ペットロスからの立直り方回答受付中
5日前、15歳の愛猫が突然亡くなりました。原因は分かりません。家に帰ったら、横になったまま目を閉じて寝ているんじゃないかと思うような姿で冷たくなっていました。
亡くなる朝までは、いつも通り甘えてきて、何も変わらず過ごしていただけに、あっという間のお別れになってしまって、本当に悲しいです。出勤する前に、抱きしめてあげればよかった。行ってきます、と声をかけて撫でてあげればよかった、早く帰宅すればよかった...と亡くなった日を思うと、涙がでてきます。
15年間、私が摂食障害絶頂期で、大変だった頃から、ずーっと一緒にいてくれた猫で、親や彼氏や、旦那では分かってもらえない私の気持ちを理解してくれるような、支えてほしいときにそっとそばに来て、涙を拭いてくれるような猫でした。現在、私の心にポッカリ穴があいてしまい、日中頭がボーッとしてしまいます。
育児や仕事で忙しい日々なのに、いつもの調子でこなせず、自分自身に戸惑っています。これがペットロスでしょうか...
この沈んだ気持ちから、なんとか気持ちを切り替えて、毎日の多忙な生活を乗り切っていかなければ!と思うのですが、愛猫を思うと、「この悲しさを忘れてしまっていいのかな?もっと猫のことを思い続けてあげたい」という気持ちもあり、自分にとって大切な人との死別をどの程度、向き合ったらいいのか分かりません。時間が経てば、だんだん悲しさも薄れて心の傷が癒えていくのかもしれませんが、それでは愛猫のことを忘れてしまうのではないか、忘れてしまっていいのか?という怖さもあります。
なかなか前へ進めない私に、何かアドバイスのお言葉をかけていただけたら有難いです。よろしくお願いします。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
誰かの存在が乗り越える力になる。教えてくれているかのようね。
それはあまりにも突然ですね…。ずっとそばにいてくれた存在。黙っていてもちゃんとわかっていてくれた存在。あなたにとって愛猫ちゃんは、大きな支えだったことでしょうね。
改めて15年間を振り返り、辛かった中にも、小さな温もりが自分を求めてくれて、それに応えるように一緒に生きてこられたわけですよね。
誰かの存在が乗り越える力になる。愛猫ちゃんが、あなたに教えてくれているかのように感じます。
寂しくもあり、感謝の想いですね。
忘れることはないですよ。あなたの生きる力に、これからもずっと寄り添ってくれるわ。
私もこちらから、愛猫ちゃんを想って手を合わせますね。
合掌
失ったものだけですか?
ご相談いただきありがとうございます。
グーグーさんの愛猫が亡くなったこと、とてもお辛いですね。15年間もの長い時間、あなたの心の支えになってくれた存在を突然失ってしまった悲しみは、簡単に癒えるものではありません。
人の命も動物の命も等しく尊く、亡くなった後もその存在は私たちの心の中で生き続けると私は思います。グーグーさんの愛猫が過ごした15年間は、決して消えてしまうものではなく、貴女の人生の一部でこれからも生き続けるのです。
もちろん、今は鮮明に愛猫のことを思い出しますが、少しづつその思い出す頻度も薄まっていくのでしょう。でもそれは単に忘れていくのではなく、貴女の身体にしみ込んで、思い出さなくても良いぐらい貴女の身体の一部となっていった結果と考えられませんか?
「喪失感」は、大切な存在を失った悲しみを乗り越える過程で自然に生じるものです。無理に気持ちを切り替えようとしなくても大丈夫です。仏教では、人は49日間をかけて故人の魂を偲び、少しずつ悲しみと折り合いをつけていくのですから、今のグーグーさんの気持ちはとても自然なことで、焦る必要はありません。
そして、少し考えてみてください。もし逆の立場だったらどうでしょう? グ―グーさんが先に旅立ち、大好きな猫があなたのことを思い続け、悲しみの中で前に進めずにいたら……。貴女は、その猫に「もっと元気に、幸せに生きてほしい」と願うのではないでしょうか? 愛する者の幸せを願う気持ちは、人も動物も変わりません。きっとあなたの愛猫も、あなたが笑顔で過ごすことを望んでいるはずです。
あなたの心の中に、その子はこれからも生き続けます。時には思い出して涙を流してもいい。でも、その涙の後には、感謝の気持ちで「一緒にいてくれてありがとう」と伝えてあげてください。そうすることで、その子も安心して、あなたを見守り続けることができるでしょう。
どうか、グーグーさん自身を責めないでください。愛猫は、あなたと過ごした時間が幸せだったと感じてくれているはずです。そして、あなたがまた穏やかに日々を過ごせるよう、そっと寄り添ってくれているはずです。
質問者からのお礼
温かな回答をありがとうございます。
「愛猫と過ごした15年は消えることなく、これからも私の人生の一部として生き続ける」というアドバイスに、とても励まされました。
また、これからも愛猫のことを思い出した際には「一緒にいてくれてありがとう」と伝えることを大切に行っていきたいと思います。そうすることで、心の中の「寂しい」が「ありがとう」という感謝の気持ちで満たされていけば、私自身も癒されていく予感がしました。
ペットロスから立ち直っていいのか?愛猫を思い出す頻度が減ってもいいのか?と怖さを感じていましたが、少しずつ、私自身が癒されていく感覚を大切にして、天国にいる愛猫にも安心してもらえるよう、穏やかな日々を過ごせるように思考を変えていきたいと思います。ありがとうございました。