自殺したら地獄に行きますか?
昔、「地獄」という本を読んで自殺をしたら地獄で罰せられるという話を見ました。
自殺をして地獄に行かないようにするにはどれだけの徳を積めばよいでしょうか。
これまで家族に優しくしたり、努力はしたつもりです。
それでも今までの行いはすべて水泡に帰すのでしょうか。
お坊さんからの回答 5件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
考える何かを抱えているのなら、安心して生きる道を一緒に歩もう
人は、いろんな想いを抱え生きています。悩むことも、もがくこともあります。そんな苦悩を抱え、懸命に生きているいのちを、仏様はご覧になっておられますよ。
救いたいと、願いをかけて、この私にはたらいてくださっています。仏法を聞くということは、救われていきたいという人の心でもあります。
どんないのちも、どんな生き方も、どんな最期も、仏様のお救いは届いていきます。
あなたの家族への想い(努力)も、ご覧になっておられるでしょう。仏様に手を合わせていきませんか。あなたのいのちを、慈しんでくださいますよ。
そして、「自殺」を考える何かを抱えておられるのであれば、ひとりで悩まずご相談ください。安心して生きる道を一緒に考えていきましょう。
徳を積む道を探されているあなたには、希望の光が届いています。
ご相談ありがとうございます。あなたがこれまでご家族に優しくし、懸命に努力されてきたこと、その尊い行いは決して水泡に帰すことはありません。どうかご安心ください。
「地獄に行かないためにどれだけの徳を積めばよいか」と思い悩まれていますね。しかし仏教では、私たちが自らの計算で徳を積んで罰を逃れるのではなく、仏様の深い慈悲が、今まさに苦悩しているあなたをそのままの姿で包み込んでいると説きます。仏様があなたを見放し、罰するようなことはありません。
ただ、文面からあなたがどれほど深い辛さを抱え、心が疲弊しているかが伝わり、大変案じております。死を意識せざるを得ないほどの苦しみは、心が限界を迎え、専門的なケアを必要としているサインでもあります。どうか一人で抱え込まず、「いのちの電話」などの相談窓口や、心療内科などの医療機関を頼ってください。
徳を積む道を探されているあなたには、まだ生きる希望の光が残っています。過去の素晴らしい善行を誇りに思い、まずはご自身を休ませ、専門家の助けを借りて、今あるご自身の命を大切になさってください。
拝
縁起寺 釋聴法
正解はないですが、どうすればよいかは分かります
地獄に行くことは「罰」ではありません。今生の生命が尽きる時点で、地獄に行かなければならない業を持っているというだけです。
たとえば、朝起きたら39度の熱があって咳も出ていたら、学校や会社ではなく病院に行かなければなりません。風邪を引いた「罰」で病院に行くのではないのと似ています。
自殺と他殺は、その行為が自分に向いているか他に向いているかの違いだけで、殺生という悪行為であることにはかわりありません。
殺生は非常に重大な悪行為で、地獄に行く業を形作る可能性がぐんと高まるということは言えるかもしれません。ですが、次の世にどのような形でどの世界に生まれるかということは、膨大な数の因と縁が複合した結果ですので、殺生すれば必ず地獄に行くかといえばそうとも言えません。
輪廻転生を方向づける無数の因縁の複合の形は、それぞれ個別の生命によって違います。何ポイント溜まったら極楽行き、何ポイント足りなかったら地獄行きというようなポイント制ではありません。ですから「自殺をして地獄に行かないようにするにはどれだけの徳を積めばよいか」という問題に正解はありません。きちんと予防接種を受けている人がインフルエンザにかかったのに、一度も受けていない人が結局かからなかったりするのに似ています。
しかし、このたとえで言えば、私たちは予防接種をきちんと受ければインフルエンザにかかりにくくなることは分かっています。わざわざ人混みの中に入っていかないようにしたり、うがい手洗いに気をつければかかりにくくなることは分かっています。同じように地獄に行かないためには何よりも、自殺をいう重大な悪行為をしない、ということが私たちに分かる正しい道筋になると思います。
ご質問ありがとうございます。
自殺したら地獄に行くのではありません。自殺したいと思う今の状態、状況が既に地獄になっているのです。ですから地獄にならないようにする為には、今の状態、状況をもっと楽になるように変えていくことが大事です。あなたの場合は持病に苦しんでいる中でも医師の助力のもと頑張って自分をコントロールしているようですからそれを継続するのがいいでしょう。怒ったり切れたりしないようにいつも冷静でいるようにしましょうね。また、家族に優しくしていてすばらしいです。ただそれに加えて家族以外の人にも優しく接することができたらもっと良いですね。他人へ優しくすることは回りまわって自分に返ってきますからね。そのような生活のなかで自殺しなくていい、生きていい、ここにいていい、そう思ってくださいね。自殺しなくていいんだと思った時に地獄ではなくなるのですからね。お釈迦様の教えは自分をコントロールしなさいという教えです。あなたは誰よりも自分をコントロールしようと頑張っていると思いますよ。その調子でこれからも自分の人生を自分らしく歩んでくださいね。
南無阿弥陀仏と念仏を唱える
南無阿弥陀仏、
なむあみだぶなむあみだぶなむあみだぶなむあみだぶ
と念仏を称(とな)えて極楽浄土に往生(転生)したいと願う者は、阿弥陀仏の力で極楽浄土に往生できる。
経典にはそのように説かれています。
極楽浄土には地獄・餓鬼・畜生の三悪道はいないので、念仏すれば地獄行きから免れることになります。
ですからご安心ください。
なお、希死念慮が何日も続く場合はメンタルヘルス不調の可能性がありますので、心療内科等にご相談してみても良いと思います。



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