戒名と借金、助けてください回答受付中
宗派:曹洞宗
戒名について相談です。
質問1
戒名とは、代々付けていかないといけないモノでしょうか。
質問2
お金を払い戒名を授かるのは、仏教の示す戒名の本来の意味と矛盾を感じています。仏教に関心がなく私欲に生きた人が、戒名をつける姿に疑念を感じます。お金があれば救われる、仏様との縁を結べるなら世の中、金ばかりです。壺を買わせる宗教とかわりません。
質問1.をした理由は、父が言うには戒名をつけないと次の世代が戒名を付けられなくなるらしいっと頭を抱えていたからです。経済的に戒名を付ける為に、借金が発生してしまいます。祖母が95歳で覚悟しないといけない段階です。しかし、父も母も借金まみれ、借金もできない程の環境です。そんな私も親や兄弟が、理由で借金まみれです。死にたいです。同じく兄弟も借金まみれで、家族で借金ばかりです。見栄や情で、お金を使う人々です。戒名をつける余裕もないの借金をしてでもする可能性があります。将来が不安です。
質問2、祖母や兄弟の姿をみると私利私欲にまみれた人です。仏教の教えなど一般知識程度で、仏教の教えとは程遠い人です。そんな人でも戒名をつければ、戒名がもう意味合いをもらえるのか疑問に思いました。
仏教の教えに向き合わず、戒名をもらっていいのか、戒名をつける為に借金するしかない絶望、父と母の時がきたら借金せざるおえない未来。
お金を持っていない自分は、親不孝に感じて辛くも感じます。父と母の番になったら、兄は私と弟が借金すればいい、お金を出させればいいと考えています辛い。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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戒名はお金で買うものではありません
(1)戒名は個人が仏弟子になる(あるいは、仏弟子であったとみなす)場合に授けられるものです。あくまで個人のものですから、代々の先祖~子孫の流れの中で、仏弟子でない=戒名がない方がいても不思議ではありません。また、そのことが子孫の方に影響して仏弟子になれない=戒名が授けられなくなるということはありません。
(2)戒名は仏弟子として生きる名前です。たとえていえば、芸能人の芸名に似ています。
茶道や華道の「名取り」とは、少し違います。「名取り」は、その道で修練して一定の力量を認められた時に頂けるものですが、戒名は入門したその時に授けられるので、戒名があることが仏弟子としての力量や知見を保証するものではありません。そういう意味で、芸名が芸能人としての力の有無を示すものではないことに似ています。
芸名をつけたからといって、それだけで芸能の仕事が得られるわけではありません。同様に戒名を授かったからといって、それだけで仏の救いが得られるわけではありません。
「戒名料」という不思議な科目が一般化しているので誤解が広まっていますが、そもそも戒名はお金で買うものではありません。何かのサービスの対価ではありません。
お寺との縁が薄くなっている現代では、菩提寺様と会うのはご法事、ご葬儀の時だけというケースも珍しくありません。お寺は基本的に檀信徒の皆さんから頂くお布施で運営されています。年に一度、数年~十数年に二、三度くらいしか会わず、お布施もその時だけというケースが増えれば、その数少ない機会に、ある程度まとまった額をお願いしたいというのは、お寺の運営という立場からはやむを得ない面もあります。
現代は、サービスとその対価という商行為によるお金のやりとりが大半ですから、お布施という馴染みのないあり方でまとまった金額を出さなければならないということは誰しもピンときません。それを解りやすく説明するために考え出されたのが「戒名料」という不思議な科目なのだろうと思います。
本来サービスの対価ではないものを、そうであるかのような名前をつけることで、かえってわかりにくくなっています。
お布施は檀信徒の皆さんに、可能な範囲で納得して頂戴するのが本来です。
金額の面で困難な事情があるならば、率直に菩提寺様にお話しして、ご相談されることをおすすめします。


