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新人いびりにあっても心を汚さないためには回答受付中

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有り難し有り難し 5

はじめまして、時折り拝読させていただいております。

最近自分にとって新しい職種の仕事に就職しました。その職場では、リーダーにも、指導係の方にもほとんど仕事を教えてもらえず、できないなりに頑張っていても、嫌味を言われたり、体質的(できないことは説明したのですが)に無理なことをさせられたり、後出しのダメ出しをアレコレとされてしまいました。周りで様子を見ている人々も、なぜか助けてはくれません。

もしかしたら、この新しい職種の世界ではこれが当たり前なのかもしれませんが、自分としては、これまでの仕事では、ある程度はどんな職種でも一通り教えてもらえていたので、とても驚きました。

自分には向いてないのかもなと思い、1週間ほど経過後に、体質的にできないことがあるのでという理由で辞めることを経営者に伝えたところ、引き止められて、所属のチームを変えてもらえることになりました。

新しいチームでは、その体質上できない仕事は無いとのことでありがたく思い止まることにしましたが、新しいチームも同じような人間関係の雰囲気だったらだったらどうしようと対策を考えております。

理不尽なことや価値観の違いに辟易したり、がっかりしたり、怒りがわいたり。そのような時に、すぐに切り替えて、なるべく心を汚さずにいる方法はありますか?

休み時間には、ストレス解消と称しての悪口噂話などが絶えないチームだったのですが、そのような空気には染まらず、新人いびりのような出来事にであっても反応しすぎず、自分なりに明るく軽やかに毎日を過ごしたいと思っています。

アドバイスをどうぞよろしくお願い致します。

2025年2月22日 21:05

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心を汚さずにいるために…

まずは、新しい職種へのチャレンジ、お疲れさまです。そして、その中で理不尽な状況に耐えながらも、頑張ってこられたこと、本当に立派だと思います。

新しい環境で一生懸命にやろうとしているのに、周りからのサポートがなく、むしろ嫌味や後出しのダメ出し…。そんな状況では、心が折れてしまいそうになるのも当然です。

それでも、あなたは「この空気に染まらず、明るく軽やかに過ごしたい」と思っている。その気持ちがある限り、大丈夫です。あなたは、環境に流される人ではなく、自分で人生を選ぶ力を持っている人 だから。

私が思う職場の雰囲気に染まらず、心を守る方法をお伝えさせていただけたらと思います。

1.「この職場はこういうもの」と受け止める
理不尽な環境に驚くのは当然ですが、「ここはこういう文化なんだな」と距離を取ることで、心のダメージを軽減できるのではないでしょうか。

2. 周りと心の距離を取る
悪口や噂話には深入りせず、「この人たちとは違う」と意識しましょう。「へぇ、そうなんですね」と流すのがコツです。この辺は最初は疲れるかもしれませんが、だんだん慣れてきます(笑)

3.「ここで何を学べるか?」と視点を変える
「この環境で生き抜く力がつく」と考えると、ただの嫌な職場が成長の場に変わります。プラスに物事を考えることはつらい時こそ生きていきます。

4.「この経験は未来の自分にどう活きるか?」を考える
この経験が、今後の仕事選びや人間関係の学びになると捉えることで、意味のあるものになるのではないでしょうか。

5. ストレスを持ち帰らない習慣を作る
職場を出たら深呼吸をする、好きな音楽を聴く、帰宅後に自分を褒める時間を持つなど、心をリセットする工夫をしてみませんか。

6. 「いつでも辞められる」と思っておく
異動後も状況が変わらなければ、「ここに執着しなくていい」と考え、他の選択肢を意識することで気持ちが楽になります。

理不尽な職場でも「私は染まらない」と決めることが大切。心の距離を取り、学びに変えつつ、ストレス管理をしながら過ごしましょう。無理せず、あなたのペースで進んでくださいね。どうか、自分の気持ちを大切にしながら、この環境をあなたなりに乗り越えてください。そして、もしそれが難しければ、「他の道もある」と思って、自分に優しくしてあげてくださいね。応援しています。
合掌

2025年2月22日 21:37
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有り難し
おきもち

自分も人に話したことにより救われた経験を持っております。 多くの困難を乗り越えてきた裏側には常に話を聞いてくれた方がいることに気づき、僧侶となったことをきっかけに今度は自分が悩んでいる人の相談相手になることを決めました。 いろいろな先入観があるとご相談しづらい方もいらっしゃるのでここではあまり詳しくは自己紹介を控えようと思いますが、僧侶と言っても在家上がりの僧侶です。お寺で生まれ育ったわけでもなく、身内が僧侶でもなく、一般的な職業を経験し、またディープな世界や海外生活も経験したちょっと変わった僧侶です。 私は50%の人に好かれ、50%の人に嫌われると思っています。だからこういう相談も偽善者とか裏があるとかいろいろ思われる方もいると思いますが、気にしません。なぜなら一方で相談して良かった、出会えて良かったと言ってくださる方がいらっしゃるからです。

質問者からのお礼

とても早くにお返事をいただけて、大変恐縮いたしました。アドバイスやあたたかなお心遣い、励ましのお言葉に心より感謝を申し上げます。「あなたは大丈夫」と言っていただけたことで安らぎを感じ、自分の感じている不安とも向き合うことができました。箇条書きにて書いてくださった6つのアイディアはどれもやってみたい、考えてみようと思えることばかりでした。明日から新しいチームに参加しますので、教えていただいたことを実践してみたいと思っています。この度は本当にありがとうございました。

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