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言った、言わないで、疲れ果てました。回答受付中

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有り難し有り難し 2

よろしくお願いします。
 
私の実父母と、妻との間で馬が合わず、先日も祖母の7回忌を香典だけ送るとし、法要の席は欠席しました。
 
過去にもいろいろあり、妻は克明にメモを残していたのですが、決定打として「夜(とはいえ21時ですが)の仕事なんてやめて内職でもしろ」という言葉に妻はショックを受けて居りましたので、私が代理で話の席に乗ったところ、とにかく過去の言った言わないで、そんなこと言われたことは知らんなど、実父母からそれぞれスマホのメッセンジャーで送り続けてくるのですが、何故か気が変わったのか、そのメモを見せろとも言うようになりました。
 
このやりとりから、こちらも精神的に疲れ果て、その旨を切り出したところ実父から「(私の妻を)諭すことも出来ないのか?」「この家の嫁とは認めない」と言うところまで来てしまいました。この間、二人で悩みながら半日潰してしまいました。ちなみに、妻にも多少まずい対応はあったと思いますので、そこは諭した旨は過去にも伝えてあります。それをも棚に上げられてしまい、もうとにかく疲れました。
 
そのため、私たち夫妻、特に妻の平穏を保つために、カウンセラー(臨床心理士)さんに相談をしながら、ちょっと実父母とは距離を置こうとも考えています。これについてもカウンセラーに相談しても意味はないと全面否定されました。
 
理想形として、歩み寄れるのが一番いいとは思っていますが、今はそのような気分にはなれません。
 
親であることには変わりはありません、でもやっぱり苦しいです。

2024年10月5日 23:57

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

しばらく落ち着いて生活しましょう

拝読させて頂きました。
あなたがご両親様と奥様のあいだで板挟みにあってしまって大変な思いをなさっておられることを読ませて頂きました。詳細なあなたや奥様やご両親様のことはわからないですけれども、あなたの気苦労を心よりお察しします。

今ご両親様も奥様も相手の言った言わないの怒りがあふれ出し、自分の主張を押し通すばかりででしょうう。ですから皆さんが落ち着いて冷静にお話になることはかなわないでしょう。
怒りで我を忘れたものに何を言っても通じないですからね。ただただ傷つけ合い心は疲労するばかりかと思います。

ひとまずそのことはほおっておいてあなたも奥様もご両親様もゆっくりと心身ともに休んで下さいね、それぞれのご自分のことをいたわってください。そして少しでも心を楽になさって下さいね。そうして鎮静化させることを優先なさって下さい。

それぞれの言い分はあるでしょうけれども今は考えなくてもいいと思います。先ずは穏やかにご自分とご自分の家庭生活を送ることです。

ですから今はしっかりと距離を取っていいと思います。なかなかわかってもらえないのは致し方ないです。
それぞれ今まで生きてきた価値観や考え方がありまっすからね。
どうかあなた自身と奥様の心を休めてゆっくりとなさって下さいね。

それぞれに大切な人生ですしかけがえのない毎日です、そしてそれぞれに尊い存在ですからね。

あなたと奥様が心を楽に穏やかにご生活なさいます様に、ご両親様が穏やかにご生活なさいます様に心からお祈りさせて頂きます。

そしてそれぞれにお互いを尊重し合い思いやりながら心おおらかに豊かな人生を生き抜いていかれます様に、心から幸せを感じて分かち合い生き抜いていかれます様に切に祈っております。至心合掌

2024年10月6日 11:27
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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怒り優先の似たもの同士

私達には、欲・怒り・怠け・プライド等の煩悩があります。
「ショックを受けた」とか「傷ついた」とかも、要は「怒りの煩悩が起動した」(怒った)ということを格好良く表現する言葉にすぎないのです。
その意味で、妻もお母様も、ご自身の怒りの煩悩を何よりも優先するタイプという意味では似たもの同士なのかもしれません。
何が言いたいかというと、煩悩がある者同士お互い様、問題のある言動があるのは人間だから当たり前、それでいちいち全面対決するのはストレスになるから適当に聞き流せば良い、と思えたら楽になるということです。
とはいえ、ここまでこじれると妻も父母もプライドの煩悩も刺激されて自分から和解したくはないでしょうね。
それもまた人間です。
あなたは、板挟みになったときは妻の味方をしてあげましょう。
よそ様の娘さんを妻に迎えた責任、妻を幸せにする責任がありますから、よほど酷い行いがない限り「うちの嫁失格」なんて言ってはダメだと思います。
「親よりも妻を優先」(細かい部分ではケースバイケースですが基本方針)と決めてしまえば悩まずに済むのであなたは楽になれます。
あなたは心身のストレスを減らして妻や親のサポートをできる元気さをキープしましょう。
ところで、「夜の仕事なんてやめた方が良い」と親に言わしめた原因(夜の仕事を辞めるメリット)は何だったのでしょうか?
親は親なりにあなた方夫婦の生活の効率(引いては二人の幸せ)を考えて発言していたとしたら、手段は違えど目的(家族の幸せ)までは異ならないとも考えられます。
対立しつつも、あんな親にも可愛いところはあると、慈悲の心を向けることも大切です。
優しい気分きなるとあなた自身のストレスが減るので。
追記 
親子で価値観が違うことはよくありますね。
価値観が合う妻と巡り会えたことは幸運ですね。

2024年10月6日 5:47
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
最初の気持ちは両成敗ではありましたが、やはり私の元についてきてくれた妻である以上、まずは全力で守りたいと思います。今まで通り妻を守ればいいと気持ちが落ち着いた気がします。

>夜の仕事を辞めるメリット

実父母は結婚からずっと寝食ほぼ一心同体の生活でした。
そのようなこともあるでしょうが、家に帰ってもだれもいない、冷めたご飯をレンジで温めて食べるというのは何ともいたたまれないという感覚に陥ったのではないかと推測しています。それも親心ではないかと。

また、妻が仕事が休みで、私が帰りが遅くなる時も夕食を待つべきとも言われてはいましたが、お腹がすいたら気にしないで食べればいいじゃないかという気持ちでいるので、悪いこととは感じていません。

このように、実父母からは夜の仕事を続けるデメリットだけを指摘されていましたが、夫婦であれど、個々の時間は必要であると思います。私が仕事、あるいは妻が仕事である他方は、やるべきことさえ果たせばあとは自由な時間を得ることを考えてみれば、そういう時間を趣味にあてがったり、友人に会ったり、そういう自身の時間に当てることが出来るのではと思っています。

この時間に仕事をしなければいけないほど生活に困窮しているわけではありませんが、どうしても仕事にはシフトというものが存在しますし、体を動かすことにより、健康も維持されます。よほど道を外れない限り、そこは認容してあげようと思っています。

総じて、実父母と私たち夫婦の価値観の違いであると思います。

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