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母との距離が重い回答受付中

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有り難し有り難し 3

今、実父が老衰の終末期で、入院中です。実母は実家で一人暮らしです。私は同じ県内在住ですが、車か電車で1時間の場所に住んでいます。
今夏に父が倒れてから、入院・転院、見舞い、母の様子見と、落ち着かない日々を過ごして来ました。
母も寂しい思いをしているのは分かりますが、電話や会うと父が死んだ後の話やお金がかかるから長期入院は困るとか、何年生きると思う?とか、お金を父の口座ではなく自分の口座に入れたいとか、話します。
父がいつか逝く日が来るのは承知ですが、母からの電話が来る度に気が重いです。会っても、母から負のオーラみたいなモノを感じてしまいます。兄弟姉妹もいないので、相談相手はいません。つい、冷淡な態度を取ってしまい、落ち込んでしまう時もあります。
母との距離、もっと寄り添うべきでしょうか。

2024年11月22日 17:17

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

安心して生きることできます様に

拝読させて頂きました。
あなたはお母様からのお話しを聞くととても気が重くなってしまうのですね。お父様が老衰の状況でお金の話しばかりお母様がおっしゃるのを聞くと辛くなってしまうのですね。詳細なあなたやお母様やお父様のことはわからないですけれども、あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
お母様の心の中や本心はわからないですけれども、お父様が終末期になられて余命いくばくもないと言われて、お母様はとても不安になっているのかもしれませんね。これから先々のことを考えるとお母様は生活していくことできるのかという心配をなさっておられるのかもしれません。
具体的にお母様の経済状況がわからないですからいかんともし難いですけれども、仮にお父様がお亡くなりになられたとしても安心して生きていくことができると知ればその様な話しばかりすることはなくなるのではないかと思います。
よければ一度これからの老後の生活についてファイナンシャルプランナー等の専門家にご相談なさってみてはいかがでしょうか?あれこれと考えて不安が募るよりはこれからどう生きていきたいのかしっかりとお考えなさって様々ご検討なさってみても宜しいかと思います。それぞれの生き方ですから何が正解なのかはその時その時で変わってきますし、お金のことばかりではなく豊かな人生を送る方法は沢山ありますからね。
可能であればあなたも付き添って専門家に相談なさり様々プランニングして提案してもらいアドバイスを受けてみて下さいね。きっとあなたにとっても有意義なものであることですからね。
そしてこれからできるだけそれぞれ自立して生きること目指していきましょう。
お母様が安心して毎日を生きることができ、お父様が皆さんに支えられて豊かな人生を生き抜いていかれ、皆さんがお互いを尊重し助け合いながら充実した人生を生きていかれます様に、幸せに生き抜かれます様に切に祈っております。至心合掌

2024年11月23日 6:15
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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お父さまとの限られた時間。感謝を伝えたり大切に過ごしたいね。

あなたにとっても、大切なお父さんですものね。お父さんを心配したり気遣う想いよりも、お金のことや後の相談ばかりを聞かされると、(今お父さんが頑張って生きているのに、なぜそんな話ばかりができるの?)と、お母さんとの心の距離を感じてしまいますし、家族なのにと悲しくなってしまいますよね。

お母さんは、長年連れ添ってこられたからこそ、これからは一人で生きていかねばならないと、悲しみよりも現実のことが気になって仕方がないのでしょうね。

ですが、現実にやるべきこともあります。
財産や重要書類の確認や整理、相続税の計算、預貯金の引き出し、葬儀についてや親戚付き合い等、一人で何もかも出来ません。他人にも相談できないことですから、あなたにはそのような話ばかりをされるのでしょうね。

具体的な相談は、あなたの夫さんに動いてもらったり、法務局のエンディングノートを参考に、お母さんに見ていただくのも良いかと思います。
https://houmukyoku.moj.go.jp/osaka/endingnotes.pdf

私にもわからないから、お母さんも調べてみてと伝えてみるのも。

お父さまとの限られた時間。感謝を伝えたり、写真を撮ったり、大切に過ごしたいですね。

2024年11月23日 9:55
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

私の話を聞いてくださっただけでも、ほっとしました。ひとつひとつ私の不安点を確認して頂いた感じで、気持ちがほぐれました。母が、一人暮らしでも穏やかに暮らしていけるように、相談場所を考えてみたいと思います。ありがとうございました。

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