定年前の虚無感回答受付中
来年で定年になりますアラ還です。役職からは外れ、周りは若手が増え、体力も落ち、もがいています。これといった趣味もありません。
この先何を心の支えにして行けば良いのか、自灯明、法灯明、頭では分かっていますが、先が見えません。
なにかアドバイスをいただけると有り難く存じます。
お坊さんからの回答 2件
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仏道こそ最高の趣味
悟りを目指してヴィパッサナー瞑想等をやってみてはどうでしょうか。
それで悟れなくても良いのです。
瞑想を通して世界の見え方、自分の心身の見え方が変われば、毎日毎秒が新しい人生になります。
ちなみに、ヴィパッサナー瞑想はマインドフルネスという呼び名で医療現場等でも取り入れられつつありますが、その場合、仏教知識を教えずにわけもわからず瞑想する形になっている可能性があります。
しかし、四諦や無常・苦・無我など仏教の基礎知識を少し調べた上で瞑想した方が、瞑想の意味が理解しやすいと思います。
ポジティブシンキングとジャーナリング
こんにちは。来年で定年を迎えられるのですね。
私自身のことになりますが、少し書かせてください。私は公立高校の教員をしておりました。そして、昨年の3月に定年年齢が61歳に引き上げられましたが、昨年の3月に60歳で退職いたしました。私にとって、60歳というのは一つの人生の区切りであり、新たな人生を始める機会と考えていました。
実際の退職後の生活ですが、家の中の整理、つまり断捨離をしようと思っていましたが、未だに実現できていません。むしろ物が増えています。また、もう教師としては働かないと決めて退職しましたが、現在も退職時に勤めていた学校で非常勤講師として働いています(4月以降も継続予定です)。
このように、思い通りには生活できていませんが、退職後には新しい出会いや出来事など、退職して時間ができたからこそ生まれた経験がいくつもありました。そんなとき、「退職したからこそ、このような出会い等に恵まれた」とポジティブに考えるようになりました。
また、退職してからは、モーニングページに代表さるジャーナリング(毎日、自分の気持ちと向き合う作業)を始めました。毎日、自分自身の気持ちと向き合うことは、心の健康に繋がっていると思っています。※モーニングページやジャーナリングについては、ネットで調べてみてください。
このように、私は退職後に特定の趣味に没頭しているわけではありませんが、定年を待たずに退職したことに後悔はありません。今年は今まで積読状態だった本を読んでいこうと思っています。
以上が私の退職後の様子です。生活は人それぞれですので、私の経験が他の人の参考になるとは限りませんが、少しでもお役に立てれば幸いです。