受戒をしたい
仏教について勉強して、日常生活にも取り入れている者です。
最近、『授戒』というものを知り、私は亡くなったときではなく今新しいお名前を受けてより一層心を込めて生活をしたいという風に思うようになりました。
私が、『この教え素敵だな、身に付けたい』と思っている宗派と、実家のお墓のある宗派とが違っているので、実際に近所のお寺に行ってお坊さんに授戒について質問してみました。
生きてるうちに授戒するのは珍しい。別に尼僧になりたいわけじゃないでしょ?今じゃなくてもいいんじゃない?
とのことでした。
私はそのお寺の檀家でもないし、ましてや実際のお坊さんのように厳しい修行をしたわけでもないのに、急に来て質問して図々しかったな…と凄く反省し恥ずかしいなと思い落ち込んでいる日々です。
やはり授戒を受けたいと思うのはマズかったのでしょうか?
そのお坊さんとの関係性が構築されてないからかな?とも思ったのですが、そもそもお寺との繋がり方もいまいち分かりません…。
失礼な質問だったら申し訳ないです。
良ければ教えていただきたいです。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
日常の生活をどのように送るのか。生き方の指針となっていく。
仏教の宗旨によっても違いはあるかなと思います。
浄土真宗における『法名』は、阿弥陀如来の救いを信じ、仏弟子となった証となる名前です。仏教の教えに生きることを誓った人に与えられる、仏弟子(お釈迦さまの弟子)としての名前なんです。
僧侶になる・ならないではなく、皆同じ仏様のお救いを喜びながら、日常の生活をどのように送るのかと、生き方の指針となっていくものでしょうね。そう考えると、仏様とともに、尊い名乗りとなっていきますね。もちろん私にも法名がありますし、門徒(だから檀家)さんにも法名がありますよ。みんな、仏弟子なのです。嬉しいことです。
浄土真宗にご関心がありましたら、いつでもご相談くださいね。
まずは、五戒・八戒の実践をされてはいかがでしょうか
仏の戒(いましめ)を受けて、それにしたがって生きて行こうと思われることはすばらしいことです。
一方で「受戒」はそれぞれの宗派の教説や組織の仕組みと密接につながっている儀式なので、簡単に「はいどうぞ」と言えないという側面もあります。
仏戒には、お家にいて日常生活をおくりながら仏の教えにしたがっていこうとする人、出家して僧侶として生きていくと決めた人それぞれに受けるべきとされるものがあります。一般に在家の方が受けるべきと考えられているのは以下の「五戒」と呼ばれるものです。
(1)不殺生戒(ことさらに命あるものを殺さない)
(2)不偸盗戒(自分のものでないものを手に取らない)
(3)不邪淫戒(不道徳な愛欲にとらわれない)
(4)不妄語戒(嘘をつかない)
(5)不飲酒戒([現在では薬物も含め]酒類など酩酊するものを取らない)
特に決められた日には出家の生活をしのぶために、さらに三つの戒を加えてこころがけることが奨められます。
(6)不過日中食戒(正午をすぎて食事を取らない)
(7)不歌舞飾身戒(音楽や芝居を見たり身を飾って浮ついた心にならない)
(8)不座高広床戒(ぜいたくなベッドや敷物を使わない)
在家の仏弟子が実践できる戒はおおよそこの範囲であろうと思われます。実際、本当に実践しようとすればこれだけでもかなりハードです。
戒は破ってしまったらそれでもうダメというものではなく仏の教えにそって生きて行く時のガイドラインですから、日常生活の中でちょっと間違ってしまったとしても反省して懺悔すればよいとされています。
それらしく儀式をして戒名を授かったとしても、それだけで何かが劇的に変わるということはありません。できる範囲で無理なく実践をつづけられることの方が大切かと思います。
仏戒は本来、戒を授ける資格を持つ出家者から受けるものですが、そのような出家者が身近にいないなど環境が整わない場合には自分自身が「仏戒を受けて実践に努めます」と誓うことで受戒が成立すると認められています。これは「自誓受戒」と呼ばれるものです。お釈迦様のあとを継いだ摩訶迦葉尊者も(戒の種類は違いますが)自誓受戒であったともいわれています。
まずは、この五戒・八戒をこころがけて生活を送られる実践をされると良いのではないでしょうか。
仏弟子となることです
拝読させて頂きました。
あなたが仏教を学んで毎日の生活の中で役立てていきたいと思っておられるのですね。あなたがそのように思うことはとてもありがたいこととして受け止めさせて頂きます。
授戒するということは仏弟子になるということ、そして戒律を守りますと仏様にお約束なさることです。
その約束のもとに戒名が与えられるのです、つまり仏弟子としてのお名前です。
一般的にはお通夜や葬儀の際にお戒名は与えられます。しかし生きているうちに与えられることも当然ながらあります。そして生きていくうちに与えられるのが本来の姿です。
それぞれの宗派では実際に授戒会を実施しております。私が所属しております浄土宗でも一般の方向けに授戒会を開催している本山やお寺もあります。
私は戒の専門家ではありませんので参考まで戒について浄土宗大辞典をリンクさせて頂きます。
https://jodoshuzensho.jp/daijiten/index.php/%E6%88%92
ですから『あなたがこの教え素敵だな、身に付けたい』と思っている宗派にもお問い合わせなさってみてもよろしいのではないかと思います。
おそらく信徒になるにあたり事前に説明があるでしょうし、様々な作法があるかと思います。ぜひ一度宗派の宗務庁や本山にお問い合わせなさって下さいね。
あなたがこれからも仏教を学んで日々の生活に役立てていかれますように、心安らかに豊かな人生を生き抜いていかれますように切に仏様にお祈りさせて頂きます。至心合掌



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