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お坊様に暴言を吐いたことを悔いています。回答受付中

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有り難し有り難し 11

 いつもお世話になっております。2024年8月25日に投稿したお坊様に暴言を吐いたこと、読者の方に
不安を与えたことを悔やんでいます。

 言い訳がましいことを言うと、デイケアでストレスを感じて
体調が悪化、24時間テレビの放送も近いということで、非常に
不安定な時期でした。
 体調悪化などというのもおこがましいですが、そのような
状態が1か月以上続き、自分が不調を起こしていることに気が
付いていませんでした。受戒者として恥ずべき事です。
 9月26日、緊急で精神科を受診し不調が長期的に
続いている旨を主治医に伝えると、薬が変わりました。

 新しい薬を飲み始めて10日経ち、ようやく落ち着いて
考えることができるようになりました。
 「お不動様は私のことが嫌いなの?」という質問に対し
「むしろ愛の鞭。叱咤激励ですよ」とフォローして
くださったお坊様に、「カルト思想の助長」「自殺教唆」などと
暴言を吐き、「近所の精神病院で刃傷沙汰を起こしてやる」
などと読者の方にも不安を与えるような発言をしたこと、
本当に後悔・反省しています。

 福祉用語に「ストレングスモデル」という言葉があります。
「障害者のできない事ばかり注目せず、できる事にも焦点を
当てて支援せよ」
という意味です。
 この「自分を病気と思うと甘えが出るぞ」とご発言をなさった
職員さんは、お寺の信徒部長さんです。
 昔も信徒部長さんからお叱りを受けたことがあるのですが、
「俺にはリケさんと同年代の息子がいるから、リケさんは、
俺にとって娘のような存在。厳しいことを言うのは、リケさんが
社会で恥をかいてほしくないから」
とおっしゃっていました。

 こんな事も言われました。
「障害者だからと何もできないと思ってはいけない。玉石混交
という言葉がある。できない事を石、できる事を玉に例えると、
できる事は少ないながらも石の中に紛れて確実に落ちている。
玉を探して生きていけ、それが人生だ!」
 まさに、ストレングスモデル理論に基づいたご発言です。

 こちらの信徒部長さんともう少し話せば、ご発言の真意が
わかったかもしれないという後悔、そしてご回答くださった
お坊様に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

2024年10月5日 16:49

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自覚があるのなら一呼吸よ。お不動様と過ごして心を静めましょう

周りの態度や言葉には、誰だって影響を受けるものです。そのことにより心が揺さぶられ、プラスにもマイナスにもなっていく。人間とはそういう生き物であり、そこから大切なことを学びながら、成長する、つまり大人になっていくのでしょう。

過去のあなたの問答を私も読ませてもらってきたので、(過激だな。何かあったのだろうな)と想い巡らせていました。

落ち着いて考えればちゃんと言葉を選び伝えることができる人(あなた)でも、冷静ではいられない時だってあるわね。そんな時に暴言となりやすい自覚があるのなら、一呼吸よ。

あなたには、お不動様がついている。お不動様と過ごしましょう。お不動様と向き合う時間は、心も静まるわ。
そして、せっかく出会えたお坊さんとのご縁を、傷つけ合うよりも、優しく頷いていけたらいいわね。

2024年10月5日 20:38
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

【中田 三恵 先生】
 お返事いただき、ありがとうございます。
あのときも、ご教示いただきありがとうございました。
 そう、まさに「何か」の渦中の真っ盛りでした。
 本当に、後悔の気持ちでいっぱいです。なぜ、不安定な
状態なら受診を検討しなかったのか?主治医にきちんと
伝達しなかったのか?お不動様は、きっと泣いています。

先日、例のお不動様のお寺に行ってきました。お不動様と
目を合わせるのが、つらかったです。

 自己憐憫はここまでにしておくべきですね。
 薬も変わった事ですので、これからどうするか考えます。
そうですね…このときの状態を覚えておきます。そして
少しでも「あ、まずい」と思ったら、すぐに病院に行きます。
 放っておいても悪くなるばかりなので。傷は浅いうちに
塞ぐものでしょう。

 ちなみに信徒部長さんが昔私に示してくださった「玉石混交」
の例えを主治医に話したら、主治医は「ほ~!いい事言うな~!」
と物凄く感動していました。
 周利磐特尊者の逸話と福祉学の「ストレングスモデル」理論は、
通じているようです。

 信徒部長さんは、少々お言葉遣いが荒く、早とちり気味なときが
ある方ですが、こちらがゆっくり事情をお伝えすれば、わかって
いただける印象です。
 以前「働きに出ろ」とお咎めを受けパニックを起こしてしまった
ときも、後日お手紙をしたため事情をご説明したらその場で読んで
くださり、「わかった、以上!」とおっしゃり、これ以降「働け」と
言われることはありませんでした。

 私が入院することになったときも、「入院期間は長くないと思い
ますが」と私が言うと、「長く入ってしっかり治してもらったほう
がいい」と言ってくださいました。
 これらの事を思い出しても、信徒部長さんが反医療カルトや
優生主義者でないことは確かです。

 これからは、少しでも「不安定だな」と感じたら活動量を
減らし、早急に病院を受診します。

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