hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

平凡すぎる日々

回答数回答 2
有り難し有り難し 8

私は毎日、いい事もなければ悪いこともないような
平凡な日々を過ごしています。もちろん、それが
当たり前な事ではなく、幸せなことなのだとは
分かっているのですが、何かちょっとした事で
イライラしてしまったり、心から笑えなかったり
します。自分が言いたいことも、言えていないです。
相談される事が多いのですがはっきり言って相談に
のるのもきつい感じです。このモヤモヤした気持ちは
どうしたら解消されるでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

大平凡を生きよ

トコトン平凡を徹することですな。
あなたはおそらく、平凡であることがペケなのでしょう。
わたしは毎日平凡ですが、それが大好きです。
ある時から大平凡を愛せるようになりました。
人間、なにか楽しいことを前提にしていたり、楽しいことを欲していると、目の前の世界が宝物にならないのでしゅ。
外の方に楽しいことを求めると人間は不幸になります。
心の内側に何を観ても楽しめるような心の在り方を会得することをお勧めします。
それは、最初から何かを❝立てない❞ことです。
❝立てない❞とは、理想を描いたり、何か別のモノを要求しないことです。
いったん、このページを観るのをやめて辺りを見回してみてください。
ただ、そこには楽しいも、楽しくも無く、ただポーンとそこにモノがあるだけです。
出来事もあると言えばありますが、小さなことを拾い上げなければそのことが只流れて行く(ある)だけです。
よくものを見て、よく心で観てみてください。
自分の好き嫌いや、良い悪いの評価を離れた在り方として存在しているという事が観えてくると思います。それが分かれば、あなたは初めて、自分の評価や思い方とは無関係に、純粋なそのもの(世界)を観ることができたと言えるのです。
では、そうでないとはどういうことかというと、自分の好き嫌いや、自分の考え方で物事を取り扱っている世界なのです。考え方で物事を取り扱うと、物事を観る時、面白いだのつまらないだのの思いのフィルターを通してものを観る事になるのです。
一回じゃ分かりづらいと思うので一日、3回くらい一週間は読み直してみてください。(^<^)
大平凡の中に楽しさをたくさん見いだせる心になるはずです。

{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

大好きな事を探して下さい

ワクワクとついやってしまう事。
やるなと言われてもやりたくてしょうがない事。
そんな感じに大好きな事はありませんか?

もし、そういう事がないのであれば、
少しご自分の心を見つめてみましょう。

自分がどんな時に悲しくて、どんな時に嬉しくて、どんな時に怒るのでしょうか?

そういった事をひとつひとつ見つめて行くと何となく「自分」が見えて来ます。
自分はどんな時に活き活きとするのだろうか?
…その答えが見つかれば、きっと見える世界が変わって来ると思いますよ。

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さんだと思っております。 法昌という法名で、和歌山県の高野山の西禅院が所属寺院ですが、 普段は東京都町田市のマンションで手作りの密壇でひたすら修行を続けている  はぐれ行者です。 伝法灌頂も中院流の一流伝授も授了させていただいております。 娘を持つ母であり、一家の主婦でもあり、親の介護もあったりします。 エッセイや文章、そして漫画家として漫画も描いております。 イーハトーブクリニック萩原医師の指導をいただきヒプノセラピスト(催眠療法士)でもあります。 基本的に隣のおばちゃん的な、でも変わった尼僧です。
ご相談可能な時間はその日ごとに違うので、いくつかご都合を書いてくださいね。 人生で悩んだ時に、最善の答えを与えてくださるご神仏と、あなたは心の奥で必ず繋がっています。ご自身の心の中からご神仏のお答えが受けられるようにアドバイスをさせて頂きます。 ◆著書:「神さま仏さまがこっそり教えてくれたこと」「迷いをすっきり消す方法」「幸せを呼ぶ仏像巡り」

質問者からのお礼

ありがとうございます。
自分の好きなことや楽しめることを見つけて
行ければいいなと思います。

ありがとうございます。
今を見つめ返して平凡な日々を楽しめることを
見つけていきたいと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ