「今までは　他が死ぬと思いしに　我が死ぬとは　これはたまらん」

こんな感じの句を聞いたことありませんか。
お医者さんの句だったかな？（詳細は忘れました）
日頃から死にふれているお医者さんや、たぶん私たち坊さんも、いざ自分の死が直面した時は怖くて仕方ないと思います。

でも、それに怯えて日常生活に支障が出るのはマズイですね(^^;)

祖師の「臨終のことを習って、後に他事を習うべし」という言葉があります。
一言で表すなら「死に方を考えろよ」ってこと。
私は、最後は笑って家族に感謝を告げながら逝けたらいいなーと思ってます。
じゃあそのためにどう生きるか？
って、結局死に方を考えることは生き方について考えることになります。

死は、それが単品じゃないんですよね。
生死でセット販売。表と裏。スタートとゴール。
「突然やってくる怖いモノ」なんかじゃない。
こうやってすぐに思えるようにはなかなかなりませんけどね；

余談ですが、私は死んだあとはしばらくは幽霊暮らしも楽しんでみたい（笑）
あと、浄土っていいとこらしいですよ(^^)
死んで無になろうと思ってる人もいますけど、どうせなら死んだ後も楽しく過ごしたいですね～

一度しかない人生、一度しか経験できない死。どちらも大切なものです。

日顕

正念寺

困っている人や悩んでいる人にとって、仏さまの教えが少しでも良薬となれること...

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