こんなはずじゃなかった回答受付中
転職活動をやっておりますが元々転職なんかしたくなくもっと違う人生を歩むはずだったのに親が憎い、なぜ今俺はこんなことをやっていて自分の意思で生きていない自分にも腹が立つ
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人生のハンドルを握れるのはあなただけ
「こんなはずじゃなかった」との悲痛な叫び、拝読いたしました。
転職活動の中でご自身の望まぬ現状に置かれ、親御様への憎しみと、ご自身の不甲斐なさに対する激しい憤りを感じていらっしゃるのですね。
そのお苦しみ、お察しいたします。
仏教では「一切皆苦(いっさいかいく)」と説きます。
これは、人生は思い通りにならないことばかりで、故に苦しみに満ちている、という教えです。
私たちが感じる怒りや苦しみの根本には、この「思い通りにならない」という現実があります。
では、なぜ世の中は思い通りにならないのでしょうか。
それは、私たちの存在そのものが、自分ではコントロールできない無数の偶然や条件が重なって成り立っているからです。
あなたが存在しているのも、ご両親の出会いという偶然がなければあり得ませんでした。 このように、世の中は偶然の連続であり、自分の思い通りにコントロールできないのは、ある意味で当然のことなのです。
このどうしようもない現実を、まずは「そういうものなのだ」と受け入れてみてはいかがでしょうか。
その上で、ご自身の心と向き合ってみるのです。
「自分は本当は何に怒っているのか」
「本当はどうしたかったのか」。
静かな場所で紙に書き出してみると、心が整理されるかもしれません。
親御様の言動など、変えられない過去に心を縛られるのは大変苦しいことです。
しかし、それはもう過ぎ去った事実。その事実をただ受け止め、受け流すことも大切です。
そして、視点を変えてみましょう。
今あなたは、仕事を探し、明日を生きる力を持っています。
ご自身が今ここに「生きている」という事実、そして、あなたを生かしてくれている周りの環境や人々へ、少しでも感謝の気持ちを向けてみてください。
貴重な人生の時間を、苦しみで満たすか、喜びや感謝で満たすかは、あなた自身が選べるのです。
もし、親御様の影響から逃れたいと強く願うのであれば、物理的に距離を置くのも一つの手です。
あなたの人生のハンドルを握れるのは、あなただけです。
どうかご自身の足で、ご自身の道を運転していく勇気を持ってください。
焦る必要はありません。少しずつ、できることから始めてみてくださいね。
合掌
試行錯誤しながらもあなたの求める道を
拝読させて頂きました。
あなたは本当ならもっと違った生き方をしたかったと思っているのですね。親を憎んでしまったり自分のことも腹が立ってしまうのですね。詳細なあなたのことや今までの生き方はわからないですけれども、あなたがとても悔しい思いをなさっておられることは伝わって参ります。あなたのお気持ち心よりお察しします。
あなたがそう思われるのであるならば以前のご質問にもあります様に、あなたが求めて望む生き方をこれから少しずつでも近づけていけば宜しいのではないかと思います。
あなたが学んでいきたいことにもしっかりと少しずつ向き合い取り組んでみましょう。そして働きながらも道を求めていくことはできるのではないかと思います。
以前の回答でも申し上げましたが学んでいく方々は沢山いらっしゃるのです。様々試行錯誤もあるとは思います、なかなかうまくいかないことも沢山あるかもしれないです。
とはいえあなたの大切な人生ですから誰かのせいにするよりもあなた自身でしっかり取り組んでいけばいずれ道は開けていくと思います。
あなたがこれからの未来にあなた自身が目指す人生にしっかりとお向き合いなさり、あなたが納得できる人生になさっていかれます様に、これから充実した毎日をあなた自身生き抜いていかれます様に切にお祈りさせて頂きます。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌