不幸が立て続けに…もう疲れてしまいました
不幸が立て続けにおき、生きる希望が持てません。
なぜ私ばかりこんな辛い目に遭わなければならないのでしょうか?
私は現在22歳の大学生です。
中学時代にいじめにより不登校になりましたが、その後やりたいことが見つかり何とか大学に進学しました。しかし、人間関係のトラブルやトラウマのフラッシュバックが起きるようになり精神疾患を発症、大好きな勉強をするのがままならなくなりました。
昨年6月に母に自殺をほのめかし助けを求めましたが、「勝手にしろ」と突き放され、やけになり過剰服薬…十数時間苦しみでのたうち回り、気が付いたら救急搬送され集中治療室にいました。
その後大学を休学し、現在まで地元で療養しています。しかし、療養中にも不幸が連続して起こりました…
今年5月に騙されて性被害に逢いました。母に頻繁に暴言や八つ当たりをされるようになり、久しぶりに連絡を取った実父にも人格否定をされ暴言を吐かれました。
精神疾患が悪化し、フラッシュバックや解離が毎日のように起こるようになりました。
さらに私の育ての父であり、数少ない味方だった祖父が8月に突然入院、9月16日に急逝しました。
仏教系の大学に通っているので、祖父が良くなるように毎日お経を唱えていましたが祈りは通じませんでした。
今は悲しみに暮れる祖母を見るのが本当に辛いです。
思い返せば今までの人生ロクなことがありませんでした。
4歳で1度目の性被害に逢い、中学ではいじめに逢い、母の再婚相手に暴言を吐かれ、母が不倫してその不倫相手とのトラブルに巻き込まれ、やっと大学で好きなことが出来ると思ったら身体を壊し休学……
たった22年の人生でこうとは…この先絶望しかありません。正直、自殺を図った時にあのまま死んでいればよかったと毎日思います。
なぜ私ではなく祖父が死ななければならなかったのか、死にたい私が生き延びて100歳まで生きると豪語していた祖父が74歳で呆気なく死んでしまうとはなんという皮肉だろうと……神や仏がいるのなら、なんて残酷な方たちなのだろうと思います。
どんな時もなるべく毎日明るく過ごすよう努めていましたが、もう人生に疲れました。
よく今世の不幸は前世の業といいますが、私は前世で何か悪いことをしたのでしょうか。どうすれば良いことが起こるのでしょうか。
どうか教えてください。
怒り、執着、迷い、不安
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
希望を捨てないで
お話を伺い、本当に心が痛みます。あなたの22年間の人生は、言葉に表せないほどの困難や試練に満ちていたことがよく伝わってきます。あなたが感じている苦しみや絶望は、決して軽んじられるべきものではありません。
私たちは時に、自分の人生に降りかかる不幸や悲しみを信じられないほど不公平だと感じます。そして、その中で「なぜ自分ばかりが」と問う気持ちは極めて自然なものです。神や仏の存在やその意図について思いを巡らせるのも無理のないことです。
あなたのご経験は非常に辛いものばかりで、その中で前向きに生きようと努力されてきたことは素晴らしいことだと思います。希望を抱くことが難しい状況で、一生懸命に前を向こうとする姿勢は尊いものです。あなたがどれだけ努力してきたか、どれだけ強く生きてきたか、その価値を他人が簡単に測ることはできません。
前世の業について言えば、仏教徒としては人々がそれぞれの人生で遭遇する困難や試練が必ずしも前世の行いによるものとは限らない、と私は信じています。私たちは理由を見つけようとしますが、その理由が必ずしも理解できるものとは限らないのです。
お祖父様のこと、ご冥福をお祈りいたします。彼の存在があなたにとって大きな支えとなっていたことは明白です。彼の精神や思いは、あなたの中に生き続けています。お祖父様がおっしゃっていた明るい未来を信じる気持ちを、少しずつでも取り戻していただけたらと思います。
また、あなたが毎日仏教のお経を唱え、祈りを捧げていたことは、心の中で大切なことを共有していた証です。その祈りは、必ずしも結果として現れないかもしれませんが、あなたの真心や思いやりは決して無駄ではないのです。
今は本当に辛い時期かもしれません。でも、この先にもしかしたら、少しずつでも明るい未来を感じられる瞬間が訪れるかもしれません。辛いときには、その感情を無理に抑え込まず、誰か信頼できる人に話してみるのも一つの方法です。
あなたはこれまで強く、生き抜いてきました。その姿勢が、いつか必ず実を結ぶことを信じています。少しずつでも、自分に優しく、一歩一歩進んでいきましょう。あなたの人生にはきっと、まだ見ぬ可能性がたくさんあります。そんな未来を信じ、少しでも心が安らぐ日が来ることを心より願っています。
これからもいつでも話に来てください。あなたを心から応援します。合掌