感謝できない回答受付中
パニック障害があり、治療中です。
夫によく、私は人に感謝ができない、褒めることができない人だと言われます。だから病気が治らないと。正直ショックです。
私は父が権力を握り、暴言、暴力のある家庭で育ちました。母も父の言いなりで庇ってもらったことはありません。
30代を超える頃に自分の家庭が異常だったことに気付き親とは縁を切りました。親のせいにするつもりはありませんが、幼い頃から褒められる経験も感謝される経験もしていないからかもしれないと自分では思っています。自分では感謝の気持ちはあるつもりですが、伝わらないのだと思います。感謝の気持ちはあります。それが治らない限り病気は治らないと夫に言われ、だから私の周りには人が残らないのだと言います。都合のいい友達しか残らないと。私はどうすればいいのでしょうか?
お坊さんからの回答 3件
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自分を責めないで。あなたは、今のままで大丈夫だよ。
辛かったですね…。
あなたは何も悪くないのに、ずっと一方的な暴力を受け、ビクビクと親の顔色を見ながら生きてきたのですよね。そうやって自分を守ってきたのよね。
感謝って、押し付けられるものではないわ。
感謝しなさい、感謝ができないではなく、心からの喜びをちゃんと実感できるように、そんな あなたの生きる環境を整えてあげたいわ。嬉しいねって、ありがとうって思える体験を、いっぱいしていきましょう。
私は笑顔を向けられたり、会釈をされたりするだけでも、十分に嬉しいわ。ちゃんと伝わっているから。感謝されたくて、生きているわけじゃないしね。だから、感謝が足りないと、あなたが誰かに責められるのは悲しいよ。
夫さんから、感謝できないと言われるのなら、夫さんはあなたに「ありがとう」の言葉が欲しいんじゃないかしら。あなたがパニックになる時に、いつもフォローしてくださっているのかもしれないね。心配してくださっているのかも。
人は、気づかないところで、誰かに支えられたりしているんだよね〜。だから、そんな想いを、夫さんはあなたに伝えたかったのかもしれないね。
パニックが起きそうになったら、ハスノハと繋がろう。ここは、ゆっくりとした優しい時間が流れる場所ですよ。必ず誰かがあなたに返事をくれる。もちろん私もね。
だから、自分を責めないで。あなたは、今のままで大丈夫だよ。
貴女の気持ちを受け取ってくれる人を大事にする
ご相談いただきありがとうございます。
まず夫から言われた「感謝できないから病気が治らない」なんて理屈は、医学書に載っていないわけですから。言われたことショックだったと思いますけど、まずはそこをは信じないでよいです。
それから、ふぅさんが育った環境、もう十分に地獄みたいだったんですね…
その中で「感謝」とか「褒める」って文化がなかったのは、ある意味当然です。
別にふぅさんが悪いわけじゃない。
でも、ここからなのですが、感謝の気持ちはあるけど他人に伝わらないって、自分でも分かっている部分があると思ったら、まずは伝え方を変える訓練をしていくのはどうでしょう?
感謝って、別に大げさに「ありがとうございます!」って言うだけが全てじゃありませんから。
「助かったよ」「嬉しい」「あなたがいてくれてよかった」っていう言葉や態度でも十分伝わるはずです。
ただ、ここで大切なのは、そもそもふぅさんの気持ちをちゃんと見てくれる相手じゃないと、いくら伝えても「お前は感謝が足りない」なんて言われてしまう。
ふぅさんの周りにいる人たちは、そういう人たちしかおられないのでしょうか?
貴女の想いをくみ取っていただける人たちはいるように感じますが、ハスノハの人たちはふぅさんの悩みや、想いに寄り添いたい方々がたくさんおられますので、こうしてお声を頂けたらと思います。
そして最後に「私はどうすればいいのか?」という質問ですが、まずは「自分を責めすぎない」こと。
次に「伝え方を少しずつ工夫してみる」ことです。
ふぅさんの病気が治るかどうかは「感謝の言葉」じゃなくて、貴女が心を軽くできる環境と、自分を大事にすることだと思います。だから、まずは落ち着いて、深呼吸。大丈夫、あなたのペースで進めばいいです。
ほんの少しだけパターンを変えてみる
人生というのは実に難しいもので、同じような苦しみのパターンを繰り返すことがよくあります。カウンセリングの中では、幼少期の親子関係がパートナーや友人関係のなかで再現されるようなことが度々起こります。
ご主人のそのセリフ、もしかして、お父様の姿に重なるところはありませんか?「感謝が足りない」と責められ、ふぅさんが自分を責めてしまう。もしこのパターンが続いているのだとすると、そこから一歩踏み出す小さな変化を探してみましょう。
実は仏壇に手を合わせるのはとてもおススメです。小さな感謝で一日をはじめ、一日の終わりに感謝する。誰かに対して感謝を伝えるのは難しいことですが、仏さまには手を合わせやすいものです。
そしてまた、ご主人のセリフからは、きっとご主人自信が「褒められたい、感謝されたい」という思いを持っておられるのではないでしょうか。ご自身がおつらい状況の時はなかなか難しくはありますが、まずは相手の方を元気にしてあげることから、ご自身の調子が整ってくるという流れもあると思います。
家族というのはよくも悪くも強く影響しあっています。少しの変化が家族全体の幸せにつながることはよくあることです。変化を起こすことが難しければ、まずは仏さまに手を合わせるということ、ぜひ試してみてください。
質問者からのお礼
温かいお言葉ありがとうございます。夫もいろいろと苦労はあったようですが、私から見て夫は恵まれた両親の元、愛情をたっぷりもらって育ち、私のような境遇で育った者の気持ちはわからないのだと思います。
しかし、過去は過去として、私がこれからどう生きるかだと思っていますので、過去の経験を言い訳にせず、前に進んでいきたいと思っております。
お話を聞いていただきありがとうございました。