hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

感情がない

回答数回答 2
有り難し有り難し 8

心が折れてなにもしたくない気持ちです。いつも誤解され悪者にされ親身にアドバイスしたら都合のいいように利用され正しいことをいえばあら探しされ叩かれ過去の間違いを掘り返され間違えたり失敗したら説教され責められ言い返すと全部私が悪くなり許せない気持ちを通り越してなにもしたくないです。でも、やらないといけないことや置いてきぼりにされてる気がするので焦ります。イライラして家族と喧嘩したりして私がまた悪者になります。いつも、私ばかり悪者にされ人を怒らせる天才やなとまで言われました。いつも私ばかり完璧を求められます。もう疲れました。どういきればいいでしょう。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

第三者として自分を見てみましょう

ご質問の文章を読ませて頂き、辛さが伝わって参ります。

何で自分だけ…そんな思いでいっぱいなのかもしれませんね。
お辛い事であろうと思います。
責められても怒られても、あなたはとても大事なあなたです。

しかし、念のために今一度ご自分を再認識してみるのも良いかもしれません。

人との会話で相手が怒るまでの会話を、全て紙に書き出してみてください。
そして、それを会話には関係ない人(別々に数名)に会話の主の名前を知らせずに見てもらいましょう。
そして、会話で怒った人がなぜ怒ったのかを聞いてみましょう。

別々に数名の意見を聞いて、その意見がほぼ一致していたとしたら、
もしかして、何か自分の意識の中では気づかない部分があるのかもしれません。
もし、それが認識出来たら現状を突破する事が出来ると思います。

私も含め人間は欠点をいっぱい持っています。
でも、それに気がつく機会は少ないです。
もし、気がついてその欠点を補って行く事が出来れば大きく人生が変わるのかもしれません。

{{count}}
有り難し
おきもち

仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さん...
このお坊さんを応援する

まずは親に怒らない。

あなたには劣等感があります。
その劣等感はなくせます。
厳密には劣等意識。
親に頭が上がらない、親が他人と私を比較する、親が私の非を責めて低評価をくだす。親からの自己評価がメチャ低い。それによって自分に自信が持てない。親に認めてもらわないとイケないような気がする。その重たい意識が常にあなたに重くのしかかってあなたを苦しめる。
その劣等意識を植え付けているのは親御さんです。
…でも、厳密にはあなたと親御さんとの対話の中で自分自身を劣等的立場に位置付けているご自身でもあるのです。だから親ばかりを責めちゃいかんです。あなたが自分を親から開放してあげればいいのですから。
親から認められようと思わなくていいのです。
あなたを評価するのは親御さんだけではありません。
世間には親から認められたくても、親が子供には越えられない無理難題、高いハードルを押し付けてしまっていることに気づかない親、越えられなくて苦しんでいるのに分かってもらえない、泣きたくても親から嫌われれうのが怖くて声にならずに泣いている子供が沢山います。
これは私独自の論ですが「天上天下唯我独尊」という仏教を代表する言葉は、現代的には「親は親。子供は子供。それぞれ独立した自由な存在。お互い子供や親から縛られずにい自由に生きてイイ存在。」と解釈することもできます。
誰もがそれぞれ個々の存在として、何ものからもワタクシされず、自由な存在であるということ。自分とはこうだ、こうでなくてはならない、という縛りがない自由な存在であるということ。この世の一切の存在が、人間の我見によってワタクシされることがあってはならないのです。親であっても子供は親のモノではありません。だから、今日からあなたは、親御さんから精神的に出家・独立をしてみてください。簡単に言うと大人の距離感を持つということです。親の支配から離れ、独立精神を持てば、まず、あなたが、あなたの親には起こらなくなります。
親をわたくし視したり、過度に家族意識を強く持って接するからこそ、腹が立つのです。
今日から、あなたが怒ったり、不機嫌にならなくなれば、親もあなたを子供扱いせず、尊重します。
大人になるためにも必要なことです。
それをしたうえで、今為すべき事にうち込んでみてください。
親の呪縛はもうそこにはありませんから、自分の力を発揮するだけです。プレッシャーはありません。

{{count}}
有り難し
おきもち

質問者からのお礼

ありがとうございます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ