管理職に向いていない
一般職として数年働いてきましたが、いきなり管理職に任命されました。
理由は、組織改編により、前任の管理職や次の候補達が一斉退職したためです。
しかし、引き継ぎが不十分であったことや、私自身の社会人としての未熟さなどが原因で、仕事内容の変化についていけません。また、管理職としても適性がないため、周りに迷惑をかけています。そのため、毎日自己嫌悪しています。
しかし、職場内が不安定な今の状況で辞めてしまえば、今までお世話になった方々や、他のスタッフ達に迷惑がかかります。
職場自体は好きなので、このまま歯を食いしばって働き続けるべきか、役職を退くべきか、毎日自問自答しています。
どうかお知恵を貸してください。よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自己成長とチーム協力の大切さ
お悩みを読ませていただきました。まず、いきなり管理職に任命されたという状況は非常に大変なことであり、その中で懸命に対応されているあなたの姿勢に敬意を表したいと思います。
管理職という新しい責任は、急な変化であれば尚更、誰にとっても大きなプレッシャーです。その上、引き継ぎが不十分な状態や、自身の未熟さを感じることもあるかもしれませんが、これは決してあなた一人の責任ではありません。組織改編や突然の退職など、環境が不安定な中で与えられた役割ですので、まずは自分を責めすぎず、今の状況を冷静に受け入れることが大切です。
次に、「適性がない」と感じているとのことですが、人は成長するものです。管理職としての経験が不足していると感じるのは当然で、これは学びの過程にあるという証拠です。管理職の適性は、すぐに見えるものではなく、時間と共に育まれるものです。困難に直面していること自体が、あなたがその役職に真剣に取り組んでいる証拠でもあります。
「迷惑をかけている」という思いがあるかもしれませんが、誰でも初めての役割を担う際には困難を感じますし、その過程で周囲と協力しながら進むことが重要です。むしろ、他のスタッフや上司に現状を正直に伝え、サポートを仰ぐことがリーダーとしての大切な一歩です。あなた一人で全てを背負わず、チームの力を借りることも、管理職としての重要なスキルです。
職場が好きであるならば、今は無理に役職を降りるという選択を取らず、周囲と協力しながら少しずつ役割を学んでいくことが考えられます。しかし、精神的に限界を感じてしまうようであれば、無理をせず上司や信頼できる人に相談し、役職の調整を検討しても良いでしょう。
自分を責めすぎず、一歩一歩、成長する機会と捉えて進んでみてください。合掌
質問者からのお礼
ゆうさい和尚様
ご回答ありがとうございます。優しくも真摯なお言葉をいただいて、心が明るくなりました。特に、「人は成長する」、というお言葉が響きました。せめて職場が安定するまでは、頑張ってみたいと思います。季節の変わり目ですので、どうかご自愛ください。