坊守さんのお仕事とは
私はまだお寺に嫁いで1ヶ月も経たない在家から来た寺嫁です。
私が嫁いだお寺は20代の夫が住職を務めています。
先代の住職には跡継ぎがおらず、遠い親戚の夫に声がかかり、去年末頃に代替わりをしました。
ここで問題があり、先代がなんの引き継ぎもせずに引退してしまい、お寺で務めていられた方も引き継ぎなく辞めてしまい今は夫の両親がお寺の中のお手伝いをしてくださってます。
夫の両親も在家の方なのでお寺の知識はありません。
先日、なんとか仏前式を終えていよいよお寺に入ろうと思ったら坊守の仕事やなにをするかを誰も知らず、教えてくれる方もいませんでした。
私は仏前式までほとんど実家にいて、坊守のお仕事について尋ねなかったのもしまったなと後悔しております。
仏前式以降、檀家さんも私の顔を見たので挨拶をしてくださり、「出身はお寺なの?」と聞かれ在家ですと答えると「大変だと思うけど、坊守さんの仕事をしっかり覚えてね」と言われました。
頑張りますと答えましたが、心の中では何をしたら檀家さん達に納得していただける坊守になれるのかわからず不安でいっぱいです。
お寺のお掃除、来客応対、お茶出しなどからかな?というのは想像はできるのですが、坊守さんのお仕事の輪郭すら掴めずわかりません。
夫はやりながらみんなで成長していこうと言うのですが、私は不安でいっぱいです。
無知で申し訳ないのですが、坊守のお仕事について教えていただきたいです。
また、他の同じ宗派のお寺に聞きに行くというのはよろしくないのでしょうか?
長文になりまして申し訳ありません。
回答よろしくお願いします。
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大丈夫大丈夫、仕事なんてどれも変わらない
まずは檀家さんに聞きましょう。
お寺に大事なものはあるのか、どういう信仰を持っているのか。
檀家さんが求めるものを一つ一つでいいので満たせるように精進していきましょう。
具体的には、基本として維持・管理・運営が出来ればよいでしょう。
境内・伽藍・庫裏の掃除はもちろんですが、『お客様が来たときに心地よい空間を作る』という目標に向けて、何をしていけばいいのか考えるのも仕事です。
会計も外せない仕事でしょう。
まあこれはご住職とどっちがされるのかも相談ですが。
お墓があるか無いかでも変わります。
でも、御自覚ください。
住職とは経営責任者です。
教えてもらった仕事なんて何の役にも立たないのです。
経営責任者は、“仕事を考えるのが仕事”です。
想像がつかない、輪郭がつかめない、ではないのです。
想像し、自分で形作るのが仕事になります。
せっかく引き継いだお寺です。
さらなる発展と存続が叶いますよう、お祈りしていますね。
質問者からのお礼
啓誠様
回答ありがとうございます。
支えてくださる檀家さんの為に心地良い空間を作る、というのを目標に住職や家族の皆さんと協力して手探りですが頑張ってお仕事を形作ろうと思います。
ありがとうございました。