職場での不公平感から解放されたい
私はサラリーマンをしており、つい最近、過労による鬱病で休職しました。現在は復職しており問題なく働けていますが、不公平感に常に苛まされています。
私は月の休日が3日しか取れないほど働いているのに、私に仕事を振る他の部署の同僚は、毎日20時か21時頃にはさっさと退勤してしまいます。
職掌のうえでは私が担当する仕事には違いないのですが、その同僚は私を進捗報告の会議の報告などのメール連絡で充分であろう些事に毎日呼び出すため、私が実際に手を動かして自分の仕事ができるのは夜21時を過ぎた頃からです。
私が毎日なん時間も会議室に押し込まれ、出席を怠ると叱責される立場だと知っていてなお、平気で業務を私に手渡して早々と帰る姿に怒りを覚えてしまいます。
先日、とうとうその同僚に対して、「あなたが毎日不必要な会議に呼びつけるから実働が遅れているというのに、業務の進捗ばかり催促するのはどういった了見か。そんなに早くしてほしいのならば自分も少しは残業して手伝うなり、会議の頻度を減らすなり、頭か手のどちらかくらいは使ってはいかがか」と声を荒げてしまい、その同僚を職場で泣かせてしまいました。
残業代が少ないため、残業するほど時給あたりの待遇は悪くなります。
理屈では私と同僚の業務範囲は異なることは分かっているのです。ただそれでも、私は同僚よりも苦労している、自分ばかりが損しているという風に他人と比較して不公平感をずっと感じてしまいます。
私はきっと職場のメンバーから客観的に見て嫌な人間です。
比較から抜け出すのはどうすればよいのでしょうか。
お坊さんからの回答 4件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
不公平感や業務量の偏りは必要な問題提起。声を上げた自分を評価
あなたの怒りは当然のことで、その主張は筋が通っていると思いますよ。相手が何故泣いたのかわかりませんが、あなたの伝え方の問題でしょうかね…。ですが、あなたも、限界が怒りにもなっていたのですよね。
あなただけが負うことではなく、必要な問題提起なのです。不公平感や業務量の偏りは、大事な人材を活かすことなく、疲弊させ不満や信頼関係に大きく影響を与えてしまいます。今回のことで、あなたの置かれていた状態や仕事の進め方を職場全体で見直していけたらいいですよね。
もっと早い段階で、報告し合える関係を築いていけたらというチームワークの課題としても、見直していけたらいいですよね。
ここまでよく頑張られましたね。本当にお疲れ様でした。嫌な人間だと思う人は表面しか見ていませんが、大事な気づきと考える人もいらっしゃるでしょう。声を上げた自分を褒めてあげましょう。労いながら、無理なく務めてくださいね。
SOS
ご相談、ありがとうございます。
まず、あなたの怒りは真っ当です。月に休日が3日で、鬱で倒れた経験がある。それでも諦めずに復職して、毎日深夜まで歯を食いしばって働いている。その状況で怒りが溢れたのは、あなたが「嫌な人間」だからでは決してありません。それだけ真剣に、誠実に仕事と向き合ってきた証拠です。どうか、自分を責めないでください。
「他人と比べるから苦しい」とはよく聞く話です。でも、あなたのその不公平感の原因はそれではありません。実際に「不公平な状況」に置かれているからです。
問題は比較するあなたの心ではなく、比較せざるを得ないほど差がある「現実」の方にあります。だから、比較しない自分になろうとして苦しむより、その差を少しずつ縮める方向に力を使う方が、ずっと自然で建設的です。
具体的な対処として、まずは記録を残しましょう。会議の頻度、退勤時刻、休日出勤の日数、それらを客観的事実として数字にする。これはあなたを守る大切な武器になります。
次に、上長に現状を伝えてください。「同僚が悪い」という話としてではなく、「このままでは再び倒れてしまうかもしれない」という話として。鬱からの復職者に対しては、会社側にも配慮する義務があります。
感情論ではなく、労務管理の問題として話せると、周りも動きやすくなります。一人で抱え込まないでください。
また、会議への出席についても整理を求めてください。全部出る必要があるのか、報告だけで済む回があるのか、上長を通じて仕分けしてもらう。あなた一人が我慢し続けることが、解決策ではないのです。
人は「自分だけが損している」と感じるとき、どうしても比較の対象に意識が引っ張られます。同僚が早く帰る背中が、やけに目に刺さる。その気持ち、よくわかります。でも、その視線を少しだけ、自分自身に向けてみてください。今日も倒れずに働いた。それだけのことを、ちゃんと認めてあげてほしいのです。
これは「我慢しろ」という話ではありません。状況を変える努力をしながら、同時に、今日ここまで踏ん張った自分を、もう少し優しく見てあげてほしい、ということです。
鬱から立ち直って、毎日深夜まで働き続けている。それだけで、本当に相当なことです。あなたは十分すぎるほど、頑張っています。どうか適切な措置を講じてもらえますように。
小さな一歩から、ご自身を大切にする方向へ動いてみる
「自分ばかりが損をしている」というご相談、拝読しました。
夜遅くまでのお仕事、月にたった三日のお休み、しかも過労による休職を経ての復職とのこと。
本当にお疲れ様です。
ここに至るまであなたが背負ってきた重さは、私の想像を超えるものがあります。
同僚の方を泣かせてしまったのは、あなたが鬼のような人間だからではありません。
限界まで追い詰められた人間から漏れ出た「悲鳴」だったのだと思います。
ご自身を「嫌な人間」と責めないでください。
本当の苦しみの根は、早く帰る同僚への羨望ではなく、仕事を通じて「安らぎのある時間」を作れないことにあるのではないでしょうか。
「比較から抜け出すには」とのお問いですが、正直に申し上げて、人間が完全に比較から逃れることはできません。
お坊さんとて同じです。
ですから比較そのものを消そうとするのではなく、「何と比較しているのか。その物差しは本当に正しいのか」を点検してみてはいかがでしょう。
ご相談文に「同僚は二十時か二十一時にさっさと退勤する」とありましたが、本来、その時間帯は「さっさと帰る」時間ではありません。
十分に長時間労働です。
今の環境に身を置くうちに異常な働き方が標準となり、物差し自体が歪んでしまっているのです。
仏教には「正命(しょうみょう)」という教えがあります。
八正道のひとつで、自分の命を損なうような生計の立て方は正しくない、という教えです。
心身を犠牲にして働き続けることは、仏法から見ても本来のあり方ではありません。
ではどうすればよいか。
まずは自分が何に苦しみ、何に怒っているのかを少しだけ見つめ直してみてください。
そのうえで、今の環境が本当に自分に適しているのかを改めて考えてみる。
他人は思うようには動きません。
「自分がより良い状況になるためにはどうすべきか」
へ視点を移すことです。
今すぐ転職を決める必要はありません。
「今いる場所だけが世界ではない」
と知るだけで心に余裕が生まれます。
得意分野を整える、別の道を調べておく。
「逃げ道がある」という安心感そのものが、今の苦しみを和らげてくれるはずです。
待っていても環境は変わりません。
小さな一歩から、ご自身を大切にする方向へ動いてみてください。
それが「正命」への歩みです。
合掌
お辛さが伝わりました。
ご相談拝読しました。
過労で休職に至るほど働かれた中で、なお職場に戻り日々業務をこなしておられること、そのご苦労は並大抵のものではありません。不公平感や怒りを覚えるのも無理はないことでしょう。
私も30年サラリーマンを経験しました。御前様は当たり前、タクシーで連日帰宅。土日出勤もという時期があました。本当に疲弊します。自分がいまどこで何をしているのか?ふと、我に帰る時もありましたね。
同情いたします。
ただし、その苦しさを「同僚との比較」に置き続ける限り、心は休まりません。20時や21時まで働くことも決して楽ではなく、本質は個人の問題ではなく、業務配分や会議運用といった職場全体の構造にあります。
物事は一因ではなく重なりによって生じます。これを 縁起 と申します。今回の状況も、同僚だけでなく、組織の在り方とご自身の責任感が重なった結果です。
そしてもう一点。義憤は理解できますが、怒りに留まり続けても状況は変わりません。向けるべきは個人ではなく仕組みです。上長への相談や業務整理を図ること。それでも改善しないのであれば、その職場自体に無理があります。
ご自身の心身を守ることを優先に、必要であれば環境を変える決断もまた、逃げではなく大切な選択です。上司に言うべきこと冷静にいい、変わらない場合は、転職も選択肢かと。
どうか無理だけはなさらないでくださいね。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。
◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート
◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。
(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )