言われた事を気にしてしまう&自己嫌悪
先日、2年生の頃まで通っていた大学の友人と話していたのですが、うち1人から僕が来年から働く職業についてバカにされてしまいました。
具体的には
・未経験でその分野苦手なのにその職に就くの?
・未経験雇うってことは使い捨てだよね
・そんな企業下請けの下請けの下請けとかでしょ?
などと言われてしまいました。
確かに相手は僕よりも頭が良く、言われても仕方がないとは思ったのですが、僕はその時に『お前の働く企業と1万くらいしか給料変わらないじゃん。』と思ったり、相手に恋人がいないことや相手の容姿を揶揄してしまうようなことが頭の中に思い浮かんでしまい、そんな自分にも嫌悪感を抱いてしまいました。
その時はグッと堪え、笑ってやり過ごしていたのですが、家に帰ってからバカにされたことに対しての腹立たしい気持ちが収まりません。
大学も違う人間ですし、もうなるべく関わりたくないのですが、どういう気持ちの切り替えをすれば、相手を許すことが出来るでしょうか。
また、今後人からバカにされた時にはどのような精神状態でいれば良いかを教えて頂きたいです。
お坊さんからの回答 4件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「間」が大切です。
アラタ 様 相談ありがとうございます。
よく、笑ってやり過ごしましたね。
それでいいんですよ。
馬鹿にした相手を許す必要はないし、怒りを向ける必要はありません。
自分の感情の揺れに気づいたら、
一瞬でもいいから、「間」(深呼吸でもいいし、自分を違う視点から見るなど)を取って、自分の長所や好きなところに意識を持っていくようにしましょう。
自分の長所や好きなところの視点に立って、しっかりとした軸を保って、
にっこり微笑んでください。
馬鹿にした相手は、大した奴じゃないことに気づくでしょう。
そんな言葉を気にする必要もないし、
比べることもない。
自己嫌悪がむだに思えてくるでしょう。
あなたはあなた。
自分の人生をしっかり歩むことに、意識を向けていきましょう。
これから大切な人やあなたに思いやりを向けてくれる人に沢山出会うでしょう。
そのようなあなたの心の支えになる人を尊敬し繋がりを作っていってください。
参考にしてください。
一礼
目先のことにとらわれないことです
拝読させて頂きました。
なるほど…そんなふうにバカにされるようなことを言われたのでは頭にくるでしょうし、付き合いたくなくなってしまいますよね。あなたのお気持ち心よりお察しします。
先ずあなたやその人も含めて人生は長いのです、これから未来は大きく変化していくのです。今の状況は永遠ではありません、これから様々に移り変わりゆくことを知ってくださいね。
今の状況だけであれこれとやかく言うのは目先のことだけしか考えていない証です。
ですから一切気になさらずにあなた自身の生きる道を歩んでいきましょう。
あなたが自ら決めた人生をあなた自身しっかりと歩んでいくことできますように、あなたがこれから人として健やかにご成長なさり充実した人生を生き抜いていかれますように切にお祈りさせて頂きます。
修行の好機でしたね。
こんにちは。ご質問読ませて頂きました。どんな経緯があったかは存じませんが、過去の大学の友だちとも話ができるというのは、素敵なことですね。
ただ、その素敵な環境をダメに使ってしまいましたね、お友だちは。「もう普段の付き合いはないから、悪し様にいってやろ」という、テレビで見たツッコミ役の真似をしたのではないか…というのが、私の見立てです。
一方、あなたは貴重な修行をされました。「攻撃されたとき、反射的に出そうになった自分の行動に、嫌悪感を覚えた」。
この「自分を観察した」ことが、私にはとても価値ある行動だと思います。それは「馬鹿にされた時にどうする?」を越えた、自分を鍛える…修行の糧としたのですから。今回の御縁を自分の成長に繋げられ(そう)なのは、圧倒的にあなたです。
なぜ怒り(や、その対応様式)が学びになるのか?整理しながらお伝えします。
①怒りは間違いない。理屈で捏ねくり回して「ヨシ怒るぞ」という人はいません。あなたの身体が、神経が瞬時に反応した、正真正銘あなたの反応です。
②怒りは願いの裏返し。普段は言語化されていないとしても、あなたの価値観が脅かされたサインが怒りです。痛みが身体の健康を脅かすサインであることに似ています。
③願いに通じる行動を考えられる。怒りへの対処は排除や攻撃ですが、願いへの対処は生産的・建設的。「具体的にはこれがお勧め」という前例もある(学び)。
ですので、「馬鹿にされた」時の対応は2種類になります…「馬鹿にされた自分がどう感じているか」を観察することで、対応が変わります。
①人を馬鹿にしても、自分は幸せにならないのに。コイツ、何か空虚な価値にしがみついているんだな…と相手を観察する。適うことなら「人をサゲたいということは、何か不満や不幸を感じているんだろうな」という仮説を持ってあげると、相手の為になることもあり得るかも知れません。
②グッときたぞ。これは、俺のどこを傷つけているんだろう。そうか、俺の願いは○○なんだな。ああ良かった。俺は俺に期待してるじゃないか(相手の馬鹿にした言葉はスルーです)。
ただし…「相手にとっては馬鹿にしてやろう」と思っての発言ではない可能性も、あるかも知れません。そこは…本人に確かめてみて。「俺のこと馬鹿にしてる?」って。
あなたを侮辱した言葉は、あなたの価値を一つも減らさない
あなたが受けた言葉は、理不尽で、尊厳を踏みにじるものでした。
そして、その言葉に心が揺れ、相手を見下すような感情が一瞬浮かんだもの、
それは「人として当然の反応」です。
あなたは何も悪くありません。
むしろ、口に出して言い返さず、笑ってその場を収めたあなたの方が大人でした。
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1. 相手の言葉は、相手の“器の大きさ”から出ているだけ
侮辱とは、相手が自分の不安や劣等感を処理できず、
“外へ吐き出している”だけの行為です。
仏教では
「他人の言葉は、その人の心の状態を示す鏡」
といいます。
あなたの価値とは、一切関係ありません。
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2. 相手を見下す気持ちが浮かんだのは、心を守るため
侮辱された瞬間、反撃する考えが浮かぶのは防衛本能であり、
あなたが傷ついた証拠です。
大切なのは、
その感情に飲み込まれず、行動に移さなかったこと。
それだけで十分、人として立派です。
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3. 許すとは「相手を肯定すること」ではない
許しとは
“心の中心から相手を降ろすこと”
ただそれだけです。
あなたが距離を取る選択は、とても健全な判断です。
人間関係とは、無理して続けるものではありません。
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4. 今後、バカにされたときの心の置き場所
次の3つを持っておくと心が乱れにくくなります。
1. 「言葉=その人のレベルからしか出てこない」
低い言葉は、低い心から生まれるだけ。
2. 「事実」と「相手の感情」を切り離す
侮辱は事実ではなく、ただの“感情の投げつけ”。
3. 自分が選んだ道を他人の浅い言葉に汚させない
あなたの選択は、あなたの人生から生まれたもの。
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【最後に】
あなたは侮辱されてよい人ではありません。
その場で理性を保てた時点で、あなたはすでに相手を超えています。
どうか、自分の歩く道に誇りを持ってください。
あなたは間違っていません。
合掌
質問者からのお礼
お答えいただき、本当にありがとうございました。
お陰で気持ちが晴れて、今自分がやるべき事をきちんとできています。
重ねて、本当にありがとうございました。



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できれば、事前にメールで相談内容を教えていただければ、スムーズなセッションになるように思います。
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