人生のやり過ごし方回答受付中
親を看病の末に亡くし天涯孤独の身になり、うつ病になりました。
亡くして2年が経ちますが未だ1人の生活に慣れることができません。
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仕事はしていますが1日の時間が経つのが遅く、まだ19時か、まだ20時か、と毎日
時計を眺めて長い1日が終わるのを待ちます。
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1人になってから物事への興味が薄れ、
本や映画なども見始めてすぐに嫌になってしまいます。周りの友人などが家族と出かけたり、必要な時に家族に助けてもらっているのを見ると羨ましくなってしまって辛いです。
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自分の特殊な状況やうつ病治療中であることもあり、パートナーを探すことへの意欲もわかず、親戚や友人との関係も薄いです。
たまに人と出かけたらみんな家族のもとに帰っていくのに自分には「おかえり」を言ってくれる人はもういない。と悲しくなってしまいます。
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ようやく30年近く生きてきた人生ですがあと何十年この生活が続くのかと考えると毎日が長く辛くてたまりません。願ってはいけないことですが病気などになってこの人生がなるべく早く終わって欲しいと思いながら過ごしています。
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この寂しさや虚しさを紛らわして過ごすにはどんな方法がありますか?
どんな生き方や考え方をすれば残りの人生をやり過ごすことができるのでしょうか?
難しい問であるとは承知ですが何かご教示いただけますと幸いです。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
M_ 様 相談ありがとうございます。
あなたはまだグリーフの中にいるのでしょうね。癒えていないのでしょう。一人の生活になった局面の新しい自分のアイデンティティが構築されていない状況と言えると思います。グリーフの中での鬱は病気ではありません。期間はそれぞれですが、癒しや安らぎを得るための時期です。必ず抜け出すときが来ますし、一日過ぎれば悲しみが一日減ると思ってみましょう。
そしてここでいう、新しい自分のアイデンティティとは、お母様をはじめご両親からの受けた愛情をあなたはこれからどう発揮していくのか(その愛情は家族が居なければ発揮できないのではなく)、趣味や仕事関係などの対人関係でどう愛情や優しさを表現していくのか等の、人との繋がりを築いていくことによって、できていくものと思います。ですので、優しく思いやりがありあなたを支えてくれる人との繋がりを作っていきましょう。出来ない自分を責めてはいけませんよ。出来ないのは悲しみや鬱のせいであなた自身のせいではありませんから。
マイペースで優しさの繋がりを作っていきましょう。
また、眼に見えることや物理的な事だけを意識していれば、孤独感や切なさが増していきますが、眼に見えない関係性、つまりご両親をはじめご先祖様との繋がり、きずな(魂との繋がりと言っていいと思います)を意識することも大切でしょう。
もしかしたら、眼に見えなくても傍に居る感覚が持てるかもしれません。
そこには、ご両親の成仏を祈る供養と自分の幸せを求める祈願という信心が必要と思います。ご自身の信じる心を大切にしましょう。
(カルトには気をつけてください、付け込んできますので)
寂しさや孤独感を軽減していくのは少し時間がかかるかもしれません。心のケアが何度も必要と思います。あきらめずにまたご相談ください。
合掌礼



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