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三回忌について

回答数回答 2
有り難し有り難し 11

以前より何度も質問させて頂き、大変お世話になります。

この10月で母の三回忌を迎えます。
以前よりお寺様のことで何度か質問させて頂いておりますが、お墓が他県にあるため、葬儀社からの紹介のお寺様に一周忌、初盆、二年目のお盆(今年)とお経を頂きました。
それまではお寺様から、ハガキでご連絡頂き、その日に合わせて用意してお迎えしておりました。
今回のお盆は二回目なので、一周忌、初盆より若干金額を下げてお布施をしました。それとは別にお車代も。毎回、法話もなく二回目のお盆にも世間話的な会話ですぐに帰られました。

もうすぐ三回忌、毎回頂いていたハガキもありません。
お盆のお布施が悪かったのかとも思ったり…
三回忌にもなると、こちらからお願いするのが常識なのでしょうか?
十数年前に父親が亡くなったときに葬儀社からの紹介で来て頂いた同じお寺様で、当時色々あり、お断りしたこともあり、そのことも以前ご相談させて頂きましたが、結局、お寺様にお経も頂かないのもどうかと思い、同じお寺様に来て頂きました。お寺様からいつ伺いますとハガキが来たのもあったことや、こちらのサイトで質問させて頂いて、ご回答の内容からもそうしました。

長くなりましたが、これを期に事あるごとに考えないといけないお付き合いより、以前より、供養とは気持ちであると何度もご回答を頂き、家族で(といっても私1人ですが。兄がおりますが、人間は死ねば終わりという考えで、線香の一本もあげには来ません。)供養していくのも、またひとつの供養の形ではないかとおもうのですが、いかがなものでしょうか?ちなみに真言宗です。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご本人がおっしゃる通り供養は気持ちです(^_^)。

あんくま様
お寺さまとの仏事の件でのお付き合いに大変お疲れの事と存じます。
僧侶の立場からこのような事を申し上げるのは何ですが、供養には人それぞれの考え方があり、一応にそれがよいと決めつけることはできません。だから、僧侶をお招きしない供養を故人さまの為に行うことは何ら私には反対はありません。
ただ、僧侶をお呼びする供養の意味はあると思うのです。それは今まで連面と形や規模は異なりますが昔から続いていることがそれを証明しているのではないでしょうか?。
探してみられたらいかがでしょうか?。あなたの思う供養に触れてくれるおぼうさんがきっといらっしゃるはずです。
今いちど僧縁を求められても決して悪くないと思います。必ずやあなたにそのような僧侶のお方を仏さまが引き会わせて下さるはずです。応援しています。

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おきもち

みなさん、こんにちわ。童楽寺の副住職の小林裕淳(ゆうじゅん)といいます。悩...
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供養を通した自己の向上と社会貢献

「菩提寺を持つ」ということ
それだけで素晴らしいと思います。
お寺の維持に貢献をしてくださってありがとうございます。
霊園にお墓を持つ無宗教の方の多くは個人で供養されている方が多いと思います。
それはそれで一つの在り方です。
ですが、あえてお寺で供養をされる方や菩提寺を持たれる方は実は大きな功徳につながります。
なぜなら檀那・ドナーになるからであります。
ドナーとはここでは献体の事ではなく(原義は同じですが)、檀那、布施者の意味です。(^<^)
およそ人って、自分の事にしかお金を使いません。
私も若い頃は自分の事ばかりにお金を使っていました。
この世に生を受けて一生死ぬまで自分のことだけにお金を使っていくというのはこの世で受けた恩に報いる行為をしない、天地自然、神仏の恵み、恩に報いる事を放棄するということです。
私には神仏に恩などないと言われる方もあるやもしれませんが先祖との深いかかわりを慮ってください。そういう吾我的な生き方ですと、心が渇くのです。そういう心をこそ実は無宗教、非宗教的生き方と言うのです。
菩提寺を持たれる方、お寺さんとのつながりのある方は、古くからある、日本の和の精神、仏の智慧、慈悲、悟り、安らぎの心を広める事に間接的に支えてくださっている方々なのです。
私が住職地として授かった安穏寺という寺は廃寺状態で青空寺院でした。
維持して下さる檀家さんもいなかったからです。
お寺を支えてくださる檀家さんがいなければお寺が無くなり、法が廃れます。
ですが、先代住職の大発願によって安穏寺が再建いたしました。
檀那、檀家さんがあったからこそ、こうして私も世間様への報恩行の一つとして、お悩み相談をさせて頂く機会を得ております。
寺院は病院が体を治すところであるのに対して、僧侶はあらゆる心の病を治すことが本業です。
ですから菩提寺を持たれる方、お寺さんと檀家さん関係にある方は、日本に古来からある「お寺」という宗教施設、宗教活動、人の心の幸せ活動に大いに貢献をされている方なのです。
このhasunohaも広い眼で観れば、インターネット上の駆け込み寺ですから運営本部の井上さんや堀下さんなどは大きな❝布施者❞でもあるという訳です。
回答にはなりませんが、お寺という日本古来からのみなのやすらいどころを護持して下さってありがとうございます。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

小林裕淳様
ご回答、ありがとうございます。
やはりお寺様にお願いする方が良いのですね。
確かに私も素人が見よう見までお経を読むより、徳を積まれたお坊様にお経を頂くほうが故人もにとっても良いのではないかとも思います。
あまり猶予はないのですが、よく考えてみたいと思います。
といっても、やみくもにあちこちのお寺様に電話するのもどうかと思いますし、やはりお墓のあるお寺様に相談した方が良いのですかね。

丹下覚醒元様
今回もご回答、ありがとうございます。
お寺様との関わり、お布施をすること等

丹下覚醒元様
今回もご回答、ありがとうございます。
お寺様との関わり、お布施をすること等の意味はよく分かりました。
葬儀の時に何年に何回忌であるという一覧表を、連絡をしますと渡されました。
今年のお盆もお寺の方から日程が決められたハガキが届き、8/7に伺いますと。こちらの地域ではお盆は8/13から8/15がとなっているので、来られた際に、早いですがもう両親やご先祖の霊は帰ってきてるのでしょうか?とお尋ねすると、お気持ちの持ちようですから…と。1日に10軒程度まわり、それでも9月に入るお宅もあるとのことでした。
お盆までは、茶話会のお知らせや、本山へのバスツアーのお知らせ、施我鬼供養のお知らせ等々沢山きていましたが、パタリとなくなりました。
やはりお布施の金額か何か失礼があったのかと思います。
三回忌まであまり日にちもないので、自分でお経をあげてとも。以前、お経は誰が読んでもお経とのお言葉をこちらのサイトのご回答を頂いたこともありました。

丹下様
お名前をご入力してしまい、大変失礼いたしました。
しかも二度も…
編集、削除が出来ないシステムになっておりますので、お許しください、申し訳ありません。

色々とアドバイス頂きありがとうございます。
どうしたものかと考えておりましたが、せめて三回忌までは、やはりお寺様にお経を頂きたいと思い、かといっていつものお寺様にお願いする気にもなれず、近くのお寺をネットで探しておりましたところ、たまたまNPOかけ込み寺という相談電話を見つけ、ご相談させて頂いたところ、やはりお寺様に来て頂いた方が良いとのこと。遠くても菩提寺にご相談された方が良いとご回答頂き、思いきって菩提寺に電話しました。
奥様が電話にでられたのですが、これまでのご無礼のお詫び、体調が悪いためお寺に出向けない旨をお話したところ、命日の日はご住職の予定はなく、遠くても来て頂いただけると快くお引き受け頂きました。
本当に安心しました。これまでも相談させて頂いたご回答で、菩提寺に確認をと仰って頂いたのに、私自身が頑なに、遠いし、今までお付き合いさせて頂いてないからと遠ざけておりました。
今回は本当に反省しました、折角のご回答を真剣に受け入れられなかった頑固さと、思い込みの強さに。
こんなことなら、もっと早くご回答頂いた通りに素直に菩提寺様に連絡すべきでした。
そして、遠くまで来て頂くご住職、hasunohaでご回答頂いた先生方、NPOかけ込み寺の方に感謝申し上げます。
無事に三回忌法要が行えますよう、準備したいと思います。
皆様、ありがとうございます。

改めまして、先日無事にささやかながらも三回忌法要を終えました。菩提寺のご住職も代替わりされ、先代の住職が他界され修行中で住職になられたことや、供養の事、お経のこと等々お話しさせて頂き、また長時間、丁寧なお経を頂戴し、さぞ両親だけでなくご先祖様も菩提寺のご住職にお経を頂き、喜んでいるのではないかと思い、喜び、安心しました。本当にありがとうございました。

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