他者の悲しみを軽くしてあげるためには。回答受付中
相談させてください。
私は接客業をしており、お客様と長く関わる仕事をしています。
店員とお客様という立場上、あまり深く仲良くなることはないのですが、程よい距離感で長年接しているので色々なお話をしていただきます。
お客様のご親族、ペット、知人など
大切なものを亡くされた時
深い悲しみの中にいるその方の力になりたいと思ってしまいます。
しかし、なにか少しでも気持ちが軽くなる言葉をかけようと思っても、言葉選びを間違えてしまいそうで何も言えなくなってしまいます。
自分が悲しい思いをしていた時、気持ちが軽くなる言葉をかけてもらいとても嬉しかったのを覚えています。
しかし、自分の立場で同じように伝えても、相手は嫌な気持ちになってしまうかもしれない。
悲しい事が起こる度に考えますが、正解がずっとわかりません。
他者の悲しみを癒す方法は何かあるのでしょうか?
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「同事(どうじ)」~相手と同じ立場に立つ
ご相談拝読しました。素晴らしい心がけのご相談をお聞かせいただきました。あなたはとても他者への眼差しが優しいですね。
さて、しかしながら私は今のままで良いのでは?むしろ今のままの距離感が心地よいのかも?とも感じます。
ほどよい距離感の関係だからこそ話せる内容があります。話しても重くならず気軽に話せる。話して気持ちを整理できる。だから聞いてもらえるだけで良いのでしょう。
それ以上の支えについてはそれこそ専門分野の業種や特別な関係の方々にお任せして、あなたは今のまま程よい距離感でただ聞くことで良いのではないでしょうか。
昨今は色々な人がいますので、あなたの善意が依存関係に発展してしまうなどのトラブルも起きかねません。きっと今のままで十分支えになっていますよ。
それでも何か言葉を添えたいのなら、相手の言葉を繰り返す形での相づちでしょうか。
「~で辛いのよ」と言われたら「~で辛いのですね」と受け止める。これでお相手はあなたが立場を同じくしてくれて聞いてくれたと感じるのではないでしょうか。
あとは素直に「何か言えたらいいのですが、言葉が出てこずすみません」と言っても、誠実に聞いてくれたのだなと感じると思います。
ご質問ありがとうございます。
悲しみを癒すことができるのは時間だけだと思います。
私たちにできることは一緒に手を合わせて祈るだけだと思います。
質問者からのお礼
ご回答いただきありがとうございます。
私は祖父がなくなったとき、和尚さんの言葉にたくさん救われました。
こういう存在になりたいなと思いながら生きていますが、まだまだ未熟で難しいです。
教えて頂いた事を心にとめ、今後もたくさんの人と関わっていきたいと思います。
ありがとうございました。