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心の辛さは治りますか?

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僕は昨年の12月31日から急に心の調子が悪くなりました、自殺したらどうしよう、倒れたらどうしようと寝れなくなったり食べれなくなった時もありました、今は少しこの気持ちとの接し方がほんの少しだけ分かったのですが、やはり心の調子が良い時と悪い時の差が酷くてとても辛いです、あと不登校で今はフリースクールに行っています。(ADHDとASDを診断されました)


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人生悲喜交々だけれど、貴方を支援する方法が必ずあります。

 BARUさん、おはようございます。この時間はまだお休みでしょうか。このハスノハへ投稿するのも勇気がいったことでしょう。お声かけを頂き、有り難うございました。
 昨年の12月31日から急に調子が悪くなったと書いてありましたが、何か大きな出来事があったのでしょうか。それとも、しばらく前から、何らかの困り感や生きづらさを抱えておられたのでしょうか。診断を受けたとのことですが、本来診断は、BARUさんの困り感の軽減や今後の支援につなげるための大事なプロセスであり、決してゴールではありません。ですから、診断を受けた医療機関で、今後の生活上のアドバイスや具体的な支援施策をしっかりお尋ねなさるのが、大切な第一歩です。
 僧侶として20年以上、老若男女問わず様々なお悩みのご相談をお受けしてきましたが、「心の辛さは治りますか?」というお尋ねに、私自身がお応えすると、(ADHDやASDを抱えているいないにかかわらず)「人生は悲喜交々です。だからこそ、その人生の悲喜交々を分かち合おうとする人のつながりや、厳しい人生を生き抜ける真のよりどころに出遇えると良いですね。」とBARUさんに声をかけたいです。
 また、ADHDやASDは、単にBARUさん個人の心の問題ではありません。困り感や生きづらさは、個人要因のほかに、社会環境・養育環境が関係するといわれています。つまり、社会環境や養育環境に変化があると、BARUさんの困り感や生きづらさは軽減されるということがわかります。ADHDとASDなど(総称して発達障害とまとめられることがある。)の研究や実践・支援は、日々進化してきています。どうか、一人で抱え込まず、支援の手をさしのべてくださる方(フリースクールも含めて)と共に人生を歩んでください。
 さらに、規則正しい生活スタイルも心身の健康維持には大切ですから、心にとめておいてくださいね。
BARUさんのこれからを、私たちハスノハ・メンバー僧侶が応援しています。ご縁に感謝!!合掌

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1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。実家の西福寺で中高生を主体とする「るんびに太鼓」に所属、演奏・指導経験を通して、「人は、支えられてこそたくましく生きてゆける」と体感。青少年よみがえりの場「短期るんびに苑」にも関わる。   平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。ご法話や講演などをご希望の方は、遠慮無くお声かけください。  グリーフケアアドバイザー1級 発達障害コミュニ ケーション初級指導者 つどい・さんあい運営委員
ご相談時間はご希望をいくつかお知らせくださいね。 ◆「絵本のお坊さん」として、絵本を通じて人生を見つめ直す活動を行っています。◆死別、離婚、退職、不安など、様々な喪失を抱える方のお話に寄り添い、仏道の教えを分かち合いながら心を癒すお手伝いをしています。◆資格:グリーフケアアドバイザー1級、発達障害コミュニケーション初級指導者。

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