亡くなった祖父への後悔回答受付中
つい先日、持病により大好きな祖父が孤独死しました。
お通夜で久しぶりに見た祖父の顔は痩せこけており、足が悪くなったせいで病院や買い物にも行けていなかったそうです。
葬儀では棺に今までの感謝と謝罪を書いた手紙と、家族の写真を入れました。
今更になってもっと連絡すればよかったという後悔や申し訳なさ、寂しさで心が潰れそうです。
祖父を思い出すと涙が止まらなくなり、その度に遺骨に向かって謝ってしまいます。
質問
①副葬品について
手紙は読んでくれているでしょうか。
写真の中の私も共に火葬されることで、私の魂のほんの一部でも一緒に祖父といられるのでしょうか。
②食欲について
痩せ細って亡くなった祖父を思うと自分だけ食事をするのが申し訳なく、食欲が出ず食べても美味しいと思えません。
どうすれば悲しみを克服できるでしょうか。
③祖父の気持ちについて
会いに行けなかったことや電話出来なかったことについて怒っているでしょうか。
もし怒っているならば赦してもらう方法を教えていただきたいです。
④合う方法について
また祖父に会いたいです。
どうすれば会えるのでしょうか。
お坊さんからの回答 1件
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多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
家族と分かち合っていきましょう。辛い時は我慢をしないで。
お辛いですよね…疎遠になっていたのでしょうか。久しぶりの連絡が、亡くなったという訃報だなんて、悲しいですよね。こんな別れになるなら、もっと会いに行って時間を共にすればよかったと後悔や自責の念でいっぱいなのですね…。
人の命は、日に日に歳を重ね、老いていき、病み、そしてこの世の縁が尽きる日がきます。人生の前を歩いてくれている人が、そのことを教えてくださるのです。この世は無常だよと。
祖父さまは、信仰を大切になさっていましたか。手を合わせる生き方をなさっていたのなら、きっと仏様がお救いくださっていることでしょう。どんな最期でも、その瞬間そのそばに、仏様がいてくださいました。孤独ではなかったと思いますよ。
あなたの手紙・想いも、仏様が届けてくださるでしょう。どうぞ、あなたも、宗旨の作法で、仏様に手を合わせて参りましょうね。
死を見るということは、大きな喪失感も生まれます。食欲がなければ、温かい飲み物などを口にしてくださいね。死別体験は、皆それぞれに何からの反応も起きます。自分の気持ちに合わせて、ゆっくり過ごしてくださいね。あなたの環境に合わせて、ゆっくり進んでいけばいい。周りがきっと支えてくださいますよ。そうやって、みんな乗り越えていくのです。
祖父さまも、晩年はお寂しかったかもしれませんね。どのように過ごしてこられたのかは、わかりませんが、事情があってのことでしょう。状況を受け入れておられたかもしれませんね。
私は大阪で遺族会を開催しています。亡き人を想い、わかち合う場です。気持ちを言葉にする、わかち合う人の存在は、死を受け止め乗り越えていくためのプロセス、ケアの場でもあります。
あなたも、家族と分かち合っていきましょう。辛い時は我慢をしないで。ハスノハの個別相談もありますからね。そうしながは、祖父さまを弔って参りましょう。
いつの日か、あなたも命尽きた時に、会える世界を仏法は説いています。信仰が支えにもなります。どうぞ大切に。