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捻くれた自分を正したいです。回答受付中

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初めての質問です。
拙い文章ですが、回答していただけると嬉しいです。

私は学生時代に2年ほどいじめに遭っていました。当時は苦しくて、苦しくて、毎日死にたくて仕方がありませんでした。

ですが、両親が共働きなこともあり、迷惑はかけられなかったので、一切相談もできませんでした。

最終的には、私が先生に必死に相談し続けて、いじめられることはなくなりました。相手からの謝罪はありませんでした。だからなのかもしれませんが、相手への復讐心が根強く残り、今でも許せません。

私はこの経験をしたことで精神力が高まり、人間として強くなれたいい経験だと感じているのですが、無意識のところではかなり影響があったようで、親しい人に「あなたは自分を守りたいがために加害者になっている、自分本位でしか考えていない」と言われてしまいました。

もちろん、辛い思いは二度としたくありませんし、その意識が強いのも自覚しています。
けれど、それを言われると辛い思いをしたことがないのにその人に何がわかるのだろうかと思ってしまい、同じ思いをすればいいのにと酷いことを思ってしまいます。また、同時に誰も理解してくれないのだろうと疎外感を感じます。

だけど、本当は嫌なことをされた分、相手に仕返しをしようとする自分もこんな醜い感情を持つ自分も嫌いです。

今の私はこの醜い自分を変えたいと思っています。ですが、何年もの間に思考が凝り固まってしまっていて、何から直していけば良いのかもわかりません。正直、直せる自信もありません。
どうしたらこの捻くれた自分を正せますか?
教えてください。

長文失礼しました。

2024年10月10日 19:38

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたがそう思うのならば

拝読させて頂きました。
あなたがかつていじめを受けてとても辛い思いをなさってきたこと、それを乗り越えて強くなっていらしたこと、今もそのことを恨み復讐したいと思っておられること、そんなひねくれた自分になってしまい自分のことをいやだと思っておられるのですね。あなたのそのお気持ち一つ一つを受け止めてさせて頂きます。
その様に辛い思いをしてきたならばあなたがそう思うのも当然でしょうし、人からそんな風に言われたら辛い目にあってないからわからないんだ、と思ってしまいますよね。
この世の中で生きていく為には確かに自分が強くならなければつぶされてしまいますし、弱いものいじめや嫌がらせにあってしまうことあります。ですから強くなって他者を責めたり追い込んでしまうこともあるかと思います。
ただあなたはそんな風になってしまった自分のことを本当は改めていきたいと思っておられるのですね。そんなみにくい自分のことを変えていきたいと思っているのですね。
あなたが本当にその様に思われるのであるならば、あなたのその思いをありのまま仏様や神様やご先祖様に手を合わせて心から素直に告白なさって下さい。あなたがそう思ってしまう気持ちを心から懺悔なさって下さい、そして心から仏様や神様やご先祖様に謝罪なさって下さい。
そしてあなたが求めていく道にあなたが変わりたい生き方にしっかりと向き合い、あわてないで一つ一つ考えながら歩んでいきましょう。今まで悪かったことを改めて善き考えや言葉や行いをしっかりと心がけて行動していきましょう。
私達は誰しも弱い存在ですしあやまちを犯してしまいます、そんな弱く愚かな私達を仏様や神様やご先祖様はいつもお見守りなさって下さり、善き方へとお導きなさって下さいます。
あなたがこれからの未来を生きる姿勢や生き方や価値観を改めていかれ、周りの人達とのご縁を大切になさり、善き考えや言葉や行いを日々心がけ、皆さんとお互いのことを大切に思いやり助け合いながら健やかに幸せを分かち合い生き抜いていかれます様に、切に仏様や神様やご先祖様にお祈りさせて頂きます。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌
またあなたのお気持ちお聞かせ下さい、あなたを心よりお待ちしてます。m(_ _)m

2024年10月10日 21:49
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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ゆず 様 相談ありがとうございます。

あなたが虐めにあって苦しんだこと。そこから一人で耐えてきたこと。
よく頑張ってきたと思います。
そんな自分を認めたいのに、さらに他人に現状を否定されるようなことを言われると、怒りのようなものが湧いてきて、自分を捻くれていると思うのも、理解できますし、その感情も否定する(自己批判する)ものではないなと思います。
虐めから、復讐心を持ったり、耐えるために強固な感情を保ったり、そこから疎外感や孤独感があったりなど、すべて自分の心を護るために起きた気持ちですから、否定することはありません。そんな自分がいるんだな~と客観的に受け止めてみるのがいいでしょう。
だれでも辛い体験をすれば、脅威を感じます。そうすると、闘争や逃走あるいは凍りつき反応を起こします。そこからさらに怒りや復讐心などの感情が起きてきますが、これらはすべてあなたのせいではありません。あなたに責任はないのです。あなたは悪くないのです。むしろ脳の反応とそこからくる感情は、正常だと思ってください。
しかしながら、今のままだと生き辛いと思います。
ですので、脅威の感情をやわらげる必要があります。
それには、まず心身共に癒されることです。
何か落ち着くこと。心が安心や安全を感じることをしてみましょう。
好きなこと(旅行や温泉、歌を聴くなど趣味的な事)をして、
心を落ち着けていきましょう。
そうして、自分に思いやりや優しさを向けていきましょう。
心が温かくなったり穏やかさを感じたことを思い出したり
誰からから(恩師や親友など信頼できる人から)優しさを向けられたことを思い出し。ゆったりとゆっくりとした呼吸とともに、それをリラックスしてただ感じてみましょう。自分のことを評価せず、善悪の判断せずただ穏やかに感じてみましょう。
そうすることで、心の平穏が段々と訪れるようなり、強固な自分とか捻くれてるとかではなく、自分を落ち着いてフラットに観ていけるのではと思います。
参考にしてください。難しいことは何度でもご相談ください。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。どうぞ遠慮なくご相談ください。メールでもラインでもzoomでも対応いたしますので、思いやりを自分に向けられますようお手伝いさせていただきます。この度のご縁に感謝申し上げます。(字数制限でこの欄はここまで)再礼。

2024年10月10日 21:14
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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

本当にありがとうございます。心が少し軽くなりました。またご相談させてください。

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