう。

家族で一緒に何かを行うのも良い方法です。ボードゲームや料理、キャンプなど、共同で楽しめる活動を増やしてみてください。そうすることで、自分の活躍の場も自然と生まれてくるでしょう。

最後に、完璧な人間はいません。兄にも苦手なことや悩みがあるはずです。自分の人生は自分だけのもの。他人と比べるのではなく、自分の成長に目を向けることが大切です。

少しずつでも、これらの取り組みを実践してみてください。きっと、家族との時間がより楽しいものになり、自分自身にも自信が持てるようになるはずです。わんこ様の幸せを心よりお祈りしています。

合掌

2024年9月22日 20:25
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おきもち

蓮城院というお寺の副住職。 主に坐禅をしたり、庭掃除をしたり。 ハスや...
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「他人・周りと自分を比べてしまう」問答一覧

防衛本能をどう生かすか

お世話になっております。久々に質問させていただきます。 私は非常に怖がりな人間で、危機や違和感といったものに人一倍敏感で、そのせいでチャレンジしたいことができない・本当はもっと深く付き合えたかもしれない人たちとそれ以上わかり合えない、といったようなことが度々あります。「ん?これ(この人)なんか違うかも?」と思ったとたんに、「これ以上はやめといた方がいい、面倒なことになるぞ・危ないぞ」と自分の中の危機管理担当(?)みたいなもう1人の自分がストップをかけてくる感じです。 「この人/この会社とは関わらない方がいい気がする・ある場所にどうしても行く気がしない・何か嫌な予感がする・Aを選んだ方が得なのに、自分はBの方がいいと思う」といったような感覚は、未知のものに対する一種の防衛本能であると聞いたことがあり、このような感覚は誰にでもあると思います。しかし、私の場合は、それがあまりにも過剰になりすぎている気がします。もう少し危機感をゆるめたら、もっと人生や人間関係が開けるのに、と思うことがあります。一方で、これまで大きな怪我や事件に巻き込まれずに元気で生きてこれたのは、違和感や危機感を無視しなかったからだ、とも思います。 このような違和感や、危険信号のようなものを感じたとき、お坊さんはどのように対処しますか?防衛本能を過剰に発動させず、色々なことにチャレンジしながら、必要なときにだけ自分を守る判断ができるようになるには、どんな心がけが必要でしょうか?また、本当の危険を察知する力は、どうやって磨けばいいでしょうか? お坊さんは、日々精神を鍛錬されてバランスを取っている印象があるので、質問いたしました。何かヒントをいただけると幸いです。

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他人との比較で自分が嫌いになります

こんにちは。 現在大学3年生の女子です。実家暮らしをしていて生活に困ることもなく、素敵な人に囲まれ、大きな病気や怪我もないです。多分自分はすごく恵まれていて、それは自分でも痛いほどわかっています。 ですが、毎日自分と周りの人を比べ、自分のダメな所ばかりに目が行ってしまいます。例えば、インスタグラムで友達が遊びに行っているのを見て「家で何もしていない自分は人望もなく自堕落な人間だ」と悲しくなったりします。 すべてで一番になるなんて無理とわかっていても自分は不幸だ、自分の人生は面白みがない、と思ってしまうんです。 人生でしたいこととか熱中できる趣味とかそういうものもなくて、ときどきすべてが嫌になってしまいます。 せめて少し得意な勉強ぐらいは頑張ろうと自分を追い込むのですが、それをさぼってしまった日は何もなくなったように感じてしまって。 きっと他の人はもっと悩んだりつらい気持ちをされているのに自分がこんなことでうじうじしているのも嫌です。もっと明るくて前向きな人間になりたいと毎日思っています。 人と自分を比べないようになるには、自分なりの幸せを見つけるには、どうしたらいいのでしょうか。 他人任せな質問で申し訳ないですが、ご回答いただけると嬉しいです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ