素直になれない 負の感情を捨てられない
はじめまして。私には大切な趣味がありました。ですが数年前に人間関係などで嫌なことがあり素直に趣味を楽しめなくなりました。本当は好きなのにその趣味を嫌いなふりをして離れてました。
それから数年経ち、過去の嫌なことに対しての気持ちが落ち着くようになったのですが、以前のように趣味を楽しめません。数年間趣味から距離を置いて趣味を嫌っていた気持ちを捨てたくないと思ってしまいます。本当は素直になってまた趣味を楽しんだ方が楽しいのはわかってます。ですがなかなか素直になれないのです。
簡単に好きになってしまったら頑張って趣味から離れていた数年間が無駄になってしまう気がしてしまうのです。数年間趣味から離れていたのにそう簡単に好きになったら負けな気がしてしまうのです。でも本当は好きになりたいです。
なぜ人は素直に楽しむことができないのでしょうか、なぜネガティブな感情を取っておきたいと思ってしまうのでしょうか。素直になるにはどんなことが必要でしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自己保存ですね。
こんばんは。「簡単に好きになったら過去の自分を否定するようで嫌」という気持ちが生じることがある。分かります。それは自分を否定したくないからですね。こだわりとかプライドというやつです。
これは「自分にとっては自分が一番大切」の一つの表れなのですが、その自分を「変化するもの、その自由さ」を自分として良いのですよ。「これだけ自由な自分、いいじゃん」と。
しかし、感覚というのはたいてい正しいので、「スッと好きになりたいのに、できない」というのは、あなたがすでにその趣味から離れていることも感じさせます。あなたの今を素直に表現するのは、こちらではないでしょうか。
なんなら形から入ってみては如何ですか。関連するものを買い、手元に置いてみる。行動が心を動かすことは、自然なことです。
それで「やっぱり面白いな」と思えばしれっと続ければ良いし、違うと感じれば次を探せば良い。「あれが好きなハズなのが自分」というのも、プライドと化しているのかも知れません。
過去の自分を尊重し、再び楽しむ心を取り戻すために
ご相談ありがとうございます。趣味に対する気持ち、そしてそれに伴う複雑な感情、とてもよく伝わってきます。おそらく、多くの人が同じような経験をしていると思います。まず、あなたが抱えている「素直に楽しめない」という気持ちは、決しておかしなものではありません。それは、自分が経験してきた時間や苦労を無視したくないという自然な思いから来ているものだからです。
私たちは過去の出来事や感情に対して、それがどんなものであれ意味を持たせようとします。離れていた数年間も、あなたにとっては大切な時間だったのでしょう。その時間を無駄にしたくないと感じるのは、あなたがその時間をしっかりと生き抜いてきた証でもあります。
ただ、素直に楽しめないという感情は、過去を守ろうとする気持ちの裏返しなのかもしれません。でも、そのまま過去にしがみついていると、新しい楽しみや成長の機会を逃してしまうことにもなります。
人が素直になれない理由の一つに「自己否定」や「失敗を認めたくない」という感情があります。でも、人生の中で変化すること、柔軟に対応することは何も悪いことではありません。むしろ、成長の一部です。数年間の離れていた時間も、あなたを新たなステージに導くための必要な過程だったと考えることができれば、きっと過去と今の気持ちを和解させることができるでしょう。
素直になるためには、まず自分を責めないことが大切です。過去の自分がした選択はその時に必要だったものであり、それが無駄だったわけではありません。今は、その経験を活かして新たなスタートを切る時期に来ていると感じます。
また、心の整理をつけるために、まずは小さな一歩を踏み出すことをおすすめします。趣味に少しだけ触れてみる、以前の自分とは違う形で楽しんでみるなど、少しずつ自分に対して「これで良いんだ」と許してあげると、次第に自然に楽しめるようになるかもしれません。
過去の感情や出来事に価値を見出しつつ、今の自分を尊重して、無理なく進んでいけるようお祈りしております。 合掌
質問者からのお礼
佐藤良文さま
自分が自分のことを大事にしていて、自分のプライドを保とうとしていることに気づきました。
まさに諸行無常ですね。離れていた期間があればまた好きになってもいいのですね。
まずは少しづつ、無理のない範囲で趣味に触れてみて、楽しめそうだったら続けてみます。
自分の気持ちがわかりました。ご回答ありがとうございました。
ゆうさい和尚さま
自分にとっては、趣味から離れていたあの期間も大切な過去だったのだと気づきました。
その離れていた期間があるからこそ、また新鮮な気持ちで新たに趣味を楽しめるのはと思えるようになりました。
過去の趣味から離れていた期間も否定せずに少しづつ趣味と向き合っていきます。
過去を否定せずに前を向けました。ご回答ありがとうございました。