離婚後、元夫が亡くなりました
6年前に離婚、約10年前からの夫のアルコール依存症が要因でした。ブラックアウトの末、度々傷害・暴行事件を起こし小さい閉鎖的な地方では子供たちを守ることが出来ないと思ったことと、進行していく症状を受け止められない程私が疲弊していました。
親族に助けを求めても、見放され、結局は私も元夫の事を見放したのです。
この6年間のうちに症状は進行、若年性アルツハイマーや鬱へと..少し前からは子供のことも分からない程まで病気は進行したそうです。親族から見放され支援グループと保護観察官が面倒を見て下さっていました。約3年の保護観察が終了となる9月末、倒れているところを発見して頂きその時はまだ息はあったものの、翌朝亡くなったようです。離婚前の私の思いは、私がこの人を助ける、私じゃないと出来ないとまで思い治療も共に頑張りました。離婚後、私は元夫と共依存であったと気がついたのは暫く経ってから。今は共依存からは抜けていますが、それでもアルコール依存症という病気であった彼の手を離したのは私だ、彼から家族も子供たちも奪ったのは私だ、この病気にしたのも悪化させたのも私だと常に思っていました。
私か元夫が亡くなるまでこの罪を背負っていこうと決めいました。
亡くなってしまった今、この思いをどうしていいか苦しいです。離婚した夫であれ、縁があって一緒になり家族を作った、私にとってはかけがえのない人です。数ヶ月前まで、アルツハイマーが進行し子供たちを忘れても、私の名前を言い、離婚してないし、そろそろ帰ってくると周りへは話すこともあったとの事
遠く離れた場所で暮らす私が、元夫のお墓へは簡単には行けないことと、未だにその土地に足を踏み入れる勇気がありません。
今私が出来ることを教えてください。
日々出来ることは...
そして、この罪を私はどう償えばいいのか教えてください。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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手を合わせて、背負ってきたものからも、解放してあげましょう。
彼もよく頑張られましたね。そして、あなたの優しさにも、ありがとう。
誰のせいでもなく、彼も自分と向き合った人生だったのです。病になっても、治らなくても、そんな中で生き抜いた人を、仏様は離しはしない。今やっと解放されて、想いのままにホッとなさっていることでしょう。あなたへの感謝や家族を愛する存在となり、見守ってくださっていますよ。
パートナーとして支え合うべきだったと、責任を感じなくていいのですよ。パートナーであっても、ケアラーとしての限界はあるのですからね。共依存の状態から、抜け出すこと(距離を置く)は、それぞれを守ることにもなるのです。
彼は、支援に繋がった。あなたも、自身とお子さんの心の安定を大切にされました。
子どもの頃の親のアルコール依存は、「逆境的小児期体験 ACE(エース)」になり、後に生きづらさを抱えることにもなりかねません。離婚は、必要な選択だったのですよ。
ですから、罪悪感ではなく、支援と繋がり、自分の症状と向きあって生き抜いた彼に、「よく頑張ったね」と、弔ってあげましょう。あなたのお住まいからでもいいですし、ハスノハの個別相談でも構いません。手を合わせてあげませんか。そして、あなたが背負ってきたものからも、解放してあげましょう。
あなたの優しさに、仏様は頷いてくださるでしょう。
彼をお救いくださいますよ。
合掌
別れと罪悪感を超えて
1. あなたが背負ってきたもの
アルコール依存症は「病気」であり、本人の意思や家族の力だけで治せるものではありません。共依存という関係性の中で、あなたは限界まで向き合い、支え、治療に付き添いました。その後、子どもたちを守るために離婚を選び、生活を立て直した。これは「見放した」のではなく、「守るために選んだ」行動です。真言宗の教えで言えば、あなたはすでに大きな布施(無財の七施のうちの身施)を尽くされてきたのです。
2. 亡き元夫への思い
彼が亡くなった今も、あなたの心に「私が奪った」という思いが残るのは自然です。しかし、その苦しみは彼への愛情の深さの証でもあります。人は亡くなると仏の世界に抱かれます。あなたの「申し訳なかった」「ありがとう」という思いは、そのまま届きます。墓前に行けなくても、心の中で手を合わせるだけで、供養となります。距離は関係ありません。
3. 日々できること
写経や日記に感謝を書き添える
「ありがとう」「安らかに」と書くことで、自分の中の罪悪感を浄化する作用があります。
子どもたちへの眼差し
元夫の人生を悼みながら、子どもたちを健やかに育てることこそ最大の供養になります。
4. 「罪の償い」とは
真言宗では「罪を消す」ことではなく「光に転ずる」ことを教えます。元夫の人生とあなたの人生は、ひとつの縁の流れの中で交わり、そして離れました。その縁を「失敗」ではなく「学び」「祈り」としていくことが、償いの形です。あなたが笑顔で子どもたちと暮らし、元夫の分まで命を大切に生きることが、最高の回向(供養)になります。
どうぞ、無理に罪を消そうとせず、その思いを祈りと感謝に変えていってください。合掌し、あなたと元夫、そして子どもたちの魂が少しずつ癒されていきます。
合掌
元夫さんが心から安らかになりますように
拝読させて頂きました。
重いアルコール依存症の元夫さんがお亡くなりになられてあなたは自分を責めてしまいとても悔やんでおられるのですね。詳細な夫さんやあなたや家族の皆さんのことはわからないですけれども、あなたのその辛いお気持ち心よりお察しします。
具体的な経緯についてはわからないですけれども、夫さんはあなたと別れて様々な方々から支援を受けて生き抜かれたのかと思います。あなた自身も元夫さんと別れて少しずつ冷静に考えることができるようなり今生きていらっしゃるのかと思います。ですから別れたことは悪かったわけではないでしょうし、選択として間違いではなかったと思います。
元夫さんが必ず心から安らかになりますように心を込めてお祈り申し上げます。至心合掌 南無阿弥陀仏
あなたもどうか元夫さんが心から安らかになりますように心からお祈りなさって下さい。
あなたの思いは必ず元夫さんに届いていくでしょう、元夫さんは仏様や神様に導かれ、先に往かれた親しい方々やご先祖様が元夫さんを優しくお迎えになさって下さいます。元夫さんは仏様や神様のもと一切の苦しみや病いや迷いからも救われて心から安心なさいます、ご先祖様と一緒に清らかに何の憂いもなく円満に御成仏なさっていきます。そしてこれからもずっとあなたや皆さんを穏やかに優しくお見守りなさっていて下さいます。
元夫さんとあなたや皆さんとのご縁はこれからもずっと続いていくのです。
あなたのお気持ちなかなか割り切ることは難しいかもしれませんが、心からご供養なさりながらあなたの思いをありのまま心からお伝えなさって下さい。
あなたや皆さんがこれからも元夫さんとのご縁を大切になさり、皆さんお互いのことを思いやり毎日を健やかに生きることできますように、皆さんが仲良く幸せに生き抜くことできますように切に仏様や神様やご先祖様そして元夫さんにお祈りさせて頂きます。至心合掌



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
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(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
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